並列回路などで多くなった配線を、ひとつの電源にまとめる方法
最近LEDテープでライトを自作する機会があったんですが、どうにも配線が多くなりすぎました。
これを一つの電源にまとめようと思ったのですが、ハンダ付けだと非常に面倒です。
どうにか手軽にまとめられないかと調べてみて、良さそうなモノがあったので紹介します。
分岐ターミナルで集約
増えすぎた配線を一つの電源にまとめられるのが、この「分岐ターミナル」という代物。
写真のターミナルは「LED PARADISE」で販売している「電源分岐ターミナル」という製品。
別種ですが、Amazonなどでも複数の種類の分岐ターミナルが販売されています。
これを使えば複数の配線を一つの電源に集約して繋げられます。
こんな感じに。
分岐ターミナルを使う主なメリットがこちら。
・ワンタッチで接続
・脱着も自由自在
写真のように配線を穴に差し込んで固定するだけ。
導線を安定させたい場合はハンダを使わざるを得ませんが、それでも数本以上の導線を接着するより遥かにラクです。
複数の配線を接続しても、後ろから出てる1対のケーブルに集約されます。
私は複数の色のLEDテープを並列で繋げたときに、こうやってひとまとめにしました。
ターミナルを何個か使えば10本といった量の配線でも、問題無く1本に集約できるのもポイント。
後から簡単に取り外すこともできますし、穴に余裕があれば追加も容易。
ハンダ付けした場合ではこの辺がネックでしたが、そのあたりが非常に簡単に解決できます。
ターミナル1個あたりの値段も200~300円ほどと安いので、そこまでコストもかかりません。
「何本もの配線をまとめたいが、ハンダ付けが大変」なんて時に重宝します。
注意点は製品によって電極のつけ方が違う点。
写真の分岐ターミナルは穴がプラスとマイナスで両隣になっています。
が、中には「プラス・プラス・プラス」と並んで、「マイナス・マイナス・マイナス」と穴がまとまっているタイプがあります。
配線を差し込む場合は、そこがどの電極かしっかり確認するようにしましょう。
実際の使用例
私が分岐ターミナルを使ったのは、複数のLEDテープを並列で繋げた時。
LEDテープで自作ライトを作った際、どうしても配線が多くなり、ハンダ付けがかなりしにくくなりました。
なにせ、くっつけた先からハンダの熱で別の部分が溶けて外れていってましたから。
おまけにプラス・マイナスの配線でかなりゴチャゴチャしたので、作業性と見た目もかなり悪くなる始末。
けど分岐ターミナルを使ったらこの通り。
少々かさばってる感はありますが、各ケーブルの管理が簡単になりました。
あとで追加したくなった時でも、空いた穴に差し込めばすぐに使えるようになります。
配線をひとまとめにする方法は多いですが、一つの電源にまとめて繋げるとなると作業が大変です。
同じように困っているなら、この方法を試してみてください。