水道・ガス・電気代の削減。節水シャワーで水の勢いをそのままにコストを大幅削減
毎日一定量消費するであろう水道・ガス・電気代。
これらは努めて意識しないと、節約するのに苦労します。
そこで使いたいのが「節水シャワーヘッド」。
お風呂に限定されますが、いつもと変わらないのに節約ができるようになります。
今使っているシャワーヘッドを交換するだけで、今までかかった料金が半分以下になります。
節水シャワーヘッドの機能
節水シャワーヘッドの重要なメリットは「光熱費の削減」です。
しかしそれだけでなく、使い勝手も良くなる部分もあります。
水量を減らして水道料金節約
節水シャワーヘッドを使えばその名前の通り、使う水を少なくして水道料金を節約できます。
節水シャワーヘッドの水の噴射口は、かなり細かい穴が無数に空けた状態になってます。
ひとつひとつの噴射穴の大きさは0.2~0.3mmという極小な穴。
穴を小さくすることで出る水の量を減らせるので水道料金の削減になります。
「節水率30%」くらいは当たり前で、「節水率70%!」といった製品もあります。
水の勢いをUP
節水シャワーヘッドでは出る水の勢いが大幅に上がります。
穴が小さいので水の圧縮率が増し、水の勢いが強くなります。
ホースの先を指でつまんで水の勢いを上げるのと同じ原理です。
強い勢いのおかげで少ない水量でも身体や髪を洗え、シャンプーなどを早く洗い流しやすくなります。
普通のシャワーヘッドで勢いを強くするには。水を多く出すしかありません。
しかし節水シャワーヘッドでは、少ない水量でいつも以上に早く洗い流せます。
お風呂掃除でも汚れを落としやすかったり、天上隅の部分にも水が届くようになります。
「シャワーの水が届かないせいで、なかなか洗えない」なんて状態の改善もできます。
水が当たる範囲をUP
水の出る穴を多く・広く配置することで洗い流せる範囲も広くなります。
通常のシャワーヘッドでは20~30個くらいの穴が、ヘッドの中心あたりに空いているものが多いです。
節水シャワーヘッドでは200~300の穴がヘッドの全面に空いているものもあります。
水が出る角度が広い製品もあり、一度に洗い流せる範囲が格段に広がります。
髪を洗っている最中、水の当たる範囲が狭くてやきもきしている人にもオススメです。
ガス or 電気料金削減
節水シャワーヘッドに変えて削減できる金額が最も多いのが光熱費です。
シャワーで使うお湯の量が減るので、当然お湯を沸かす料金も少なくなります。
仮に「節水率70%」の節水シャワーヘッドなら、単純計算で70%の料金削減になります。
お湯を沸かすのにガスか電気のどちらかでも、どんな場合でも間違いなく光熱費は減ります。
我が家はガスでお湯を沸かしていますが月々の光熱費を数百円単位で削減できました。
シャワーを多用する人ほど、削減できる金額も増えていきます。
節水シャワーヘッドによっては値段が高いものもあります。
が、「一人暮らし・シャワーは週一」のような極端な例でもない限り、早ければ2~3ヶ月、遅くとも1年以内には代金の元が取れます。
お風呂で使うお湯の光熱費が多いようなら、是非とも節水シャワーヘッドに取り換えた方がいいです。
料金削減ができやすい人
最も水道料金や光熱費が削減できる人は、「家族の人数が多い」あるいは「お風呂をシャワーで済ませている人」です。
シャワーで使うお湯の量が多いほど、それに比例して料金を削減できます。
仮に1万円くらいの節水シャワーヘッドを購入しても、1年くらいで元が取れると思います。
例え一人暮らしの人でも確実に料金は減ります。
購入費の元が取れる期間に違いはあっても絶対に損はしないです。
シャワーヘッド自体10年といった単位で使えるので、頻繁に買い替える必要もありません。
2000円くらいの節水シャワーヘッドもあるので、試しに使ってみて前月と今月の光熱費などを比べてみましょう。
節水シャワーヘッドの欠点
いろいろ便利な節水シャワーヘッドですが、欠点が無いわけじゃありません。
人によっては「合わない」「使いづらい」なんて意見も出るかもしれないので、使ってすぐわかる部分を紹介します。
お湯が冷めやすい
噴射口から出るお湯の一本一本の水量が減る分、保温能力も下がってしまいます。
そして0.3mmといった風に細くもなるので、更に冷めやすいです。
お湯の温度が同じ場合は通常のシャワーならかなり離れても温かいです。
対して、節水シャワーヘッドでは少し離れるだけで温度が低下しやすくなります。
そのため以前と同じ温度でシャワーを浴びたい場合、シャワーから20~30cm以上離れるのは避けたいです。
勢いで痛い場合がある
肌が薄かったり弱かったりする人だと、水の勢いが強いと痛く感じることがあります。
通常のシャワーでは水量が多いため、水が当たる範囲が分散されて肌の痛覚を刺激しません。
しかし節水シャワーでは水が細くたくさん出て肌に当たるため、痛覚が刺激されやすいです。
もちろんそういったのは最初だけで大抵の人は徐々に慣れていきます。
慣れるまでは少し出す水の量を減らして勢いの調整をしましょう。
1~2週間経っても慣れないようなら、そのシャワーヘッドが合っていない可能性があります。
水の強さは節水率と比例して強くなっていきます。
もし「節水率70%!」のような高水圧のシャワーヘッドを使っているなら、「節水率30%」の少し水圧を減らしたシャワーヘッドを使うようにしましょう。
類似製品:節水蛇口
節水シャワーヘッドと同じコンセプトで、水の量を減らせる「節水蛇口」というのもあります。
メリットもほぼ同じで、水の勢いを保ちつつ節水できるようなつくりになっています。
食器などの洗い物の際に使う水の量を減らしたいならこちらの製品も見てみましょう。
しかしお風呂場で使うのはやめた方が良いです。
理由としては「水が溜めにくくなる」からです。
単純に節水してるため、一度に出る水量も少なくなります。
そのため、水を溜めるために使う蛇口に使うと、時間がかかるようになります。
使う人によるでしょうが、洗面台やお風呂の蛇口で節水するのはオススメしません。
手軽な光熱費削減
もともとは「ほんの少しでも料金を減らしたい」と思い、節水シャワーヘッドを購入しました。
一応どれくらい減らせているのか確認してびっくりした覚えがあります。
特に光熱費。
本当に目に見えて減るので、誤差程度の金額ではありませんでした。
もしシャワーヘッドを変える予定の人は、是非とも節水シャワーヘッドにしてみましょう。