野菜の栽培で使えるおすすめの土一覧。ベランダ栽培もできる土の配合

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土は野菜の栽培で最も重要な要素で、生命線といえるほど。

しかし一括りに土といっても、種類ごとに特性が違ってきます。

普通は「野菜の土」なんて市販の土を使うでしょうが、それでは物足りないことも出てきます。

今回は市販されている土の種類を紹介していきます。

土壌の改良に使える土や、ベランダなどでのプランター栽培でも使える配合の土も解説します。

栽培に適した土とは

畑にしろ、プランターにしろ、植物を育てるのに最適な土はある程度決まっています。

特に重要なのが以下の4点。

・保水性
・排水性
・保肥性
・肥料分

この4つの要素を兼ね揃えた土なら、大抵の植物は育ちます。

しかし何年も同じ土を使っていると、このどれかが欠けてきます。

特に土が少ないプランター栽培では、どれかが欠けると生育に大きな影響が出ます。

畑・プランター栽培問わずに気を付けましょう。

保水性・吸水性のある土

水を溜め込めない土ではすぐに干からびてしまいます

植物というのは一気に水を吸収せず、必要な分だけジワジワと吸収していきます。

最低でも1日くらいは水を溜め込んでおけないと、散水してもすぐに枯れてしまいます。

そのため最低限の水を吸収しておける土でないといけません。

特にプランター栽培+夏場では、作物が枯れやすい原因のトップです。

しかし「じゃあ田んぼみたいに水浸しにしておこう」なんて安直な考えはNG。

土が水浸しだと、根が呼吸できずに根腐れして枯れてしまいます

「充分な水を含み、かつ根が呼吸できる状態」をどう維持するかが大切になります。

水はけの良い土

余分な水を排出できる土であることも大事です。

稲・水草のような一部を除いて、根が水に浸かったままでは根腐れで枯れてしまいます。

水はけの良い土というのは、ずばり「隙間のある土」。

隙間があればそこから余計な水は出ていきますし、そこに根を張ることもできます。

そのため土の粒子が細かいと保水性はありますが、隙間ができないため根の生育には適していません

「保水性がないとダメなのに、水はけがいい土なんて矛盾してる!」なんて思うでしょう。

が、そう思えるほど保水性と水はけのバランス感覚は重要です。

水はけが悪すぎると根腐れを起こし、水はけが良すぎると水不足になる…。

どちらかに偏りすぎても問題です。

プランターでは溜め込める水分量が少ないため、尚更このバランスが取りにくいです。

養分の多い土

当然ながら栄養が無い土では作物は育ちません。

かならず堆肥といったものを混ぜる必要があります。

森の中などならまだしも、自宅の畑では土の栄養は自然回復しません。

追肥を行うこともありますが、あれは精々一時しのぎ。

あるいは短期でのブースト効果を狙ってます。

慢性的に栄養を供給するには、土そのものに含ませておく方が効率が良いです。

保肥性のある土

できるだけ養分を溜めこめる・流れ出ない土を使いましょう

土には養分を溜めこめる性質があり、これを「保肥力・保肥性」といいます。

堆肥は養分を「生み出す」土。

大切ではありますが、保肥性とはまた別物です。

簡単にいってしまえば養分が水と一緒に流れ出てしまうのを防ぐ性質のことです。

イメージとしては土に養分を「吸着」しておく感じ。

そのため石みたいなカチカチの土だと、追肥しても栄養が水と一緒に流れ出てしまいます。

保肥性が高い土ほど長く栄養を植物に供給できます。

特にプランター栽培では重要になってくる要素です。

土の種類

あまり意識したことは無いでしょうが、土にも種類があります。

・基本用土
・堆肥
・調整用土

大きく分けてこの3つ。

土を自作するなら、これらを配合していくことになります。

基本用土は土のメインになる土。

土全体の過半数を占めるくらいの量を使います。

堆肥は土に養分を持たせるためのもの。

