ターンテーブル・回転台の作り方と材料。30分で作成可能
中華料理店などで見る、回転するテーブル。
簡易的な物であれば100円ショップでも販売してますが、いかんせん回転がぎこちないという意見もあります。
そこで、小さなテーブルですが自作してみました。
必要になった材料や作成方法、作成にかかった時間を書いていきます。
完成したターンテーブル
これが今回作成したターンテーブル…というより回転「台」の方です。
私の場合はもっぱら冷風機を載せて、すぐに向きを変えれるようにしてます。
冷風機は回転機能がついていないものが多く、向きを変える手間を省く目的で作りました。
特に寝てる最中に向きを変えたくなったときに重宝してます。
今までは向きを変える時に一度起き上がる必要がありましたが、今では寝ながらでも向きを変えれるようになってます。
回転具合も良好で、突っかかったり回転が遅かったりすることもありません。
ターンテーブル・回転台はこのように「向きを変えるときに、しっかり支えないといけない物」を上に乗せるとかなり役に立ちます。
作り方と材料
ではさっそくターンテーブルの材料と作り方。
容易する材料・器具がこちら。
・板 × 2枚
・釘ネジ
・プラスドライバー
・板に穴を空けるキリ
一番重要なのがターンテーブルにするための回転盤。
回転盤は2種類あり、「上下の板同士でくっつけるタイプ」と「1枚の板を載せるだけのタイプ」があります。
1枚だけのタイプを使うと作業がかなりラクになりますが、最低でも20cmと大きい盤になります。
20cm以内といった小さいテーブルならくっつけるタイプを。
中華料理店で見るような、30cm以上のテーブルを作るなら1枚載せるタイプの回転盤を使いましょう。
耐荷重量は回転盤の大きさによって違うので、載せる予定のものの重量を考えて選びます。
今回使ったのはこのくっつけるタイプの回転盤。
2枚の金属板が上下で回転するようになってます。
くっつけるタイプも載せるタイプも、金属板の間に小さい玉を挟んで回転させています。
使う板の厚さは最低でも1cmはあるものを選びましょう。
薄い板だとネジが貫通してしまいます。
今回使った回転盤(75mm)なら、直径2.1mm×長さ10mmのネジが丁度良かったです。
固定するためのネジは回転盤に付属していない場合が多いので、しっかり穴に合ったネジを選びましょう。
作業1:板の中心になるよう線を引く
まずは回転盤が板の中心になるように線を引きます。
板同士をくっつけるタイプの回転盤では、ここがしっかりしないとテーブルが回転したときに歪みが出ます。
機能的にも見映え的にも中心で回転したほうが良いので、しっかし目印となる線を引きましょう。
やり方は「板の対角線上を線で結ぶ方法」と「回転盤の長さから計算する方法」の2つ。
対角線で結ぶ方法
こちらは簡単で、まずこのように板の対角線から×印になるよう線を引きます。
こうすれば中心に点ができるので、できるだけそれに合わせて板の中心に回転盤を置きます。
あとは回転盤をネジで固定するだけです。
円形の板の場合は円の直線距離が一番長い所に線を引けば、中心に×印ができます。
長さから計算する方法
こちらは回転盤を置いたとき、板の余白部分の長さが均等になるよう線を引く方法です。
例えば板の長さが「横25cm×縦20cm」、回転盤が「四方5cm」とします。
そうなると回転盤の両脇の余白の長さは横が10cmずつ、縦が7.5cmずつになります。
こうなるように線を引けばできるだけ中心に回転盤を置けます。
余白の測り方は、まずは回転盤の長さを板の長さからマイナスします。
次にマイナスした長さを÷2します。
その長さを板の両側から測り、その部分に線を引きます。
それを板の上下・左右でします。
そうすれば板の中心に回転盤を設置する四角形が出来上がります。
作業2:回転盤を固定
板の中心となる場所がわかったら、その部分に回転盤をネジで固定します。
片面はそのまま線に沿って固定すれば良いですが、問題はもう1枚の方。
片面の板を固定するとネジが入る隙間が無いため、ネジを差し込んで固定できません。
そこで固定した板に1カ所だけ穴を空けて、ネジを差し込めるようにします。
まず回転盤を少し回転させて、穴を作る場所を決めます。
穴は回転盤の穴から覗いた場所で、ここにドライバーが入るくらいの穴を空けます。
キリで空けても良いですが、私は面倒なのでドライバーでドリル代わりに空けてしまいました。
このように貫通させます。
穴を空けたら、板を2枚ぴったりになるように重ねます。
そうしたら、板がずれないようにしながら固定したほうの板を回転させつつ、穴を覗いて回転盤のネジ穴を探します。
回転盤の上下の金属板のネジ穴は必ず重なるので、穴を覗いていれば目的の穴が見つかります。
回転盤のネジ穴が見つかったら、そこに目がけてネジを突っ込んでドライバーで固定します。
これを計4回繰り返します。
これでもう1枚の板を回転盤に固定することができます。
穴の大きさは、最低でもドライバーとネジが通るくらいの大きさにします。
穴の空いた方の板は少々不格好なので下側の板として使いましょう。
完成
あとはうまく回転するか確かめて、問題なければ完成です。
一番気にするところはしっかり板の中心で回転しているか。
誤差なら問題ありませんが、数cmもズレていると載せたものが回転した拍子に落下しかねません。
四角い板を使っている場合は、四隅をヤスリなどで削って丸くすると安全でしょう。
小型か大型化で回転盤を変える
冒頭でも書きましたが、ターンテーブルや回転台を作る回転盤は2種類あります。
小さいテーブルならくっつけるタイプの回転盤を。
大きいテーブルなら載せるタイプの回転盤を使います。
くっつける方なら合計1000円ほどで作成できますが、載せる方では回転盤だけで2000円以上するため、コスト面でも選んでみましょう。
今回は作り方が面倒なくっつけるタイプの回転盤の紹介をしましたが、少し大きくても構わないなら載せるタイプの回転盤の方が簡単に作れます。
テーブルに載せる予定の物の大きさや重さを考えて、どちらのタイプの回転盤を使うか決めましょう。