寝ていて肩が凝る人にオススメの枕。起床時の肩こりを和らげる
寝ていて、あるいは起きたときに肩が凝った状態の場合は枕が合っていない可能性があります。
色々と枕を変えてきた経験上、こればかりは枕自体を変えないと効果がありません。
そんな中、ようやく肩こりに効果があった枕にたどり着きました。
枕の形状といった特性などを交えて商品を紹介していくので、寝ていて肩に違和感を感じる人や、寝ても肩こりが解消されない人は参考にしてください。
就寝時の肩こりの原因
寝ているときや起床時に肩が凝っていると感じる場合は、今使っている枕に原因があります。
はっきりいうと市販されている安物の枕のほとんどは、肩こり解消効果は無いか低いものばかりです。
3000円~4000円といった値段の枕でもそうなので、形状も似たものが多いと思います。
一番厄介なのが首から下の部分に隙間が出来てしまっている場合。
こんな感じに首や肩と枕の間に隙間が空いていると、頭の重さの一部が肩にかかっている状態です。
隙間が広くなるほど負担が多くなるので、肩こりがヒドい人は隙間が出来ていないか確かめましょう。
こればかりは今ある枕では改善は難しいので、枕そのものを別のものに変える必要があります。
実際枕の素材でパイプやウレタンなどと変えて使ってきましたが、緩和は出来ても完全な解消はムリでした。
肩こり専用の枕
では肩こりに効く枕ですが、私は「セブンスピロー」という枕を使ったら即日で肩こりが解消されました。
私は手作業が多い仕事が多く、肩が凝りやすい環境です。
しかしこの枕を使ったら寝ている最中や寝起きに肩こりを感じず、肩こりを引きずらなかったためか仕事終わりでもほぼ肩こり無し。
当初はかなり高い買い物かと思いましたが、おおむね満足しています。
セブンスピローは頭・首・肩、それに背中までカバーして徹底的に肩こりの原因を潰しにかかった形状をしてます。
このように横から見てみると、寝たときに背中~頭を支えられるような形状をしています。
就寝時の肩こりの原因になる、枕の隙間というものが全くできなくなります。
上から見てみるとこんな感じ。
下にある布団が見えますかね?
後述する「シングル」「ウルトラフィット」のサイズはこれです。
かなり体格が良い人でもしっかり肩まで収まり、まだ余裕があるほど。
素材は「スムース ヴィスコエラスティック」といく特別ウレタン製で、使い始めこそ少々固いですが、しっかり形を変えてフィットします。
これが頭~背中にかけてフィットして支えてくれるので、身体のどこの部位にも余計な負担がかかりません。
セブンスピローだけでなく、こういった形状の枕なら肩こり解消がしやすい枕になります。
セブンスピローは大きさ別・機能性などで種類があるため、最初はどれを選ぶか迷うと思います。
大きく分けると、セブンスピローの種類はこの3種類。
・小型で低コストの「ライト」
・バージョンアップ品の「ウルトラフィット」
これらの他に、さらにサイズを大きくした「ダブル」「セミダブル」といったものもあります。
購入の際には注意しましょう。
とりあえず種類別に紹介していきます。
基準となる通常タイプ
まず紹介するのは、すべての原型となるセブンスピロー。
店頭に置いてある、パッケージの写真が枕を真横から撮影したセブンスピローです。
大きさは「縦68cm」「横90cm」「最大高さ9cm」とかなり大きめ。
標準的なベッドやふとんの幅が約100cmとすると、ほぼ同じ幅です。
大きすぎると感じるかもしれませんが、寝返りをうっても大丈夫な広さなので寝相が悪い人ならおすすめといえます。
値段は枕単品で16800円。
この時点でかなり高いと感じますが、そんな人は次の「セブンスピロー ライト」がおすすめです。
機能はそのままに安価の「ライト」
セブンスピローの基本機能はそのままに、安価にしたのが「ライト」タイプ。
通常タイプとの違いは縦幅と横幅が少し小さくなっただけで、素材や肩こり解消効果などはそのまま。
「縦68cm」「横68cm」「高さ8cm」と正方形の形です。
通常サイズのセブンスピローでは大きすぎる・高価すぎるという人はこちらがおすすめです。
サイズを比較するとこうなります。
かなりサイズ差があるため、サイズが気になるなら結構重視できるポイントだと思います。
ただ注意したいのが高さ調節シートが別売りになっている点。
通常タイプや後述するウルトラフィットでは標準で付属してきますが、ライトだけは別売りになってます。
そのため後々高さを調整したい人は注意が必要です。
単品の値段は9900円ですが、調節シート込みのセットだと約12000円。
それでも別で購入するよりはセット品のほうがお得なので、高さが不安な人は忘れないようにしましょう。
最高級品の「ウルトラフィット」
通常タイプを改良してできたのがこの「ウルトラフィット」タイプ。
大きさ通常タイプはとほぼ同じ「縦68cm」「横90cm」「最大高さ10cm」となってます。
一番の特徴は枕にいくつものスリットが入っているという点。
通常タイプやライトでは「横向きで寝にくい」「身体の部位によってはフィットが少し足りない」と、人によっては不便に感じる点があります。
これはセブンスピローの形状の関係上、肩が邪魔になって横向きに寝るには少々高さが足りません。
あとは後頭部や身体の軽い部位だと沈み込みを甘く感じる人もいます。
それらを解消したのがこのウルトラフィット。
ウルトラフィットはよりフィット感を出すために、枕の一部にスリットを入れてより沈みこむようにしています。
しっかり沈み込んで欲しい後頭部分や、横向きで肩が沈み込むように枕の肩の部分にスリットを入れています。
もちろん肩こり解消機能は健在。
私の場合、より良いフィット感を求めてウルトラフィットに買い替えたくらいです。
値段は枕単品で通常タイプと同じ16800円、枕カバーセットで約20000円とかなり高価ですが、後悔は無い買い物だと思ってます。
ただ店頭で取り扱っているのをあまり見ません。
ウルトラフィットはスリット入りの枕の写真がパッケージになっているので、通常タイプと間違えないようにしましょう。
枕の選び方
いろいろ種類があるセブンスピローですが、どれも高価なためできるだけ慎重に選びたいと思うでしょう。
そこで用途・目的別にどれを使えば良いか紹介します。
フィット感なら「ウルトラフィット」
よりフィット感を求めるならウルトラフィット一択です。
スリットが入っているため沈みやすくなっており、より身体の形に変形しやすくなってます。
通常タイプやライトよりも気持ち柔らかいのか、基本的なフィット感も上に感じます。
ウレタン特有の固さが気になるなら、ウルトラフィットを選びましょう。
基本を完備で低価格な「ライト」
値段が高いのが気になるならライトでも大丈夫です。
ライトと通常タイプは縦と横のサイズが違うだけで、肩こり解消効果などは同じです。
「肩こり解消効果があって低価格」というのなら、ライトでも十分に基準を満たしています。
通常タイプは微妙?
