はめ込み式網戸の作り方。窓を開けた分のスペースや窓枠そのものにはめ込む
通常はアルミ製サッシに網使って作る網戸ですが、部分的に設置したいのではめ込み式の網戸を自作してみました。
はめ込むだけなのでレールなどを使う必要もなく、特殊な工具も必要ないので誰でも作れるかと思います。
今回のメインは網戸ですが、応用すればはめ込み式の窓も作れます。
用意する材料
・プラスチックカバー ×4
・プラスチック板 ×8
・両面テープ
網戸1枚分の材料はこれだけです。
大窓くらいの網戸だと大体3000円くらいの材料費になります。
プラスチックカバーと板はホームセンターの「自作する二重窓コーナー」あたりにあるものを使いました。
プラスチックカバーはこんな感じにコの字型になっているものを使います。
プラスチック板はこんな感じで変哲もないものです。
プラスチック板で注意したいのが板の厚さの2枚分がカバーでちょうど挟み込めるものにしてください。
カバーと板の幅は1cmのものを使っていますが、大体同じくらいの幅があればいいです。
詳しく後述しますが、材質はできるならプラスチック類を使ったほうが後々便利です。
はめ込み式網戸の作り方
全体の手順
②板に両面テープを貼る
③網のふちを挟むように板を貼る
④網をカット
⑤カバーを板に被せる
全体の流れはこうなるので、それぞれ詳しく書いていきます。
①プラスチックのカット
プラスチックカバーと板は網戸をはめ込む予定の場所のサイズにカットします。
今回は 縦110cm × 横30cm ほどで作成しています。
あとカットしたあとに長さが足りなくなると困るので最初は少し長めに切りましょう。
長さが足りてるか確かめてから微調整してカットします。
それと後々被せるカバーの厚みの分長くなるので、それを計算に入れてカットしましょう。
②板に両面テープを貼る
カットした全部のプラスチック板の裏面に両面テープを貼っていきます。
プラスチック板の幅と同じくらいの両面テープを使いましょう。
③網のふちを挟むように板を貼る
テープを貼った板を網のふち部分に貼り付けていきます。
板で挟み込むように貼るので、網の裏も忘れないようにしましょう。
先に板を貼って固定してしまえば作業が非常にラクになります。
最初に網をカットしようとしても、丸まったりして作業がしにくいです。
④網をカット
しっかり板を貼れたら板に沿って網を切っていきます。
先ほど書いたように、このように先に板を貼ってしまえば網が丸まったりしないので切るのが非常にラクです。
⑤カバーを板に被せる
最後に二重になった板を挟み込むようにカバーを被せます。
カバーを被せることで両面テープが外れにくくなったり、網戸の頑丈性が増します。
これは見やすいように作成途中のものになります。
このようにちょうど板2枚分を挟み込めるようなカバーと板のセットにするようにします。
購入の前に試しに挟んでみて大丈夫かどうか確認しましょう。
完成
カバーを四辺全てに被せれば完成です。
…色のこともあってか見た目はカバーを被せる前とあんまり変わらないですが、これで終わりです。
はめ込み式といえど場所を選ばず使えるのが特徴です。
材料の代用
網戸をシートにする
網の部分をビニールやプラスチックシートにすればはめ込み式の窓にもできます。
二重窓にしようと思うと、大抵はレール式になります。
しかし工事費もかかりますし、自作するにしてもそこまでしたくない人もいるでしょう。
しかし今回の方法ならそこまで難しくもないですし、はめ込み式なので撤去も簡単です。
作り方も網をシートに変えるだけなので、興味がある人は試してみてください。
板・カバーはプラスチックがいい
使う材料のできればプラスチックの方がいいです。
5mm以下のような薄い木の板を使うと湿気や熱などで変形するため、網戸が外れやすくなります。
おまけに固いせいで融通が利かないため、少し曲げて無理やり入れるみたいなこともできません。
その点プラスチックなら湿気の影響も受けない・それなりに頑丈・簡単に曲げられると、完成後の使い勝手もいいです。
最後に
このはめ込み式網戸を作ろうと思った切っ掛けは、窓と網戸の隙間から蚊が入ってくることでした。
その隙間を塞げる防虫テープもあるんですが、それでも隙間ができてしまったため、どうしようもなかったです。
その改善のため
・蚊が入ってくる隙間を無くす
の両立を考えたらはめ込み式の網戸の制作に行きつきました。
今は窓のレール部分にはめ込んで、窓と窓枠で挟み込みようにしてこの網戸を使ってます。
結果として蚊の侵入が無くなったので非常に助かってます。