おいしいマンゴーを食べるための見分け方・熟させ方。完熟したマンゴーの選び方
スーパーでも日常的に見かけるメジャーな果物のマンゴーですが、食べてみたら「熟してなかった!」なんて人もいるかと。
安くても1個400円ほどと少々高価なだけに、おいしくなかったら残念な思いをした人も多いかと。
私もかなりマンゴーを食べているので、その経験からどんなマンゴーならおいしいのか・完熟の見分け方などを紹介したいと思います。
マンゴーの種類
ますは種類別でおいしいマンゴーの見分け方を紹介します。
といっても大雑把に2種類しかなく簡単に見分けられます。
アップルマンゴー
赤く丸いマンゴーで、一般にマンゴーを想像するならこちらになる人が多いかと。
ただこのマンゴーはちゃんと熟しているか見分けがつきにくい種類でもあります。
大きな理由は以下の3つ
輸入品
輸入された海外産のマンゴーは熟していない状態でスーパーに出荷されています。
マンゴーは基本ブラジル・ペルー・タイといった熱帯地域で栽培・収穫されたものが輸入されています。
マンゴーは木に生った状態で熟させるのが一番おいしくなりますが、熟したマンゴーを数日かけて輸入・スーパーに陳列していたら熟しすぎておいしくなくなってしまいます。
そのため追熟させるための期間をつくるため、あえて熟していない青い状態で収穫されています。
このためスーパーに陳列されても熟していないことが多く、かなり固い状態のマンゴーを食べるハメになることが多いです。
皮の色で判別しにくい
アップルマンゴーは熟すとアップル(リンゴ)のように赤くなりますが、輸入品のマンゴーは熟しても赤くなりにくく判別が困難です。
そしてまったく赤くなくてもしっかり熟している場合もあるため、「数日追熟していたら熟しすぎていた」なんてパターンにもなりやすいです。
そのため実の柔らかさで判断するしかないのですが、次の理由でそれも難しくなっています。
実が大きい
実が大きい = 果肉が多いのでうれしい事ですが、大きすぎるが故に追熟の状態がわかりにくいという欠点もあります。
実が柔らかくなれば熟していると判断できますが、アップルマンゴーは実が大きすぎるため実の奥の部分まで熟しているかの判断ができません。
「実の表面が柔らかかったけど、奥のほうは固いままだった」なんて経験をした人もいるでしょう。
逆に柔らかくなっても数日追熟させてみたら「熟させすぎた」という真逆の結果になることもあるため、見極めがかなり難しいといえます。
ペリカンマンゴー
ペリカンマンゴーはアップルマンゴーと違い、黄色く細長いマンゴーです。
原産地は同じく熱帯地域で、アップルマンゴーよりも小さいものが多いです。
しかし買ってすぐにおいしく食べれるマンゴーとしてならペリカンマンゴーのほうが良かったりします。
理由はアップルマンゴーと違い「スーパーにある時点で熟している場合が多い」という点です。
ペリカンマンゴーも未熟なまま輸入されていますが、実が小さいため実の奥まで追熟しやすく、買った直後でも熟した状態で食べれたことが多かったです。
奥まで追熟が進みやすいため、実の表面が柔らかければ実の奥まで追熟している状態だといえるくらいです。
熟しているか不安な場合でも、1~2日ほど追熟させれば充分なケースも多かったです。
甘さも充分にあるので、即日でマンゴーを食べたいならペリカンマンゴーのほうがハズレが少ないといえます。
…まあ味そのものはアップルマンゴーとは違うので、そこで好みが分かれるかと思います。
おいしいアップルマンゴー
前述した通りおいしいアップルマンゴーを見分けるのはかなり難しいです。
そこで少しでもおいしいアップルマンゴーの選び方を紹介します。
国内産
確実においしいアップルマンゴーを食べたいなら国内産のアップルマンゴーが一番です。
国内栽培のマンゴーは海外産のマンゴーと違い、木に生った状態で熟すまでは採られません。
