不労所得の作り方。元手がかからない・ローリスクでできるやり方
不労所得というと楽して稼げる夢のある話ですが、作り方にはかなりの方法があります。
それこそ月々に数十万円単位で稼げるものや、1万円もいけば御の字といったやり方もあります。
しかし稼げる額と失敗したときのリスクは比例するため、一般人には手が出ない方法も多いです。
その点を踏まえて、それこそ明日からでも始められる簡単な方法やリスクが少ない方法。
あるいは入念な準備やリスクは大きいが、たくさん稼げる方法などを紹介します。
ローリスクでできる不労所得
まずは誰でも始められる簡単な不労所得の稼ぎ方を紹介します。
この方法では以下の点に重点を置いています。
・膨大な大金が必要ない
・手続きがラク
それこそ明日からでもできる方法もあるため、リスクが怖かったり手持ちが心もとない人は参考にしてください。
為替
為替レートの「円高」を利用して稼ぐ方法です。
簡単に説明するとドルなどの外国通貨が安いときに買って、高くなったときに円に戻す方法です。
例えば1ドル100円と安いときに、1万円分のドル(100ドル)と交換したとします。
このあと1ドル120円になったときに交換した100ドルを交換すると12000円となって返ってきます。
この差額の2000円が自分の利益となる計算になります。
ある程度まとまったお金さえあれば誰でもできる・行政がらみの手続きも必要ないため、かなり簡単に不労所得を得られます。
ただ難点が「交換できるタイミングが不規則」「時間に対する利益が少ない」ことが挙げられます。
いつ円高・円安になるのか、どのくらい待てばいいのかなどはわかりません。
おまけに先ほどは2000円が利益になると書きましたが、厳密にはここから交換時の手数料が発生するため、これより安くなります。
元手が少なくてもできる反面、よほどの大金を交換しかつかなりの円高・円安にならないとまとまった利益が出にくいです。
コインロッカー
駅などに置いてあるコインロッカーを購入して、それをレンタルすることで利益を出す方法です。
ロッカーを購入して配置した後なら放置しておくだけで利益を出してくれます。
ロッカーの大きさによっては1回の利用で100~1000円単位の料金が発生します。
1つのロッカーあたり1人で1~2日レンタルするなら、単純計算でロッカー1カ所で月々1500~15000円の利益が出ます。
大抵一つのコインロッカーで複数のロッカーがあるため、うまくいけばこれの数倍の利益になります。
ただ置いておくだけで利益が発生し、月に1回ほど料金の回収作業をすればいいだけなのでかなりラクです。
ただし上記のケースはかなり幸運な場合で、実際はかなり人が多いところに配置できなければ利益が上がらないのがネックです。
駅の中といった人が荷物を預けやすい場所というのは限られますし、そういった場所は既に先約が多い状態です。
よほど利用環境が良い場所でなければ、ロッカーの購入費用の元を取るのもかなり大変といえるでしょう。
自動販売機
自分の土地に自販機を設置して利益を得る方法です。
この方法には2パターンあり、それぞれで利益率が変わってきます。
②自販機ごと購入して販売利益を得る
条件次第ではどちらの方法を取るかで稼ぎがまるで違ってくるので、自分に最適な方を選びましょう。
自販機を置く土地だけを貸す
自販機を設置する場所を提供し、その土地のレンタル料金が利益になる方法です。
土地だけを貸す場合は自分にとってほぼリスクはありません。
それこそ自宅の玄関横に自販機を設置してもらうような状態のこともあります。
しかしこの場合の利益はあくまで土地のレンタル料のみなので、その自販機がどれだけ売り上げを上げていても一定の利益しか受け取れません。
空いた土地があればリスクなくできる方法ですが、利益率は良くも悪くも変動しないものと思っておきましょう。
自販機ごと購入
自販機や中の缶ジュースなどを自分で購入して、発生した販売利益を得る方法です。
缶ジュースも用意するとなると面倒に感じるかもしれませんが、自販機に飲料物を入れる作業などは業者に頼めます。
