胃炎になったらどのような症状が出るか? いくつかある胃炎の種類や治療法、後遺症について

社会人になると発症しやすいのが「胃炎」ですが、胃炎の主な原因はストレスです。

仕事内容・残業・人間関係etc…ことさらストレスによって「胃炎」になる原因に満ち溢れています。

そういう私も胃炎になったことが何度かあるので、その際にどんな症状が出たのか? 治療法や後遺症(?)について書いていきます。




胃炎とは

胃炎は胃の内側の表面にあたる「胃壁」に炎症を起こしている状態のことを指します。

本来胃というのは高濃度の酸である「胃酸」が出ている場所です。

そのため特殊な粘膜がバリアとなって胃といった内臓を守っています。

しかしなんらかの理由で粘膜が薄くなって胃酸により胃がただれたり、直接胃が傷ついたりすると炎症を起こします

こうなると食事をして胃酸が出るたびに胃が傷つくようになり、その原因となった食事を吐こうとして解決を図ろうとします

こうなると日常で吐き気や腹痛が襲うようになるため、生活に著しい影響を与えるようになります。

また一度でも胃に炎症ができると1か月単位で症状が出続けるのもザラです。

胃に炎症ができるとそこに食べ物や胃酸が毎日接触するので、常に傷口をイジっているようなものです。

同じような炎症でもある口内炎になった人は分かると思いますが、口内炎でも治るのに1~2週間かかるくらいといえば、胃炎が長引くのも納得できるかと。

胃炎の種類

胃炎にはいくつかの種類があります。

その中でもなりやすい胃炎の種類を紹介していきます。

細菌性胃炎

ピロリ菌などの細菌に感染して起きる胃炎で「慢性胃炎」とも呼ばれています。

普通の細菌は胃酸(塩酸)によって死滅してしまいますが、ピロリ菌は尿素を分解してアンモニアをつくり胃酸を中和できるため、胃の中でも生存できてしまいます。

あげくの果てには胃の先にある十二指腸にも侵食するため「十二指腸炎」も併発する可能性があります

細菌によって積極的に胃が損傷を受けるため胃炎だけでなく「胃潰瘍」「胃ガン」といった重度の症状も出る可能性が高いです。

薬物性胃炎

薬やコカインといった薬物から、アルコールや喫煙などが原因でも胃炎になります。「急性胃炎」とも。

強い薬物といったものは胃の粘膜に影響を与えるため、結果として胃壁を傷つける間接的要因となります。

こちらはそれらをやめることが重要ですが、胃炎になるくらいに薬物や酒・たばこをしていると中毒になっている可能性も高く、複数の意味で胃炎を治すのが大変になります。

ストレス性胃炎

お馴染み社会人の敵ともいえる「ストレス性胃炎」です。こちらも「急性胃炎」に分類されます。

単純に重度のストレスが続く環境だと自立神経などに影響が出るため、胃を守る粘膜にも異常が出たりします。

厄介なのが胃炎の原因が自分ではどうしようもない日常だったりするので、胃炎を治すのも簡単にはいかない点です。

社会人だと職場そのものに胃炎の原因があることが多いため、胃炎が続くと業務そのものにかなりの影響が出始めるようになります。

胃炎になると

私が胃炎になったときに決まって起きた症状を順番に書いていくので、参考にどうぞ。

まずは胃痛

胃炎になる前に「胃痛」が起きやすいです。

胃炎の原因の炎症は何らかの理由で胃壁にキズがついたりすることで起きます。

私の場合は胃を針で刺すような痛みが走ることが多かったです。

最初は一か所ほどで、あとになって数カ所と増えていきました。

この時点では吐き気などはなかったですが、1~2週間以上これが続くと次の段階へと移行します。

次いで吐き気

胃炎が進行すると吐き気・嘔吐をするようになります。これがメインな症状になります。

胃炎が起きた状態で食事をすると、食べたもの・それを溶かす胃酸が原因で炎症部分が刺激されます。

そのため「炎症を刺激しないよう食べたものを胃から出さないといけない」と判断され、強制的に嘔吐をするよう身体が反応してしまいます。

ここで問題になるのが食道が胃酸によって傷つけられる「逆流性食道炎」をも併発しかねないという点。

あまり頻繁に吐くようだと食道も胃と同じように炎症を起こすため、複数の症状を抱える結果になりかねません。

口の中の苦み

吐き気や嘔吐が日常化すると、口の中で絶えず苦みを感じるようになります

酸性のものは苦みが強く、頻繁に胃酸が喉元まで上がってきているようだと苦みを感じます。