基本用土や調整用土には多く養分は含まれていないため、堆肥は絶対に必要です。

調整用土は土の性質を変える土です。

酸性になった土を中和したり、排水性を良くしたりと色々できます。

これらの土を配合して、栽培に適した土を作っています。

基本用土

基本用土は土作りをする上でメインに使う土のことです。

用土名排水性保肥性保水性備考
赤土保水性:大
赤玉土万能
鹿沼土酸性
黒土有機性
田土×保水性:大
日向土軽石

総じて保水性・排水性・保肥性に優れた土が多いのが特徴。

メインで使う土のため、20Lや30Lといった大容量で販売されていることが多いです。

ただ栄養分が少ないものが多く、堆肥などと混ぜ合わせて使うのが一般的です。

赤土

赤土は火山灰が土になったもので、かなりの粘質のある土です。

名前通り見た目も赤い土です。

保水力と保肥性はかなりありますが、排水性はイマイチ

そのため後述する「赤玉土」として加工された状態で販売されることが多いです。

土そのものに肥料分があまり無く、リン酸などを多く追肥する必要があります。

赤玉土

上記の赤土を小さい粒状にしたものです。

大・中・小とあり、作る土によって大きさを変えます。

赤土同様に保水性・保肥性を持っており、さらに粒状のため隙間ができやすく排水性も持っています。

土の酸性度も中性に近く、どんな土に混ぜても問題なく特性を発揮しやすいのが特徴です。

そのため土作りでは、ほとんどの場合で赤玉土を配合したパターンが多いです。

「土作りなら赤玉土」といえるほど万能感のある用土です。

清潔な土でもあるため、種まき用の土としても使えます。

変わった使い方だと、水耕栽培の土やろ過材の土として使うことも。

ただし肥料分は赤土同様に少ないので、追肥などは忘れずに。

鹿沼土

栃木県鹿沼市で採れる土のため、鹿沼土と名付けられています。

赤玉土にように粒状に加工されていることが多いです。

赤玉土同様に保水性・保肥力・排水性が良く、メインの土として使えます。

ただし酸性度が強めなので、大量に使うと生育に悪影響が出る可能性があります。

しかし何らかの理由で酸性度を上げたい場合に使えます。

例えばアルカリ性が高くなりすぎたり、酸性の土でしか育たないブルーベリーの土として使うには最適です。

赤玉土では酸性度は偏らないため、こうしたケースで鹿沼土を使うことになります。

黒土

黒土も赤土と同じく火山灰土ですが、こちらは有機物を多く含んでおり微生物が活動しやすいのが特徴。

火山灰の上に枯れ葉などの堆積物が積もり、長年かけて微粒子状に分解され混ざりあったのが黒土です。

一般的な「黒っぽい土」なら、この黒土を指すことも多いです。

微生物が多いと土壌の枯れ葉・腐った根っこなどの有機物の分解が進み、土の栄養分も作られやすいです。

微生物の活動を活発化させるなら堆肥などを使うのが一般的です。

が、敢えて堆肥を使わずに微生物を多くしたいときに有用です。

もちろん堆肥と混ぜ合わせれば、相乗効果で栄養をたくさん作ってくれます。

性質も赤土と似ており、保水力と保肥性は良くても排水性は悪いです。

田土

水田の下層土や、河川敷の沖積土として使われる土です。

水田に使われることからわかるように、保水力や保肥性が抜群です。

しかしその半面、排水性はかなり悪いです。

一般家庭の園芸などで使う機会は少ないかと。

日向土

別名:ボラ土・日向砂。

土と書いてありますが正確には黄褐色の軽石。

そのため土の形を崩さず使い続けることが可能です。

一番の特徴は、長期に渡って保水性・排水性・保肥性を維持できること。

赤玉土などの粒状の土はサラサラの土を固めただけなので、経年劣化で元の土に戻ることが多いです。

そのため長年使っていると排水性などの性質が失われてきます。

しかし日向土は最初から最後まで特性を保ったまま使うことができます

こうした特徴から土を変える必要がない植物で安心して使い続けることができます。

