排水溝の詰まりを良くする方法。たった一工程で詰まりを解決

生活の知恵修理

排水溝の詰まりには専用の洗剤を使うと思います。

「発泡タイプ」「粘性洗剤」と色々と。

ただ洗剤を使ってもうまく詰まりが解消できない、なんて経験もあると思います。

そんなときに簡単に洗剤の効果を上げる方法を紹介します。

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洗剤の前に「お湯」!

排水溝に洗剤を入れる前にお湯を入れる

これだけでかなり詰まりが取れやすくなります。

お湯の熱で詰まっている汚れが軟化するため、洗剤の効きが良くなります。

安物の洗剤でも十分に取れるくらいです。

入れる量もコップ1杯分のお湯で充分。

お湯を入れて1分ほどしたら、いつも通り洗剤を投入すればOKです。

特に寒い時期に詰まると洗剤でもなかなか取れないため、かなり有効でした。

注意点としては沸騰したてのお湯は遠慮しましょう

あまりに高温のお湯だと配管が変形する可能性があります。

熱による劣化を少しでも防ぐなら、ポットから出したお湯でも十分です。

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発泡タイプが効く

詰まりを取るなら、やはり発泡タイプの洗剤が良く効きます

液体洗剤では、最終的な効果はともかく即効性ではかなり劣ります。

そもそも液状だと排水溝の奥まで届きにくいです。

一般的な排水溝の構造がこちら。

下水の臭いが昇ってこないよう、曲げた管に水を溜めてフタをしています。

排水溝の詰まりは、大抵は水の底に溜まります。

この場合はどんな洗剤でも詰まりの解消はしやすいです。

ただ問題は排水溝の奥の上の部分が詰まってしまった場合。

上部分にまで汚れが溜まると、そこまで洗剤を行き届かせる必要があります。

発泡タイプの洗剤ではしっかり奥の上まで届きます。

茶色部分が詰まり(汚れ)です。

発泡洗剤では錠剤が下に沈殿した後、洗剤成分が全体に行き渡ります

そのため濃度も低くなりにくく、奥の詰まりの解消もしやすいです。

一方液体洗剤の場合。

水色部分が洗剤が行き渡った部分です。

このように液状洗剤だと奥まで届きにくいため、詰まりが取れません。

時間をかければ行き渡りますが、洗剤濃度が低くなりやすく、更に時間がかかります。

各洗剤の比較

いくつか洗剤を使ったので、各洗剤ごとの効果を比較してみました。

とりあえず「寒い時期」「水が溢れるほど詰まった」状態の排水溝に投入した場合。

これは一回では詰まりが取れなかった際のデータです。

洗剤タイプ効果
発泡
液体×
漂白剤×

先ほども書いた通り、発泡タイプの洗剤が一番効果が高いです。

それでも詰まりがヒドイと1回では少し改善できた程度。

粘性の液体洗剤や、変わったもので漂白剤だと、排水口周りがキレイになっただけ。

詰まりの改善はできてませんでした。

詰まりの改善なら、安物でも発泡錠剤タイプの洗剤が一番効きます

※この状態の詰まりでお湯を使ったら、1発で詰まりが解消されました。

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夏場は詰まりが起きにくい?

春・夏の時期だと詰まらない、詰まっても早期に解決できます。

これは気温の上昇で水温も上がるため、汚れが軟化しやすいからです。

あとは微生物の働きもあります。

水温が上がれば微生物の働きで汚れが分解されるため、自然と詰まりが解消されることも多いです。

よほどヒドイ詰まりでも洗剤の効きは良くなっている状態です。

少々詰まりが気になるなら、温かい時期の間に解決しておきましょう。

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