冬場の窓周りの防寒対策 8選。数分でできるものから、効果が高い凝った方法

2021年4月12日冷房・暖房DIY,冷房効果,暖房効果

窓を閉めて部屋を密閉したと思っても、部屋が冷えることは多くあります。

実は窓を閉めただけでは冷気を完全にシャットアウトすることはできません。

そこで冷気が入ってくる場所や、冷気をシャットアウトする方法を紹介します。

またこれらは暖房効果だけでなく冷房効果も上げられるので、年中通して利用できます。

部屋が寒くなる原因

部屋に冷気が入ってくる一番の原因は窓とその周りです。

窓は外気と直接接しているため、外の温度変化を一番に受けます。

特殊な加工をされている窓でもなければ、すぐに室内を冷やしてしまいます。

①すきま風

窓のサッシとレールの間にある僅かな隙間から冷気が入ってきます。

一番ダイレクトに冷気が入ってくる原因です。

年数が経っている家屋ほどこれが顕著になります。

強い風が吹き付けると、勢いよく風が入ってきてしまう状態の人もいるのではないでしょうか?

風が強い日だと冷気による悪影響が多く、暖房効果を著しく低下させてしまいます。

②窓ガラス

冷えた窓ガラスが部屋の中の空気を冷やす原因になります

こちらも外気の影響を室内に反映させやすいです。

そもそも標準の窓ガラスには防寒対策がされていません。

寒い日にガラスを触ればすぐわかりますが、すごく冷えているはずです。

この冷えたガラスが間接的に部屋の空気を冷やす原因になってます。

ガラスの占める面積も多いため、必然的に冷える場所も多くなります。

防寒・断熱対策がされているのは「ペアガラス」といい、二重構造のガラスが知られています。

これに変えようと思うと、窓やサッシをまるごと買い換える必要があります。

③窓のサッシなどの金属部分

窓に取り付けてある金属サッシが冷えることで、部屋の空気も冷えてしまいます。

ガラスが冷えるのと原理は一緒ですが、サッシはアルミなどの金属なのでさらに冷えやすいです。

窓ガラス以上に冷たくなり、しかも冷気をため込むので窓付近の空気がさらに冷えます。

断熱対策がされているサッシもありますが、これも窓ガラス同様まるごと買い換えないといけません。

窓ガラスの防寒対策

対策その1 窓をまるごと変える

費用がかかりますが、一番確実な方法として「窓」そのものを変えてしまう方法です。

代表的なのは「ペアガラス」・「二重窓」に変える、というものです。

ペアガラス…ガラスが二重構造になっているものに変える。1枚分で済む。
二重窓…窓ガラスそのものを2枚使い二重構造にする。窓ガラス+サッシを加えるためスペースが必要。

どちらも確実に防寒・断熱効果があります。

が、業者に頼むしかない・賃貸物件ではなかなかできないなどの条件が出てきます。

そんな人は次の防寒グッズで窓周りを改良することになります。

対策その2 防寒グッズを使う

「業者に頼むのもちょっと…」「賃貸だから勝手にできない」。

こういう人は防寒対策のできるグッズが多くあります。

各種特徴や使い勝手が違ってくるので、自分に合ったものを使いましょう。

窓ガラス断熱シート

簡易ながらも窓ガラスを二重構造にできるシートです。

シートが梱包用品の「プチプチ」のように空気を含んだ二重構造になっており、ガラスから伝わる冷気を緩和できます。

結露も防げるので、結露が激しいガラスなら一石二鳥です。

貼るのに必要なのは水だけで取り外すのも簡単。

賃貸物件でも安心して使えます。

ただどうしても僅かな隙間ができたり、乾きすぎると剥がれやすくなります。

まあ、剥がれてもまたすぐに水で貼り直せますが。

そして凹凸のあるガラスには使えません

うまく貼れないガラスには、粘着式のシートを使うことになります。

窓ガラス断熱フィルム

こちらは断熱シートと違い、ガラス全体をカバーして二重構造にするというものです。

サッシ部分にテープで張り付けて維持するので断熱シート同様に断熱効果があります。

しかし粘着テープを使っているので、「貼るのに失敗すると使えない」「一度はがすともう使えない」などのリスクがあります。

貼る作業が断熱シートより手間がかかるので、自信がない場合はシートの方で感覚を掴んでおきましょう。

窓ガラスシート(布)

