壁の中で水道管から水漏れ…そんなときに業者を探す方法や、業者に頼んだときの修理方法・修理費
大切なライフラインのひとつの水道ですが、先日水道管から水漏れしていることがわかりました。
…それも壁の中で。
自分で修理しようにも点検用の扉もなく、止水栓を締めることでしか対応できませんでした。
結局業者を呼んで修理してもらうしかなくなったんですが、「壁に大穴空けるのかな…」「修理費どれくらいかかるんだろ…」と戦々恐々してました。
今回は業者さんがどうやって水漏れを治したのかと、かかった修理費などを書いていきたいと思います。
水漏れがした場合の対処法
では水漏れが発覚した際にどう行動すればいいのか紹介します。
①まずは水を止める
水漏れを止めるため水道の元栓を閉めました。
私の家では給水管が壁の中にあったせいで全部の水を止めるしかありませんでしたが、最近の住宅では各給水管ごとに止水栓がついていることが多いそうです。
例えば台所のシンクの中、排水口の近く辺りに給水管と蛇口があると思うので、それを締めればそこの水だけを止められます。
各給水管ごとに止水栓があれば元栓を閉める必要がなくなり、家全体の水が停まることもなくなります。
元栓しかないのか、個別に止水栓があるのかを確認しておきましょう。
②市役所→業者を呼ぶ
こういった事態に慣れてないと、どこに連絡すればいいのかわからない人もいるでしょう。
そういった人はまずは市役所に電話してみましょう。
市役所の生活課では休日でも水漏れといった相談を受け付けています。
そうして市役所の職員の方から、即日対応できる修理業者の紹介をしてもらえます。
あとは紹介してもらった修理業者に連絡して水漏れの修理をしてもらいましょう。
もちろんあらかじめ業者を知っていれば役所を通さずに直接連絡してくれればいいです。
③修理費見積もりの確認
業者によっては修理の見積もりをしてくれるので、修理前に大まかな修理費がわかる場合があります。
もし余裕があるなら、まずは作業工程や見積もりを出してもらって、好みの(?)業者に頼むこともできるようです。
…まあ大抵の人は即日で修理してもらいたいと思うので、こういったことをする人は少ないかもしれませんが・・・。
一応こういったこともできる場合があると覚えておいてください。
水漏れの状況と修理費
結論として、まず水漏れの状況とその修理費を書きます。
水漏れの状況
・台所の給水管から水漏れ(音が出るくらい)
・水漏れは壁の中
・給水管の点検用の扉などは無し
・個別の止水栓もなく、家全体の水を止めて対処
こんな感じで自分での修理はほぼ不可能な状態でした。
それこそ思いつくのは壁に穴を空けて給水管を修理するしかないと思ってました。
そのため業者を呼んで修理してもらうことに。
このとき「20万円くらいかかるのかな…」と不安でいっぱいでした。
修理費
結論としては ¥14000 で済みました!
一万と四千円です。桁は間違ってません。
想像より遥かに少ない修理費で済み、驚きと安心でいっぱいでした。
ではなぜこんなにも修理費が安く済んだのか、その過程を紹介していきます。
修理の過程
ここから業者さんによる水道管の修理工程を書いていきます。
方法としては単純ながらも納得のもので、どうしてかなり少ない修理費になったのかもわかります。
①水漏れ個所の確認
まずはどこで水漏れが発生しているかの確認です。
これをしないと修理も何もありませんし。
②給水管の止水
まずは破損した給水管のみの水を止める作業でした。
給水管に沿った形で台所の外壁の下の地面を掘り返し、露出した地面下の給水管を切断・キャップで止水しました。(この間元栓は締めてます)
③壁に穴を空ける
一番の不安のタネ、壁に穴を空ける作業です。
まずは台所の蛇口部分を取り外して給水管の口を確認します。
そうしたら業者さんは給水管をどかして、外壁部分にドリルで直径5cmくらいの小さな穴を空けました。
「これでどうするんだ?」と思っていたら、(自分的に)驚きの方法を使いました。
④外壁沿いに新しい給水管を通す
外壁に新しい給水管をつくってしまう手段を取りました。
単純ながらも「ああ~!」と感じた瞬間です。
確かに壁に大穴を空けてまで既存の給水管を直すより、こちらのほうか早くに水道を使えるようになり修理費も安くなります。
なにせ実質パイプ代くらいしかかかりませんから。
やり方は単純で、先ほど切断した地面下の水道管と台所から空けた穴にパイプを通してつなげるだけです。
地面下の水道管と給水管をこんな感じでつなげます。
この先は台所の壁に空けた穴にパイプを入れています。
新しく作った給水管の長さは2mにいかないくらいの長さです。
⑤蛇口の取りつけて水の確認
パイプを通したら蛇口をつけ直して、新しくつくった給水管から水漏れが無いか確認してました。
結果は良好。
しっかりと水も通り、水漏れもありませんでした。
⑥後処理して終了
最後に諸々の最終処理をしてました。
まずは新しい給水管を壁に固定して、給水管とつなげた地面下の水道管を埋め直しました。
最後に台所の穴の隙間を埋めて修理完了です。
修理時間は2~3時間ほど。
朝9時過ぎあたりに来てくれたので、午後には水道を使えるようになって本当に助かりました。
業者さんの修理工程まとめ
今回業者さんがしてくれたことといえば、こんな感じです。
・旧水道管を切断
・外に新しいパイプを通す
このため修理費が14000円ほどの金額に押さえられたんだと思います。
時間にしても部分的に地面を掘ったり小さな穴を空けるだけなので、前述した通り2~3時間くらいで終わりです。
破損した給水管は放置
修理工程を見てもらえれば気づくと思いますが、最初にあった水漏れした給水管は壁の中に放置されたままです。
…まあ取り出すとなるともっと大きな穴を空けることになり、修理費も膨大になったと思うのでこのままでもいいですが。
もう水道管の流れからは完全に切り離されているので、今後水漏れの危険もありませんし。
今後の水漏れの心配もなく、修理費を安く抑えるためなら特に気になりません。
火災保険で修理費をカバー!
意外かもしれませんが、水漏れに火災保険が適応される場合があるそうです。
契約している火災保険に「水漏れ」の項目がないか探してみてください。
もしあるなら水漏れの修理で火災保険が使えるので、水漏れの修理費を抑えられるかもしれません。
私の場合は低額で済んだので良かったですが、壁に大穴を空けることでしか対処できない人もいると思います。
そういった場合は壁の修繕費もかかるため、10万円や20万円といったちょっとしたリフォームと変わらない金額になる場合も多いそうです。
高額になった修理費を減らすためにも、保険が効くかどうか確かめてみましょう。
最後に
水漏れが発覚した際には修理費などで戦々恐々としてましたが、結果としては文句なしに解決して本当に助かりました。
「壁に穴を空けるかもしれない」と思っても、思わぬ形で修理してくれたおかげて修理費も安く済みました。
とりあえず「こんな修理の仕方もある」と思って、皆さんも水漏れの際は業者さんに修理を頼みましょう。