日常に潜む爆弾? スプレー缶の扱いに注意

日常で普及しているスプレー缶。
燃料ガスといったものから、防虫・消臭・清涼スプレーなど大人でも子供でも使う機会があると思います。
しかし取り扱いを間違えると、一気に命の危機になりかねません。
ニュースなどでガスやスプレー缶が原因の事故があるので、少し調べてみました。

スポンサードリンク

火に注意!

まずスプレー缶を扱う際に絶対覚えるであろう火に近づけないこと。

燃料ガスはもちろんのこと、防虫や清涼スプレー缶でも可燃性のあるものが殆どです

ストーブなどの火のそばに近づけたりするのはもちろん、ガスに着火して火炎放射ごっこや、たき火にポイなんてもっての他です!

ニュースでも見るでしょうが、まるで手榴弾かと思うくらいの爆発が起きます。
ちょっと離れているくらいじゃ、缶の破片などが飛んできて身体に刺さる可能性も充分あります。

決して火の近くに放置するのはやめましょう。

高温に注意!

火と同じく高温にも注意が必要です。
注意したいのがこの高温とは、40~50℃くらいの温度でも適応されます

高温にさらされ続けるとスプレー缶が膨張して爆発し、中の液体が撒き散らされます。
もし近くに火があると爆発あるいはそれに近いくらいの炎上が起きます。

これらの状況になる事例をいくつか紹介します。

ガスコンロ

ガスコンロの上に鉄板などを乗せて調理する場合、絶対にガス缶の上に鉄板がないよう配置してください

熱せられた鉄板がガス缶に近い・接触すると、ストーブの前に置くより危険な状態になります。
特にニュースなどで取り上げられるケースが、ガスコンロを2台以上並べて使用した場合です。

一台ならそんな大きな調理器具を使わないですが、2台以上だと間違いなく大きな調理器具を使っているはずです。(例:2mくらいの鉄板でバーベキューしていた、など)
もしこういった調理器具を使うなら、絶対にガス缶に鉄板などが触れないよう配置してください。

夏場の車内

夏場の車の中は、それこそ50℃くらいの温度になることも多いです。

そして夏場なので、防虫スプレーや清涼スプレーを車内に置きっぱなしにして爆発、なんてケースが起きやすいです。
特に直射日光が当たると更に温度が上がり、そういった危険性も高くなります。

爆発するとスプレー缶の中の液体が車内中に撒き散らされます。
もし人が車内にいた場合、そのまま飛び散った液体は目や口に入ってしまうことも多いです。
液体の種類によってはそのまま失明、なんて危険もあります。

夏場ゆえに防虫スプレーや清涼スプレーを持ち歩く人も多いでしょうが、絶対に車内にスプレーを置きっぱなしにしないようにしましょう。

吹きつけに注意!

これは調べていて初めて知ったんですが、長時間スプレーを吹き付けてから火を近づけると引火しやすいみたいです。

防虫スプレーや清涼スプレーを服に5~10秒ほど吹きつけてから火を近づけると、あっという間に引火して全身が燃え上がる実験映像もあります。

スプレーから噴射されたガスは服や肌に当たるとそのまま液体になります。
その液体が気化してガスになるため、ガスに引火して発火といった仕組みだそうです。

防虫スプレーや清涼スプレーを吹き付けてからすぐにバーベキューやタバコの火をつけて引火、といった流れが簡単に想像できます。
スプレーを吹き付けた後はしばらく火元に近づかないようにしましょう。

臭いがしなくても注意!

プロパンガスなどはかなりきつい臭いがするのですぐに危険を察知できますが、消臭スプレーなどの場合臭いがしないことがあります。
そもそもプロパンガスや都市ガスは、ガス漏れの危険を知らせるためわざと臭いをつけています

スプレー缶ではそういったことをしなくても臭いがしたりするためなのか、わざわざ臭いをつけるようなことをしていません。

スプレー缶などに入っている気体は基本可燃性ガスだと思っておきましょう

スポンサードリンク

穴開けに注意!

まず原則として個人でのスプレー缶の穴空けは推奨されていません
大抵ガス抜きまでをして、各自治体で決められた処理をするが普通です。

それでも自治体によっては穴空けまでが義務付けられているところも多いです。
個人でスプレー缶の処分しようとする場合、穴空け作業を間違った方法でやってしまうと至近距離で破裂、なんて事態になる可能性もあります。

中のガスを使い切る

缶の中は圧縮された空気と液体で満たされています。

簡単に説明すると、破裂せんばかりの風船を金属缶で無理やり押し込んでいるようなものです。
そのため、缶の中に圧縮された空気が入ったまま穴を空けると、すごい勢いで中の空気が吹き出し破裂します。

そんな危険を減らすため、しっかり中のガスが無くなるまで噴射(ガス抜き)してから穴を空けましょう。

屋内で穴空け作業をしない!

台所、特に火がついた近くでのガス抜きや穴空けは危険です。
ろうそくや線香などの近くでもNGです。

屋内で穴空け作業をすると、僅かとはいえスプレー缶の中のガスが部屋に充満します。
そのガスに引火して爆発、といった原因の事故もあります。

北海道で100~200本のスプレー缶を室内で処理していて、ガスが溜まりすぎて爆発した事故がありました。
このときは周辺の家屋にも影響が出る爆発だったそうです。
爆発した家屋から道路を挟んだであろう場所の建物のガラスが軒並み割れてしたので、かなりの爆発だったんでしょう。

使用済みと思ったスプレー缶でも、僅かながらに中身は残っています。
「チリも積もれば山となる」通り、何十本も屋内で穴空け作業をすればかなりのガスが充満します。

スプレー缶の穴空けは外で!」の前提を守って処理しましょう。

ガス抜きの方法

ガス抜きは缶に付属している「ガス抜きキャップ」でするのが効果的です。
大抵缶のフタやキャップにその機能がついているそうです。

スプレー缶を捨てる場合、絶対にガス抜きをしなくてはなりません。
もしガスが残ったまま捨ててしまうと、ゴミ収集車やゴミ処理場で缶を押しつぶしている最中に爆発する事態になりかねないためです。
仮に穴空けまでが義務付けられていても、ガス抜きが不十分だと穴を空けた瞬間に缶が目の前で破裂して大惨事になりかねません。

缶そのものに説明が書いてあったりするので、ガス抜きしたい場合まずは缶の表記を読みましょう。

もしそういった機能がない場合、輪ゴムやコインで常時噴射し続けるようにしてガス抜きする方法もあるそうです。

最後に

スプレー缶やガス缶の事故は、夏場と冬場に特に多い気がします。
夏場のバーベキューで、スト―プなどの火で引火して爆発・炎上なんてのを聞きます。

スプレー缶は日常でさまざまな用途で使われています。
便利な半面、使い方を間違えると命に関わる事故を起こしかねません。

しっかりと扱い方を覚えて、そういった事故を起こさないようにしましょう。