ラン・山野草・盆栽などの観賞用の植物によく使われる土です。

植物用土

植物用土とは堆肥や腐葉土などの分解された植物からできた土のことです。

排水性保肥性保水性備考
堆肥養分:大
腐葉土バランス良
バーク堆肥木の皮
ピートモス酸性

養分が多く、土壌改良材としても使える土です。

基本用土に混ぜる形で使います。

使い古した土を再生するのにも使われるので、土が余っているなら植物用土を多く用意しましょう。

ただ効果が長続きしない点もあります。

植物用土は微生物によって分解されてしまうため、いずれ無くなってしまいます。

1~2年後には無くなってしまうため、その都度土に混ぜましょう。

堆肥

植物にとって栄養満点の土が堆肥で、「家畜フン」や「油かす」など有機質なものが多いです。

生ゴミをコンポストで堆肥に変えた「生ゴミ堆肥」もこれに当たります。

・チッソ
・リン酸
・カリウムなどの各種ミネラル
・鉄
・マンガン
・銅
・亜鉛
etc

このような植物の生育に必要な栄養素を多く含んでいるため、栄養がたくさん必要な作物の栽培には欠かせない土になります。

土の栄養は微生物が有機物を分解した結果できるもの。

その有機物・微生物を多く含んでいるのが堆肥です。

土壌改良材としては最上のもの。

基本用土だけでは肥料分が足りないため、それを補填する形で混ぜ込みます。

「牛フン」「鶏フン」が代表的で、変わったものでは「馬フン」の堆肥もあります。

ペレット状に固めてあるものもあるため、扱いやすくもなっています。

ただむやみに混ぜ込みすぎると臭いやの虫が沸く原因にも。

作物などを植える2~3週間以上前くらいに土に混ぜるのが基本。

こうすれば作物を植えてすぐに栄養が供給されるようになります。

腐葉土

広葉樹などの葉や枝を堆積して分解・発酵させたものが腐葉土です。

市販されている腐葉土は広葉樹が原料です。

ただ、別にその辺に生えている樹の葉でも腐葉土はつくれます。

単純に広葉樹は「葉の数が多い」「落葉性(回収しやすい)」「分解が早い」と、腐葉土作成に適しているというだけです。

堆肥と同じく保水性・保肥性・排水性に優れています。

そして、堆肥と違って臭いが無く扱いやすい土でもあります。

しかし原料は枯れ葉などがメインなため、堆肥と比べると肥料分は多くありません。

基本用土に混ぜ込んで保水性や通気性を上げるのによく使われます。

バーク堆肥

バーク堆肥は木の皮を発酵させて作った堆肥です。

バークの意味は「樹皮」です。

樹皮の材料の指定は無く、分類としては腐葉土に近いものがあります。

しかし完全熟成しているタイプが多く、養分は腐葉土より多いです。

土をフカフカにする効果も高く、悪臭もしないため、堆肥よりも使いやすいです。

腐葉土では分解されていない葉や枝が混ざっているため、気になる人もいるでしょう。

栄養面としては腐葉土以上、堆肥以下といったところ。

製造過程で油かすや家畜フンを少量混ぜているものもあります。

この場合は多少栄養が多くなります。

ただ製品によっては完全にバークのみを使っている場合も。

養分を多めにしたいなら、そう表記されたバーク堆肥を選びましょう。

ピートモス

ピートモスは湿地の水ゴケなどが腐って分解されたものです。

原料が植物なため腐葉土の代わりに使うことも多く、保水性・保肥性・排水性があります。

ただし乾燥したピートモスは撥水性があり、最初は思ったように吸水してくれないことがあります。

他にもフカフカしていない、細かくなりすぎたピートモスだと排水性が低くなります。

一番の特徴は強い酸性の土なので、もっぱら土を酸性にするために使われます。

プルーベリーなどの酸性の土で育つ植物の土を作る際に使うことが多いです。

ただ購入する際には「調整済み」ピートモスかどうか確かめましょう。

「調整済み」のピートモスだと、酸性度がある程度中和されて低くなっています。

ブルーベリーの土のように酸性度を高くしたいなら調整されていない「無調整」ピートモスを使いましょう

 