個人的な感想ですが、あえて通常の通常タイプを選ぶ意味は薄く感じます。
フィット感ならウルトラフィットが上ですし、基本機能なら低価格なライトで代用できます。
強いて挙げるなら寝返りの心配が無くなるので、寝相が悪い人なら効果があるかと。
値段は高め?
今回紹介したセブンスピローにはいくつか種類があります。
「枕単品」に加えて、「高さ調節シート」「専用枕カバー」などとのセット品もあるため、少々判別するのが面倒です。
とりあえず枕単品が一番安く、最も安いのが「ライト」で9900円。
高いのが通常タイプとウルトラフィットの16800円。
枕カバーなどのセット品だとこれよりも高くなり、2万円を超えるのも珍しくありません。
はっきりいって枕にこれだけの金額を払うのは躊躇するでしょうが、購入後39日間なら返金してもらえます。(商品紹介では60日間となってますが、届いた購入明細書の注意書きには「39日間」となっていたので、不安なのでそちらを記載)
枕は数日では効果や使い心地を実感しにくく、2~3週間使ってようやく感じる人もいます。
その期間で使いにくいと感じたならクーリングオフに応じてもらいます。
そのため「高価な枕を買ったけどムダになった」なんてことはありません。
セブンスピローという枕が気に入ったのなら、今の枕を返品して別のバージョンの枕を買うことも可能です。
例えば通常タイプとウルトラフィットを同時に購入して、使いやすい方を残して片方を返品&返金という方法も。
費用を気にせずに枕の試用ができるので、かなり安心して購入できると思います。
気になる点
肩こり解消にかなり効果の高いセブンスピローですが、使っていて少々気になった点がいくつか。
人によっては使いにくいと感じる人もいるかも。
通気性
どの種類のセブンスピローにしろ、ウレタン系の素材が使われています。
そのため通気性が少々悪く、夏場など汗が出てる状態だと少々不向きな部分があります。
ただのウレタンよりも通気性が良くなるよう改良されてますが、真夏日などだとキツイと思われます。
暑い時期でも使えるようにするなら、冷感シートのようなものを使ってみましょう。
枕カバー
セブンスピローはどの種類でもかなりサイズが大きく、一般で販売されている枕カバーでは入りきりません。
これが通常・ウルトラフィット専用の枕カバー。
周囲がゴム製のワンタッチ式のカバーで取り付け・取り外しが簡単になってます。
枕のサイズは、小さいライトでも70cm程の大きさで、市販の大きめの枕カバー(60cm)でも入りきりません。
通常・ウルトラフィットでは80cmになります。
そのため専用の枕カバーを買う必要があるのですが、これが少々値段が高め。
カバー1枚で4000~5000円し、かつ色違いはあっても仕様は同じなので、「冷感」「モコモコ」といった選び方もできません。
そんな人は代替え案としてタオルを使ってみましょう。
タオルならサイズの問題も解決できますし、安価で購入することもできます。
ズレやすいという欠点はありますが、タイプが違うタオルを使えば季節ごとに対応もしやすいです。
裁縫が得意な人なら、タオルから専用枕カバーを作ることも可能でしょう。
ウルトラフィットは店頭に置いてない?
私の住んでる場所が田舎なだけかもしれませんが、どこも通常のセブンスピローしか見かけません。
よくてライトも置いているくらい。
ウルトラフィットを置いている店は見たことありません。
通常タイプとウルトラフィットは、パッケージをよく見ないと判別しにくいため、間違えて購入してしまう可能性があります。
値段が同じなのもそれを助長してます。
店頭でセブンスピローを購入するなら、それがどのタイプかしっかり確認してからにしましょう。
おおむね満足
どのセブンスピローを使ったとしても、肩こり解消に非常に有用です。
就寝中や起床時にかなり肩に負担がかかっていると認識はしていたので、かなりお得な買い物だと思ってます。
他にも「ただのウレタン枕」「パイプで調整」「ちょっと性能の良い枕」と色々使ってきましたが、ここまでの効果はありませんでした。
蓄積された肩こりを治すには、就寝中が一番の機会です。
その就寝中に肩こりが取れなくて困っている人は、思い切ってセブンスピローを使って毎朝快適に起床できるようにしてみましょう。