断熱シートとは違って布製のシートで、布製なため断熱性も高く殆ど冷気を通しません

シートの裏面にガラスなどの真っ平らなものに貼りつく加工がされています。

これのおかげでガラスだけでなく、サッシの部分にも使えるので便利です。

ただ布なのでガラスを完全に塞いでしまうため、日光の透過率はゼロです。

角度の関係で日光が入らない部分や、使っていない窓・塞いでも大丈夫な窓に貼りましょう。

それとシート(特に吸着面)が濡れるのは避けましょう

濡れたまま乾くと吸着面がガラスに貼りつきやすく、かなり取りづらいです。

もし濡れてしまったらすぐに剥がすようにしましょう。

隙間テープ

その名の通り窓の隙間を埋めてダイレクトに冷気が入ってくるのを防げるテープです。

主に窓の上下のサッシとの隙間を埋めるのに使います。

大きく分ければ4種類あり、各種特徴が大きく違いが出ます。

・スポンジ…低コスト・耐久性に難あり
・毛足…汎用性
・樹脂…密閉率
・エプトシーラー…万能

窓の隙間を全部埋めようと思うと10m近く必要になるので、前もって測っておきましょう。

サッシ枠断熱テープ

これはサッシの金属部分に貼るテープです。

冷えた金属部分が部屋の空気に触れるのを防ぎ、室温低下を抑えます

冷えた金属というのは冷気を放出し続けるので、窓ガラス並みに部屋を冷やす原因になります。

金属部の表面に貼れば十分な効果が得られるので、サッシが冷たいと感じたら使いましょう。

表面がビニールタイプと布タイプのものがあり、肌触りの好きなほうで選んでOKです。

隙間テープ同様10mくらいは必要になるので、どのくらい必要になるのかしっかり測っておきましょう。

防寒ボード

床に降りてきた冷気を防ぐためのボートです

冷気は下に向かって降りていく性質があります。

足元が冷えやすいのはこれが原因。

防寒ボードは窓下に立てかけて、その冷気をシャットアウトするというものです。

カーテンを閉めて、そのカーテンを覆う形で設置すればさらに冷気を防いでくれます

「窓ガラス付近をいじりたくない」なんて人はこれで冷気をシャットアウトしましょう。

ただボードの高さが50cm前後ほどしかなく、窓がそれより上にあると下りてくる冷気を防ぐことが難しくなります。

あくまで窓枠が床まであるもので充分な効果が出るので覚えておきましょう。

自作二重窓

二重窓を自作して窓ガラスからの冷気をシャットアウトする方法です

ある意味最終手段ですが、防寒対策としてはかなりの効果があります。

「業者に頼みたくない」「賃貸で二重窓にできない」なんて人は自分で二重窓を作るしかありません。

この二重窓は既存の窓部分を傷つけず、窓前のスペースにはめ込む形で二重窓にします。

ちゃんと開け閉めもできるので安心です。

ホームセンターなどで二重窓セットの販売や、パーツのバラ売りをしているので簡単に材料は用意できます。

この二重窓では窓ガラスの代わりに「プラスチックダンボール」や「ポリカーボネート」といったものを使います。

どちらもガラスのように重くなく、割れることもないので扱いやすいです。

ただやはり防寒対策としては一番規模が大きく、費用もかさみます。

ある程度工作に慣れていないとしっかりした二重窓にするのに苦労します。

もしレールを使った二重窓を作れそうもないなら、はめ込み式の窓という方法もあります。

こちらは開閉はできませんが、作成難易度も低く取り外しもできます。

加工の手間や難易度は上がりますが、どんな窓でも二重窓は設置できるので頑張ってみましょう。

夏になったら取り外す?

これらのグッズは主に冬場で活躍しますが、別に夏場でも問題なく利用できます

これらのグッズは「暖める」のではなく「断熱する」のが目的。

むしろ外の熱気を遮断して冷房効果を高めてくれます

冷房を切ったら、窓を開けてしまえばOK。

そのためガラスフィルムや断熱シールなどは貼ったままでも問題ないです。

むしろ直射日光を弱めてくれるので部屋の温度が上がるのを弱めてもくれます。

夏場と冬場の違いは窓を開けるか開けないかだけなので、時期ごとに取り外すのが面倒な人はそのままにしておいても大丈夫です。

オススメの方法

上記の方法で特にオススメできる方法をいくつか紹介します。

窓ガラス断熱シート

防寒グッズとして最初に試したいのは窓ガラス断熱シートになります。

これは水で貼るだけなので簡単に取り外しができ、かつ安価で購入できるため入門用として最適です。

簡単なわりに防寒効果も高いので、手軽に効果を確かめることもできます。

どんなグッズから手を出すか迷っているなら、まずは水で貼る断熱シートから試してみましょう。

二重窓

最も防寒効果が高いのは二重窓になります。

しっかりした二重窓を設置できれば他の防寒対策は不要になるといっても過言じゃありません。

しかしネックなのはつくるための手間と難易度です。

数mm単位の違いでうまくいかない場合もあるため、工作やDIYに慣れている人でも簡単にはいきません。

レールを設置するだけなら簡単ですが、それに合うように窓をつくるのがかなり難しいです。

もし自信が無いなら最初は安価なプラスチックダンボールで作ってみましょう

最終的には頑丈で防寒効果の高いポリカーボネート製にしたいですが、こちらは値段も張り加工も少々手間です。

しかしプラスチックダンボールは窓1枚分の大きさで2~300円ほどとかなり安く購入でき、加工も容易です。

そのため失敗しても再挑戦しやすく練習用としては最適です。

ただプラスチックダンボールは1年経つと日光で劣化してボロボロになってしまいます

早めにポリカーボネート製の二重窓に変えましょう。

防寒で窓ガラス対策は必須

新規で建てた家なら防寒対策がされていることも多いですが、昔に建てられた家だとそういったことがされてないことが多いです。

しかしリフォームするとなると軽く何十万円と費用がかかります。

今回紹介した方法なら一番高いので二重窓の1~2万円ほどとかなりリーズナブル。

断熱シートなどに至っては数百円でできてしまいます。

あまりお金をかけずに防寒対策したいなら、これらのグッズを試してみてください。