調整用土の一覧

調整用土は土の性質を整えて改善する土壌改良材の役割があります。

普通は堆肥などを混ぜて土づくりをしますが、それでは足りない部分も出てきます。

調整用土は排水性・保肥性・保水性・酸性度などの細かい土の調整ができます。

用土名排水性保肥性保水性備考
バーミキュライト清潔
パーライト清潔
燻炭酸性緩和
ヤシガラ活性炭酸性緩和
草木灰酸性緩和
珪酸塩白土根腐れ防止
ぜオライト根腐れ防止
ココピート根腐れ防止

このように調整用土は排水性・保肥性・保水性に優れているものばかり。

肥料としては適していませんが、生育の補助をしてくれるのが調整用土になります。

土の酸性度の調整をできる用土も多く、酸性の土を中和することもできます。

清潔なものが多いため、種まき用の土作りにも使えます。

バーミキュライト

バーミキュライトは「ヒル石」という鉱石を、約1000℃の高温で焼成加工したもの。

焼いたあとに細かく砕き、土として利用しやすくしています。

高温殺菌されており、元が石なのでカビといったものが発生しにくいです。

そのため種まき用の土をつくるときに使えます

石なので排水性に優れ、焼いた際に無数の小さい穴が空くため保肥性・保水性も持っています。

特性としては非常に軽い土です。

市販の土で散水すると浮かぶ土があると思いますが、それがバーミキュライトです。

黒土や田土といった土と混ぜても、水を撒くと浮かんでしまい簡単に分離してしまいます。

しかしそれを逆に利用して土の表面を覆ってしまえば、水の蒸発を防ぐような使い方もできます。

元が石のため長年に渡って特性を維持しやすいです。

土に一定以上の性質を持たせたいときに有用になります。

パーライト

パーライトはバーミキュライトと似ており、「真珠岩」を約1000℃で焼成加工したものです。

バーミキュライトと同じく焼いた後に砕いて細かくされ、カビなどが発生しない清潔な土として利用できます。

バーミキュライトよりも重く、水を入れても土と分離しにくいです。

石の特性上排水性は持たせられますが、小さい穴は空いていないので保肥性・保水性は持っていないです。

土と分離せず通気性を持たせたいときに使いましょう。

こちらも石のため、特性の維持がしやすくなります。

最低限の排水性を持たせたいときに使いましょう。

燻炭

燻炭はお米のもみ殻を燻製にして炭化させたものです。

元々のもみ殻の形が残っているため、土に混ぜ込めば排水性を良くしてくれます。

アンモニアなどの有害物質を吸着してくれるので、異臭を抑えたりできます。

酸性の土を中和する作用もあります。

黒土や田土のように通気性が悪い土や、酸性に傾いてしまった土に混ぜ込んで使いましょう。

ヤシガラ活性炭


調湿・浄化・脱臭用ヤシガラ活性炭(1kg)