純水な炭酸水を飲んだことがある人は分かると思いますが、常にあんな感じの苦みが口の中にあるようになります。

胃のあたりの異物感

胃炎が進行したり広がったりすると、痛みの代わりに異物があるような感覚が出始めます。

これが吐き気を助長する原因にもなったり食欲の減衰にもつながるので、地味につらかったです。

長引くと食事をしてようがしてまいが異物感がするようになるため、就寝するときにかなり邪魔な感覚でした。

固い食べ物の拒否

普通のご飯でも食後に吐き気が出ることが多くなります。

特に朝は非常に調子がよくない状態で、朝ご飯を食べた後に吐いたり、そもそも全部食べることができなくなったりします。

塩分が多いものや味が濃いものも食べるのを控えるようになるため、毎日の食事が非常に味気ないものになります。

便秘(?)

胃酸を抑える薬を服用している = 消化が遅くなるのが原因なのか、便秘ぎみになりました。

いつもは毎日1~2回は出ていたのに薬を服用し始めて以降は2日に1回出ればいいほうで、長いと3日かかったりすることもありました。

普段便秘ぎみの人だとさらに悪化する可能性もあるので、そのあたりは心得ておいたほうがいいです。

胃炎が悪化すると

胃炎が悪化すると重篤な症状へと繋がります

胃潰瘍

私は幸運にもなったことは無いですが、胃炎が進行すると「胃潰瘍」になります

簡単に胃潰瘍を説明すると胃に穴が空いた状態のことを指します。

炎症が起きた時点ではまだ胃壁は存在していましが、あまりにも炎症が進みすぎると胃壁そのものが傷ついて削られ、穴が空いたような状態になります。

こうなると空いた穴の部分に胃酸が流れ込みさらに穴が広がるようになるため、簡単に治療することは困難になります。

胃ガン

胃の損傷が重度のまま維持されてしまうと、そのまま「胃ガン」になる可能性が出てきます

胃がんの原因で最も多いのはピロリ菌によるものだそうですが、他の原因でも放置し続ければ胃ガンになる可能性はあります。

胃ガンに限らずガンは別の部位にも転移するので、身体のいたるところでガンが出始めて重症化する原因にもなります。

ちなみに胃ガンは世界的に見てもトップ5に入る死因・ガンの発症率を誇るため、日常においても珍しくないものです。

ここまで悪化する前に適切な治療を受けるようにしましょう。

胃炎の治療法

処方薬

胃炎を治すには胃酸を抑える(薄める)薬を処方してもらうのが一般的です。

細菌以外で胃炎を悪化させる直接的な原因は胃酸によって胃壁が傷つく(溶ける)ことです。

そのため原因の胃酸の濃度を薄め、できる限り胃壁が傷つかないようにします。

並行して吐き気止め・胃腸の働きを良くする薬なども処方されたりもします。

しかし薬を出してもらったからといって、1週間や2週間程度で治ることはないです。

治療するには1か月といった単位で時間がかかるので、できるだけ早めに病院で診てもらって薬を処方してもらいましょう。

胃カメラ

治るのが遅かったり、症状がかなり酷いと胃カメラで胃の中を診てもらうことになります。

入れてる時間は5分前後なのでそこまで時間は取られません。(苦手だったりすることはさておき)

ただ確認するには一番の方法なのも確かで、ここで胃潰瘍や胃ガンを発見することも多いです。

…まあ、余程のことが無いと胃カメラを入れるなんて経験は人生において少ないでしょうが・・・。

治っても…

私個人としては胃炎が治った後でもしばらく「吐きグセ」がついてしまいました

単純に吐きすぎたせいで食べたものが口やのどを通るたびに気持ち悪くなったり、胃に食べ物が入ると「吐くものだ」と身体が覚えてしまったことが原因かと思われます。

せっかく治ってもこれなので、完全に完治したとは思えませんでした。

対処するには「できるだけ吐かないようにする」くらいしかないので、吐くのが日常になる前に治療を開始しましょう。

最後に

胃炎になった感想としては「できるだけ早く診てもらった方が良い」です。

市販の胃腸薬では大して役に立たず、しっかり処方された薬のほうが効果も高いです。

個人や症状にもよりますが、私の経験ではストレス性胃炎だと1~2か月くらいなら胃潰瘍や胃ガンにはなってませんでした。

しかし日常で吐き気・嘔吐に悩まされるのは非常にストレスになるので、皆さんも胃炎だと思ったら早めに診察してもらうことをオススメします。