意外と自分ですることは少ないです。
ただし自販機そのものの値段がかなり幅があります。
駅前などにある大きな自販機や、ロッカー式の自販機。
あるいはオフィスのテーブルにおけるような小さな自販機と様々です。
小型の安いものなら10万円以下で購入できますが、大きなものでは50万円以上するものも珍しくありません。
また設置場所が人通りが多い場所でないと利益が出ません。
あくまでこのケースで利益が発生するのは「自分が購入した飲料物が他者に購入された際の差額」になります。
缶ジュース1本の純利益はかなり低いため、かなりの数が購入されないとまとまった利益になりません。
最低でも主要な道路脇でなければ購入する人も少ないですし、近くにコンビニなどがあるとキツイです。
もし自販機で不労所得を得ようと思うなら設置する場所は厳選しましょう。
無人販売
代金投入箱と一緒に野菜などを置いておく無人販売も、商品さえ用意できれば結構な収入になります。
…まあ商品を用意する手間の時点で「不労」とはいえないかもしれませんが…。
無人販売は自分の土地内であれば自由に設置できるため、割と制約は少なく済みます。
窃盗などが怖いなら写真ようなのコインロッカーを使って、確実に代金を払ってもらうようにすると安全に無人販売ができます。
無人販売というと野菜や果物といったものを想像するでしょうが、別に何でも構いません。
それこそメダカやカブトムシといった生き物でも商品にできます。
私が知っているケースでは、珍しいメダカを1パック数匹で1000~2000円で売っていました。
特にメダカといった生物は適切な飼育環境なら勝手に・大量に増えていくため、商品数の確保はしやすいです。
難点は自販機と同じく、ある程度人通りがある場所じゃないとなかなか売れないという点。
農家の人は畑の端などで野菜を無人販売で売れますが、自宅でやろうと思うと道路に面した場所くらいしかありません。
よほど珍しいものを売って、口コミが広がるような工夫をしないと稼ぎは少ないでしょう。
広告収入
広告収入とは自分のYouTube動画やサイトに広告を貼り、そこから得られる収入のことを指します。
行政的な許可を得る必要もないため、誰でも気軽に不労所得を得るチャンスがあります。
ただチャンネルやサイトを作ったあとにも継続して作業する必要性が多いため、「不労」とはいえないかもしれません。
しかしたくさんに人から見られるほどの完成を見たらある程度放置しても引き続き収入が発生するという利点があります。
これらの手段は自分の得意分野や趣味を持ちネタにすることも多く、「自分の趣味を収益化しようと思うとこうなった」的な状態になることも多いです。
またローコストでできる不労所得の中では、唯一月々数十万円以上の収益が得られる可能性のある方法でもあります。
とりあえず代表的な広告収入を得る方法を2つ紹介します。
ユーチューバー
昨今有名になったユーチューバーとは、YouTubeといった動画投稿サイトに自分が撮った動画を投稿し、その動画中に表示される広告動画から収入を得る方法です。
後述するブロガーと違ってYouTubeにチャンネルを開設するのには費用がかかりません。
ネット環境さえ整っていれば誰でもユーチューバーになれます。
収入が発生する広告には以下のような種類と条件があります。
・バンパー広告…6秒以内の広告が1000回表示される
・アウトストリーム広告…広告の半分以上が2秒以上表示される
・ディスカバリー広告…動画一覧などに表示される広告がクリックされる
このような広告を自分のチャンネルや動画に貼り、それぞれの条件が満たされたときに報酬として収入が得られます。
またチャンネルの登録者数が100万人といった規模になると、企業から「この商品を宣伝してくれ」と案件が来ることがあります。
その動画限りとはいえ、この場合は企業から直接報酬が得られるためかなりの利益になります。
ただどうしても動画を撮るためのカメラや、撮った動画を編集する技術は必要になります。
完全に無料・無作業でできるわけではありません。