ヤシガラ活性炭はヤシの実の殻を燻製にして炭化させたものです。

燻炭と同じような性質を持っており、排水性の改善・有害物質の吸着・酸性の中和に使えます。

ただ細かく砕いてあるため、諸々の効果は高くなっています。

水道の蛇口のフィルターや、脱臭剤としても使われているくらいです。

燻炭と違って細かいため、土に混ぜ込みやすくなってます。

草木灰


JOYアグリス マルタ 草木灰 500g

草木灰は落葉や枝を焼いて灰にしたもの。

用途としても燻炭やヤシガラ活性炭と似ており、排水性の改善・有害物質の吸着・酸性の中和になります。

しかしその2つと違ってかなり細かいため土に混ぜ込みやすく、早くに土壌改良ができます

ただ製品ごとに成分の偏りが多く、品質にバラつきが出るので使うときは注意してください。

珪酸塩白土


ソフトシリカ ミリオン 1kg

珪酸塩白土は「軽質多孔性高度珪化珪酸塩白土」という、長~い名前の白い粘土を加熱したものです。

あるいは「ソフトシリカ」という名称で販売されています。

秋田県の八沢木という地域でしか産出されてない、珍しい土です。

他の調整用土同様に排水性や保肥性・保水性に富んでいます。

ただ他の用土には無い「珪酸」という成分。

この珪酸は、植物の生育を大きく助けてくれる成分です。

・茎や葉を丈夫にする
・リン酸の吸収効率UP
・病気の予防
・光合成の促進

特に光合成とリン酸の吸収は、植物の成長に欠かせないファクターです。

また多くのミネラル分を含んでいることも特徴です。

・アルミニウム
・マグネシウム
・鉄
・カリウム
・カルシウム
・ナトリウム

日本は雨が多く、ミネラル分が水で流されてしまうため不足しがちです。

そのため珪酸塩白土はミネラルの補給に適しています。

有害物質の吸着や、そういったことが原因の根腐れもを防止できます。

ぜオライト


自然応用科学 土にプラス1 天然ゼオライト 保肥力アップ!! 1.2L

ぜオライトは「沸石」といわれる白色の天然鉱石です。

理科の実験で「入れると沸騰しやすい石」が有名でしょうか。

厳密には沸騰しているように見せているだけですが、その石がこのぜオライトです。

特に保肥性が高いのが特徴。

細かいものなら、土に混ぜ込んで土壌の栄養を溜め込ませる。

大きいものなら、蜂の底に敷いて鉢底石の代わりにも使えます。

有害物質をよく吸着してくれるため、アクアリウムの石にも使われたりします。

ココピート


FUJICK(フジック) ベラボン・プレミアム 5L

ココピートはヤシガラ(ヤシの実の繊維)が材料の土壌改良材です。

「ベラボン」「ヤシガラマット」などとも呼ばれます。

使いやすいよう細かく砕いてあります。

繊維質なため、土に混ぜると排水性や通気性を持たせることができます。

水はけが良くなるため、ドロドロになった土の改善に使えます。

生ゴミ堆肥を作るコンポストの用土としても使われます。

ただ栄養価が少ないという注意点があります。

そのため他の土と併用して使うのが望ましいです。

万能土の作り方

どんな植物でも、満遍なく栽培できる土の配合があります。

既存の土でも使えるので、土壌改良材としても使えます。

あまり土造りしたことのない人にオススメです。

土の配合

まず結論ですが、保水性・水はけ・肥料分の3つを満たせる土のつくり方を紹介します。

赤玉土6:腐葉土2:堆肥2

この割合の配合でベースとなる土がつくれます。

育てる植物によっては堆肥の配合率を少し変えますが、この土で大抵の植物は栽培できます

もし酸性度の高い土が必要なら、この配合の土にピートモスを3~5割加えればブルーベリーなども育てられる土になります。

ただしプランターで野菜を育てる場合、どんな土を使っても確実に追肥は必要になってきます

そこのところは心得ておいてください。

赤玉土

赤玉土は万能に近い特性をもっています。

・保水性が高い
・水はけが良い
・保肥性がある

このように赤玉土は栽培に必要な土の要素をほとんど満たしてます。

欠点となる部分は赤玉土自体に含まれる養分はあまり無い、というところ。

赤玉土の原料は火山灰。

それを固めて粒状にしたので、有機性のものを含んでおらず栄養は少ないです。

