除草剤を使わず雑草を除去する方法。環境にやさしい簡単なやり方

2021年4月4日園芸知識園芸,家庭菜園

園芸をしている方にとって悩みのタネが雑草です。

しかし除草剤を使うわけにもいきません。

そこで「除草剤のように撒くだけ」「土を汚染しない」方法を紹介します。

気兼ねなく使えて、しっかり雑草を除去できる方法です。

用意する時間の短縮方法も書いておきます。

「お湯」を使って除草

結論からいうと「お湯」を使って除草します。

特に沸騰したての「熱湯」が一番です。

お湯の持つ「熱」によって根にダメージを与えて雑草を枯らす方法です。

実際にお湯を撒いたときの様子。

撒く前の雑草の状態ですが、青々と雑草が生い茂ってます。

ここにコップ2~3杯くらいの沸騰したてのお湯を撒きます。

お湯を撒いてから4時間ほど経った雑草の様子です。

お湯をかけた場所だけ見事に枯れてます。

このあと数日経っても雑草は復活しませんでした。

特に除草剤のように環境に害がなく、除草したあとの土に植物を植えても問題なく育ってくれるのが大きいです。

枯れた雑草はそのまま土に混ぜ込んでしまえば土に還ります。

環境にやさしいだけでなく、雑草を腐葉土の代わりにすることも可能です。

葉に直接かけると茹でたようになりますが、それだけだと新しい葉が生えて元通りになってしまうことがあります

しっかり根下にかけて土に染み込むくらい撒きましょう。

お湯を使って除草するメリット

簡単に用意できる

お湯を沸かすだけで用意できます

ヤカン一杯でも20分~30分ほどで湧きます。

食事中など何かのついでで手軽に用意できるので、手間もあまりかかりません。

人・植物に害がない

一番のメリットとして、環境・人体への被害が全くありません

お湯で雑草を枯らせた場所に野菜を植えても問題ありません。

除草剤では成分が土に残ってしまい、その場所で植物が育たなくなる恐れがあります

仮に影響が少なくても、作物を育てていると除草成分が野菜に移ります。

その野菜を食べてしまうと間接的に除草剤を口にすることになるため、健康上非常に害があります。

お湯の元は水なのでそういった影響が一切出ません。

一回撒けば雑草を枯らしてくれますが、除草剤のように成分が土に滞留しないので、そのあとの土を問題なく使えます。

花や野菜を植える前にまいて雑草が枯れたら植える、みたいにしても問題なく育ってくれます。

ついでに枯れた雑草を土に混ぜ込めば、土に還ってくれます。

雑草の種にも有効

雑草本体だけでなく、雑草の種も発芽させなくします

雑草を抜くだけでは種が残っていた場合、また雑草が生えてきます。

しかしお湯なら除草剤と同じように種そのものも発芽しなくなります。

「抜いても抜いても雑草が生えてくる」といった場所で使うと有効です。

木などには効かない

木などの大きな植物を枯らすことはありません。

そのため近くに木などが植えてあっても問題ありません。

後述するデメリットにもなりますが、大きい植物にはお湯の効果が薄いです。

木などのように大きく育った植物だと根が大きく、熱のダメージが少なくなるからです。

大きく育った木はかなり地下深くまで根を張っており、お湯がそこまで浸透しません。

ただ根にダメージがいくのは変わりません。

木の規模によりますが、木の根元から20cm以上は離してお湯を撒きましょう。

お湯を使うことのデメリット

時間が経つとまた雑草が生える

ある程度時間が経過すると、また雑草が生えてくることが多いです。

除草剤と違い成分が土に滞留しないため、効果はお湯をかけた雑草にしか効きません

除草した場所のまわりに雑草が生い茂っていると、2・3週間後くらいから別の雑草が生えてきます。

周囲の雑草が少なくなれば再度生えることも減ります。

どうせならまとめて除草してしまいましょう。

ただプランターのようにまわりから隔てられた場所なら、かなり長い間雑草は生えてきません。

大きい雑草には効きづらい

規模が広い・茎が太い雑草では除草効果が低くなります

お湯の熱によるダメージで根を枯らすので、除草剤のような劇的な効果はありません。

そのため雑草が大きすぎると効果も減ってきます。

成長して根が大きくなった雑草では、例え根下にお湯をかけても枯れにくいです。

1cm以上くらい成長すると効きが悪くなるので、それなら抜いたほうが手っとり早いです。

効果が高い使い方

除草剤代わりに使えるといっても、充分な効果を発揮するにはいくつか条件があります。

特に除草効果が高くなる使い方を紹介します。

晴れの日

お湯の温度が下がりにくい晴れの日に雑草に向かってお湯をまきましょう。

気温も高い日なら尚のこと除草効果も上がります。

雨の日ではお湯がすぐに流されてしまい、効果的に雑草の根にダメージを与えられません。

寒い日でもお湯が冷めやすくなり、大き目の雑草では除草しきれない場合があります。

暑さや乾燥でへたっている雑草だとみるみるうちに枯れていきます。

若干地面が湿っているとお湯がよく浸透してくれます

お湯を撒く前に散水しておくか、雨の日の翌日に撒くといいでしょう。

根下に撒く

確実に雑草を枯らしたいのなら、雑草の根下に撒きましょう。

雑草に限らず大抵の植物は根下に根が集中しています。

雑草の茎や葉だけにお湯を撒いても根にダメージが入らず、時間が経つと再生してしまいます。

そのため根に直接ダメージが行くように撒きます。

お湯の量は土に染み込んでいくくらい使います。

地面のかなり下まで熱が通れば、その分多く根が枯れてくれます。

プランターに使う

プランターなどの密閉した容器だと効果が出やすいです。

畑などと違い、プランターで雑草を抜くと土が散乱して面倒です。

オマケに根の密度が高く、抜くとゴッソリ土も持って行ってしまうことも。

プランターに茂った雑草にお湯をまけば、密閉された容器なので簡単にお湯が浸透してくれます。

排水口を塞いでしまえばお湯が漏れ出ないので、一層効果が高まります。

除草とは関係ありませんが、土の中にいる病原菌や虫の駆除のためにお湯を使う方法があります。

こちらはプランターいっぱいに入れないといけませんが、少量のお湯でも僅かながらに病原菌や虫の駆除ができます。

早くお湯を沸かす方法

お湯を使うといっても2L近いお湯を沸かすとなると、それなりに時間がかかります。

そこで早くにお湯を沸かす方法として「日光」と「ペットボトル」を使うというのがあります。

まずこのように2Lペットボトルを黒いビニールテープでぐるぐる巻きにします。

あとはこれに水を入れ、日光の当たる場所に放置しておくだけです。

ペットボトルを立てずに横にすれば地面からの温度も吸収しやすくなるため、より温度が高くなります。

こうすれば水道水から沸かすよりも早くにお湯を沸かせます。

2時間ほど日光に当てた水温がこちら。

38℃とお風呂並みの温度になっています。

水道水が20℃前後なのを考えると20℃近く温度が上がっているため、お湯になる時間も短くなります。

お湯を撒くのはお昼近くがいいので、朝のうちから放置しておけば丁度良くなります。

テープを使わず透明なままだと34℃くらいだったので、少しでも温度を上げたいならテープを使った方がいいです。

まとめ

いろいろとデメリットもありますが、やはり除草したあとの土を問題なく使えるのは大きいです。

私はプランター栽培がメインですが重宝してます。

「除草剤は使えないけど、雑草を抜くのはメンドクサイ」なんて人にオススメです。

この方法を試してみて、厄介な雑草を一掃しましょう。