動画の編集の仕方や実況系の動画では個人のセンスがものをいうので、人を惹き付ける動画が作れるかがキモになります。
ブロガー
ブロガーとは自分でブログやサイトを開設して、ブログ内のページに広告を貼って収入を得る方法です。
低コストなら1年10000円以内でサイト開設ができるため、低予算で何年も続けられます。
うまい事広告収入を得られれば月々10万円といった収入を得ることも可能です。
有名ブロガーだと月に100万円以上稼いでいる人もおり、年間コストと比べるとかなりの収益を得る可能性のある方法でもあります。
主に収入を得る方法は2つ。
・アフィリエイト広告…広告の商品が購入される
このどちらか、あるいは両方の広告をサイトのページに貼ることでサイトの収益化ができるようになります。
ただこれはある程度集客ができているサイトでなければ不労所得にはならないという点があります。
はっきりいって個人ブログでまとまった広告収入を得ようと思うと月々10万人くらいサイトを訪れてくれないと成立しません。
ユーチューバーと同じく、そこまでサイトを成長させるためにかなりの労力を必要とします。
そこまでの過程は「不労」とは呼べないかもしれません。
ただ既にサイトを持っている人ならすぐに収益化ができるようになります。
趣味でサイトを持っている人なら、苦痛なく続けられる方法でしょう。
写真・画像販売
自分で撮った写真などの画像をネット上でライセンス販売するという方法です。
ネット上で様々なサイトに使われている写真などは、必ずしも自分で用意したものでは無いことも多いです。
ではどうやってキレイな写真などを用意しているかというと、フリー画像投稿サイトや写真販売サイトなどを利用しています。
もちろん私も利用してます。
ここで注目したいのが「写真販売サイト」の方です。
「著作権フリー画像」というものを聞いたことがある人もいるでしょうが、それとは逆の「有料画像」というものも当然あります。
写真販売サイトでは自分が撮った写真などを販売してくれるサイトになります。
趣味や旅行先で撮った写真などをサイトに載せておくだけで、購入された際にライセンス料金が発生するという仕組みです。
サイトに画像を載せるには審査が必要になりますが、合格してしまえばあとは放置しておくだけでOKです。
「キレイな写真を撮ったけど、保存してるだけで使い道が無い」「自分が描いた画像を商品にしたい」なんて人には、画像を有効活用できる副業になります。
販売サイトには国内大手の「PIXTA」や、スマホ写真OKな「スナップマート」といった数多くのサイトがあります。
写真を撮るのが趣味な人だったり、大量の自慢の写真や画像が死蔵されているなら、こういったシステムを利用してみるのもいいでしょう。
ただ写真に人物が写っているなど肖像権に関わるような写真では写っている本人の許可が必要です。
そういった写真を販売するときは気をつけましょう。
また「PIXTA」のように一眼レフのカメラ写真限定など、販売する写真に制限があることもあるので、あらかじめ調べておきましょう。
ハイリスク・ハイリターン
ここからはリスクも大きいが、かなりの稼ぎが期待できる方法です。
主に不労所得というと、これらをイメージする人が多いかと。
ただし大量の元手が必要になるため、これから始めようとしている人はかなりの労力が必要になります。
おまけに大金が全損する可能性も高いため、安易に手を出す方法でもないと思いましょう。
株
ギャンブルの代名詞のひとつともいわれる「株」です。
特定の企業の株を買うことで色々な利益を得られる「配当金」と「株そのものの売買」で得られる利益があります。
どちらにしろ、まとまった稼ぎにするには大金が必要になります。
配当金
株を所持していることにより発生する、一定期間ごとに支払われる「配当金」による稼ぎです。
配当金は会社の決算時に支払われることが多く、最低でも年に1度ある本決算時に1回。
中間決算を含むと2回になります。
多いと年4回といった会社もありますが、よほど儲けている会社でもなければ難しいでしょう。