そのあたりは堆肥や追肥で別に補えばいいので、大抵の植物を育てる土には赤玉土が基本用土として使えます。

使う赤玉土の玉の大きさは中がオススメ

この大きさなら保水性も高く、玉同士の間に隙間もできやすく根が張りやすいです。

腐葉土

腐葉土は土の隙間をつくるのに優秀な土です。

代表的な堆肥の腐葉土ですが、これも赤玉土と同じく保水性・水はけに優れています。

おまけに赤玉土よりは養分を含んでいるため、肥料代わりにも使えます。

赤玉土は土を固めたものなので、いずれ潰れて砂状になってしまうことがあります。

プランターのように土が押し固められる状態になると、下のほうの赤玉土は重さで潰れやすいです。

そんなときに潰た赤玉土の代わりに隙間を作ってくれるのが腐葉土。

微生物に分解されるまでの時間もそれなりにかかるので、長い間土の中の隙間を維持してくれます。

ただメインの土として使うには隙間が大きすぎ、作物を十全に育ち切るまでの栄養は無いです。

こういったことから、別の土に組み合わせるのが最適です。

栄養が少なくても育つ花を育てるなら、赤玉土6:腐葉土3~4:堆肥0~1にしても大丈夫です。

堆肥

赤玉土や腐葉土では賄い切れない栄養分を与えるために必要なのが堆肥です。

植物の生育に必要な栄養はこれで補います。

主に牛フンや鶏フンといった有機肥料を使いますが、オススメなのは「完熟」「発酵」と書かれた堆肥を使うこと。

発酵された堆肥なら臭いも少なく、分解も進んでいるため栄養が早く土に溶け出します。

ただ混ぜすぎは注意しましょう。

堆肥を大量に入れると水を含みすぎてグチャグチャになったりするため、水詰まりの原因になります。

特に牛フンなどの堆肥だと臭いもするため、虫が沸く原因になりかねません。

最大でも堆肥が全体の4割の量を上回らないように配合しましょう。

臭いが気になるなら、堆肥の上に土を被せるようにすれば臭いを緩和できます。

細かい点が気になるなら

市販の土にしろ、自作の土にしろ、使っていると気になる点が出てくることがあります。

特に多いのが「水枯れ」と「臭い」です。

水はけが良すぎる・水枯れが酷い

土が乾燥しやすいなら、土の表面に「腐葉土」や「水ゴケ」を敷きましょう

土の表面を何かで覆ってしまえば水分の蒸発を防いでくれます。

保水性の高い水ゴケなら特に効果的です。

マルチといったシートを使うのもアリですが、撒いた水が土に浸透しにくいデメリットがあります。

腐葉土や水ゴケなら水が染み込みますし、土に還るため多少の栄養分も期待できます

長期的に効果を出したいなら、バーミキュライトを使えば自動的に表面を覆ってくれます。

キュウリといった、多量の水分が必要な野菜に有効的な方法になります。

プランターでは保水性が低くなりがちなため、こうした対策を取ってみましょう。

堆肥の臭い

堆肥を入れすぎて臭いが出るなら、「燻炭」「ヤシガラ活性炭」などの炭資材が臭いを吸着して緩和してくれます

炭は表面上に無数の小さい穴が空いており、そこに臭いなどを溜めこめます。

微生物が入りこむ住処にもなるため活動が活発になり、臭い成分を分解してくれたりと役に立ちます。

あらかじめ土に混ぜておけばアンモニアガスを吸着してくれるので、根腐れの予防もしてくれます。

おまけにある程度土に隙間を作って水はけも良くしてくれます。

ただ使いすぎには注意してください。

炭や灰はアルカリ性が強い傾向があるため、土をアルカリ性にしてしまうことがあります。

もし臭いなどが気になるなら、土の量の5%~10%ほどを使用しましょう。

土作りは長期栽培の基本

土造りは植物を育てる上で重要かつ基本です。

特に栄養がたくさん必要な作物では、初期の土造りが大事になってきます。

初期成育を早めたり、慢性的な肥料不足の解消だったり、追肥の回数を減らしたりとメリットは多いです。

作物の種類によっては、1シーズン中は無追肥で栽培することも可能です。

結構種類が多いですが、特性だけ見てみると似通ったものが多いのも特徴。

2~3種類の用土を使えば足りない部分をカバーできるので、バランスの良い土は作りやすいです。

少量なら百円ショップでも販売してます。

試しに使ってみて、気に入ったものをメインの用土にするのもいいでしょう。