石焼き芋専用の鍋での芋の焼き方。時間短縮と良い焼き加減

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石焼き芋専用の鍋というのは何種類もあります。

我が家でも普通の土鍋を使って石焼き芋をしていましたが、この度新調することにしました。

ただの土鍋だと少々焼き芋をするのに不都合な部分もあったので、どうせならと専用の鍋を選んでみました。

とりあえず購入した鍋の紹介や、焼き芋の出来具合やできるまでの時間などを書いていきます。

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専用鍋「ホーロー石焼き芋器」

今回購入した石焼き芋専用の鍋は、高木金属工業から販売されている「ホーロー石焼き芋器」。

ガスコンロ・IH(200V)に対応した鍋になります。

石焼き芋に欠かせない石も付属しているため、別途購入したり自分でその辺から拾ってくる必要もありません。

鍋の底が埋まるくらいの量はあります。

鍋の大きさは24センチの物を購入。

15センチの中くらいのサイズの芋が3本、詰めれば4本は入るくらいの広さです。

高さもそれなりにあるので、フタをすれば大きい芋でも十分に入りきります。

ワンサイズ小さい22センチの鍋もありますが、サイズは誤差かつ少しでも芋を入れられるよう24センチにしました。

「24センチ」となってますが、これは内径の長さで「幅310ミリ 奥行き268ミリ 高さ142ミリ」の方なので注意

また「22センチ」の鍋ではガス火のみでIHに対応していないので、こちらも「24センチ」を選択した理由になります。

「24センチ」も「22センチ」の鍋も、カセットコンロやレンジなどでは使えないので注意。

材質は「ほうろう加工」という、二酸化ケイ素(ガラス成分)を高温で表面に焼き付ける加工法。

分かりやすい例として、表面に光沢を持つ陶器や食器がほうろう加工された物になります。

ほうろう加工は塩分やにおいなどを通さないため、鍋を購入時のまま使い続けられます。

「ホーロー石焼き芋器」は金属鍋のため、土鍋よりも熱伝導が良く、効率よく芋を焼き上げられるようになってます。

今までは土鍋を使って石焼き芋をしていたため、こうした部分に注目・期待して購入しました。

石焼き芋だけでなく、焼きトウモロコシや魚のホイル焼きといった焼き料理でも使えるのも利点です。

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実際に芋を焼く

では実際に芋を焼いてみます。

そこまで難しくもなく1時間で焼きあがるので、結構手軽に石焼き芋ができます。

1時間といっても実際に火をつけるのは30分ほどで、あとは保温する時間。

普通の土鍋でやるよりも遥かに光熱費を押さえられます。

石を洗って入れる

まずは付属している石、あるいは拾ってきた石を水で洗い流します。

洗ったら石の表面が乾燥しきるまで乾かします。

乾いたら鍋の底が見えないように石を敷いて、その上に芋を置いていきます。

ただ、芋が埋まるほど石を入れない方が良いです。

ホーロー鍋はフタに熱が反射して芋を加熱してくれるので、土鍋などよりもすぐに芋が加熱されます。

しかし石が多いとその分熱が芋に届かず、加熱の邪魔をしてしまいます。

本当に鍋の底に敷くくらいで充分です。

精々入れた芋の下部分の隙間を埋めるくらい石を入れれば良いでしょう。

15分×15分間  焼く

焼く時間ですが、まずは芋を入れてから15分以上中火で加熱。

そうしたら、芋をひっくり返してまた15分以上中火で焼きます。

あとは火を消して10~20分ほど保温します。

重要なのは一定の火力で焼き続けること。

弱火になると焼く時間がかなり伸びるので、できるなら中火を維持して焼くのが一番です。

ただコンロのSiセンサーで弱火になりやすいので、弱火になったら20分×20分くらいは焼きましょう。

焼けたと思ったら菜箸などを突き刺して、すんなり貫通したら食べられます。

大きめの芋なら20分くらいに加熱時間を伸ばします。

ただ火傷だけは注意してください。

鍋本体はもちろんフタや持ち手部分も金属製なので、加熱するとかなり熱くなります。

特に芋をひっくり返す時に一度フタを開けるので、火傷しないようにミトンを装着して作業しましょう。

焼けた芋

焼けた芋を割ってみると、こんな感じで焼けています。

ホクホクした感じの焼き芋です。

芋の種類にもよりますが、焼けていない芋は薄い黄色をしています。

しっかり焼けていれば芋の芯まで黄色~オレンジになっているので、すぐに分かると思います。

より蜜芋にしやすく

石焼き芋専用の鍋ならより焼き芋にしやすくなってます。

しかし中には「ホクホク」ではなく「ねっとり」した蜜芋の方がいい人もいるでしょう。

密が垂れた芋は糖度が高くなった証拠で、かなりの甘味がある焼き芋になってます。

ホーロー鍋なら適当に加熱するだけでホクホク焼き芋になりますが、蜜芋にするにはいくつか工夫が必要です。

芋の選定

芋にも蜜芋になりやすい・なりにくい種類があります。

残念なことに、蜜芋になりやすい芋の品種は決まっており、それ以外の芋ではなかなか蜜化してくれません。

なりやすい品種は「紅はるか」「安納(あんのう)芋」「シルクスイート」が代表的です。

これらのさつまいもは焼くとねっとり・しっとりとした状態になりやすく、他の種類より蜜芋にしやすくなってます。

少々値は張りますが、焼くのに不慣れでもある程度は蜜芋になってくれるのでオススメです。

元々の糖度も高めなので、ホクホク焼き芋としても充分に味わえます。

芋を水に浸す

焼く前に芋を水に浸しておくと、ある程度は蜜芋になりやすくなります。

蜜芋にするには芋の中の水分が重要です。

芋の蜜はでんぷんが加熱されてできますが、それには一定量の水分が必要になります。

しかし芋が乾燥していたりすると水分が足りず、充分に蜜化が進みません。

買ってから放置気味だった芋だと乾燥が進むので、芋の表面を濡らすくらいのことはしておきましょう。

ちなみに焼き芋にする前の芋から蜜が垂れていることがありますが、あれは原理が別です。

長期保存で徐々にでんぷんが糖分に変わって蜜化しています。

こういう芋は糖度が高めなので、甘さの判断基準になります。

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満足の出来

とにかく安定して焼き芋ができるのが助かります。

以前は使わなくなった土鍋で代用していたのですが、フタを閉めても隙間があったりと、温度の維持がしにくかったです。

ホーロー鍋は隙間なくフタが閉まり、金属税のため温度を上げるのも、保つのもラクになりました。

これのおかげで芋の焼きムラがなくなって全体が焼けた芋になりやすくなりました。

これから石焼き芋のために鍋を購入する人なら、こうした焼き芋専用の鍋を使ってみましょう。

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