そのため国内産のアップルマンゴーはスーパーに陳列されたときにはしっかり熟しており、実も赤々としているものばかりです。
これらのことから追熟の手間が無くなるため、買ってすぐにおいしく食べられます。
難点は海外産マンゴーよりも値段が軒並み高いことが挙げられます。
代表的なのはブランド品の宮崎県産のアップルマンゴーで、安くても3000円以上だったりとかなり値が張ります。
ただ国内で栽培しているのは宮崎だけではなく、それ以外の特にブランドにはなっていないマンゴーなら1000円前後くらいで購入できます。(それでも倍以上の値段ですが…)
あまりにもマンゴー選びに失敗している人なら、確実においしく熟している国内産マンゴーを食べてみましょう。
小さめのマンゴーを選ぶ
海外産のアップルマンゴーを選ぶときは、あえて小さめのマンゴーのほうが失敗することが少ないです。
理由は前述したとおり「実が大きすぎると中まで熟しているかわからない」という点。
しかし小さめのマンゴーなら表面あたりが柔らかくなって(熟して)いれば、それなりに中の方まで熟していることが多いです。
たくさん食べたいのは当然ですが、それで固いマンゴーのままだと意味がありません。
選ぶ大きさは個人の匙加減ですが大体10~15cmくらいが選びどころです。
「小さいほうが熟しやすい」と覚えておきましょう。
皮の色は当てにしない
赤く熟しているにこしたことはないですが、輸入されたマンゴーは皮の色が赤くないからといって熟していないとは限りません。
何十個という海外産マンゴーを食べてきましたが、大半は全体の半分も赤くなっていないマンゴーでした。
輸入するために早く採ったマンゴーだと、追熟しても皮が赤くなりにくいです。
そのため「まだ赤くないか…」と思って放置したらジュクジュクになってしまっていた、なんてパターンが多かったです。
1日一回は柔らかく熟しているか確認しておいたほうが見逃しも少なくなります。
逆に国内産マンゴーは皮が赤ければしっかり熟してます。(まあ赤いマンゴーしか販売してないでしょうけど・・・)
そのため国内産マンゴーではこのあたりはあまり気にせず召し上がって下さい。
熟させるなら常温
海外産マンゴーは追熟が必要ですが、当然ですが追熟させるなら常温のほうが早く済みます。
表面を少し押しても手ごたえが無いくらい固いなら3~5日ほど。
少し柔らかく感じるな1~3日くらい追熟させればよかったです。
この日数は大き目のマンゴーが対象ですが、温度が20~25℃くらいのときこのくらい、冷蔵庫ならこの倍くらい、30℃以上なら半分くらいの日数を目安にしましょう。
小さいマンゴーならこの半分くらいでも大丈夫なことが多く、逆に日数をかけるとかえってダメなことが多かったです。
注意したいのが夏場に追熟させすぎると逆に腐ってしまうので、最低限日陰で涼しい所で保存するか、冷蔵庫のほうがいいです。
また冷蔵庫だからといって長期間放置しても腐る、というより痛んでしまうので注意が必要です。
ただこうして気を使ってもマンゴー1個1個の差が大きいので完全とはいえません。
はっきりいって追熟の目利きが一番大事なので、ある程度経験することが大事になってきます。
※ペリカンマンゴーは小さめのアップルマンゴーと同じような判断で追熟させましょう。
表面が少し柔らかければ、完全に熟してなくても1~2日で追熟できます。
最後に
とりあえず経験則からマンゴーの食べ方を模索したことを書きましたが、こんな感じです。
何十個も買って食べて失敗してを繰り返して試したので、かなりの出費になってると思います。
結論としては
・面倒なくおいしいマンゴーを食べたいなら国内産が1番
と、こんな感じかと。
しかし値段の違いはどうしようもないので、皆さんが海外産マンゴーをおいしく食べたいと思ったときの参考にしてくれれば幸いです。