新聞紙は安全なのか? 原料は? インクは? その成分は? 一番安全な部分も併せて紹介

日ごろ目にする新聞紙ですが、どういった材料でつくられているのでしょうか?

焼き芋で使う人もいますが、はたしてインクに害は無いのか心配した人もいると思います。

私の場合ミミズコンポストでも新聞紙を大量に使うので、安全性を考えて少し調べてみました。




新聞紙の紙の材料

新聞紙そのものはTMP(Thermo Mechanical Pulp)というパルプと古紙からできています。

それぞれどういったものなのか説明します。

TMP

TMPは木材チップを高温の蒸気で処理をした後、高温の中で圧力を加えてつくられています。

こうすることで木を分解する微生物を殺菌して、小さく・固くすることで分解されにくく扱いやすくしています。

木材が原料なので仮に土に埋めても問題なく自然に還ってくれます。

人体にも影響はないので安心して使えるので、古紙などを使わず新規で紙をつくるときにメインで使われる素材です。

古紙

古紙というとリサイクルされた紙をイメージしますが、基本はダンボールと古新聞紙が使われています。

そのダンボールは古いダンボールや古紙、上記の木材を原料とするパルプでできています。

段ボール = 古紙・パルプ
古紙 = パルプ

となるため、段ボールの原料も結局はパルプに行きつきます。

このため新聞紙同様に問題なく自然に還るようになっています。

※ちなみにチラシなどは古紙にできず、リサイクルする前に分別されているそうです。

このため(基本)チラシは古紙という分類には入りません。

使われているインク

インクの主成分は「大豆」

現在の新聞紙には大豆を原料とする植物性インク「ソイインク(大豆インキ)」が使われています。

元々は石油や鉛などの金属を含んだインクが使われていましたが、人体や環境に配慮して自然に還っても問題ないよう植物由来の成分として使われ始めました。

焼き芋や生野菜などを新聞紙でくるんで渡されたりすることがあると思います。

そんな使い方をされてもし新聞紙のインクが鉛なんかでできていたら、熱や水分でインクがにじんで野菜に付着するため不安でしょう。

そうでなくても風で飛んで行った新聞紙が土に還ったとしても、鉛由来のインクでは自然を汚染してしまいます。

しかし現在は無害なソイインクが使われているので、「鉛中毒」などの危険性はグッと少なくなりました。

成分は各新聞社によって違う

現在の新聞紙にはソイインクが使われているといいましたが、各新聞社によっては細かい成分は違ってきます。

そしてその成分も社外秘になっているため、「大部分はソイインク」ということしかわかりません

最低でも6割以上はソイインクが使われているそうですが、それ以外は「通常インク」でも構わないそうで一抹の不安があります。

古紙のインク落とし

新聞紙をリサイクルする際にインクは一度取り除かれます。

まず特殊な薬品を使って脱色し、最後に薬品成分などを残さないよう水で洗浄してリサイクル完了です。

このためインクや薬品の心配は無くなり、改めて新聞紙として再利用されます。

結論:新聞紙で一番安全な箇所は「余白」

以上のことを踏まえると、新聞紙で一番安全な箇所は新聞紙の端の「余白」部分になると思います。

文章が書かれているメインの場所は「6割以上が植物性インク」ということで、残りの成分を考えると少々不安。(人体に対する安全は保証されているのでしょうが)

余白の部分は一度インクが取り除かれた古紙が使われており、再度インクも使われていないため不安材料のインクが全くない個所です。

わたしは園芸の堆肥づくりに「ミミズコンポスト」を使っていますが、その際にはこの「余白」の部分を切って使っています。

同じように新聞紙を土などに還し、かつ最終的に口に入るようなことになるのなら、余白部分を使ったほうがいい気がします。

最後に

これで新聞紙の成分の解説を終わります。

やはり「インク成分の社外秘」が大きいですね。

ここがはっきりすれば、もっと安全性について確かめられるのですが・・・。

まあ私の様にかなり特殊な使い方をしないと、あまり気にしないことでしょうが。

ただ焼き芋のようにどうしても食品とインク部分が接触しているのが不安なら、万全を期すならその部分は取り除くのが無難でしょう。(焼き芋なら皮を食べない、等)

簡単に紹介しましたが、新聞紙がどうつくられているのか気になった人の参考になれば幸いです。