配当金は企業ごとに金額が違い「1株あたり〇〇円」といった具合で計算されます。
そのため株を多く持っているほど配当金の額も多くなっていきます。
かなりの株数を確保しないとまとまった配当金にならないため、株を買う元手がかなり必要になります。
株というのは100株から買うことになり、良い会社なら100株10万円以上はかかります。
しかしこうした会社でも1度の配当金は5000円前後になることが多く、はっきりいって元手を回収するだけでもかなりの年月が必要です。
100株10万円で1度の配当金が5000円の場合は、20回の配当金で元手が取れます。
年2回の配当金受け取りがあるとしても、元手の回収に10年かかる計算になります。
景気が悪くなれば配当金額が下がることもありますし、もし会社が倒産すれば元手がパアになります。
もし配当金で不労所得を得ようと思うなら、最低でも元手をどのくらいの期間で回収できるかくらいは確かめましょう。
株の売買
「株が安い時に買い、高いときに売る」という方法。
株というとこちらをイメージするという人も多いと思います。
記事冒頭で紹介した「為替」の方法の株バージョンになります。
株は100株単位で取引され、最低の100株でも数万~10数万円で取引されています。
特定の会社の株が安いときに大量に買っておき、会社が儲けて株価が上がったら転売すると、かなりの稼ぎになります。
例えば100株5万円の会社の株を10000万株(500万円)を買って、株価が100株7万円のときに売れば、差額の200万円が利益になります。
1回に使う金額の単位が多いため、成功したときの稼ぎもかなりのものになります。
しかし結局は株を大量に買わなければならないため、最低でも数百万単位の元手が必要になります。
リスクも配当金の方法と同じで会社の経営が傾けば株価も下がりますし、倒産すれば紙切れ同然の全損になります。
まさしくハイリスク・ハイリターンになります。
マンション経営
マンションやアパートといった住居レンタルで稼ぐ方法です。
土地やマンション建築費など膨大な大金が必要になるため、億単位のお金が必要になることも珍しくないです。
しかしマンションの立地次第ではかなりの人気物件になることも多く、維持費さえ賄っていれば一部屋10万円以上の稼ぎ(家賃)にはなります。
逆に人気が無いと入居者も増えないため、投資に見合わない結果になることも。
最近では1部屋単位でオーナーになれる「ワンルームマンション」というのもあります。
こちらは既に建ててあるマンションの1部屋の所有者になり、その部屋を別の人に貸し出すというもの。
これならその1部屋の購入費だけで済むため、初期投資も破格の安さになります。
マンション経営で気を付けたいのが「詐欺」と「老朽化」。
ワンルームマンションでは仲介業者を挟むため、「優良物件ですよ~」とすり寄ってくる詐欺業者もいることがあります。
まったく人気の無い・入居率の低い部屋やマンションを購入してしまうと大損してしまいます。
また自分でマンションを建てるのは当然として、ワンルームマンションで購入した部屋の維持費は自分持ちです。
老朽化や台風などの災害で部屋が損傷してしまうと、その修理費は自分持ちになってしまいます。
あらかじめ保険に入るなどの処置が必要になってくるので覚えておきましょう。
駐車場・コインランドリー等
放置してある土地を駐車場(コインパーキング)やコインランドリーを建てます。
これで使わない土地でも有効活用できます。
駐車場なら駅などに近い、コインランドリーなら住宅街付近と稼ぎが良くなる立地条件はありますが、それでも放置気味で稼ぎが出ます。
しかしどういったものにするにせよ、かなり広い土地が必要になります。
流石にマンション建設までの費用はかかりませんが、土地代と整備代など相応の大金が必要になります。
もし使う予定もなく放置したままの土地があるなら検討してみましょう。
駐車場
駐車場なら立地条件(都道府県)によって1車両あたりの料金設定は変わりますが、月極めなら最低でも月5000円・高いと20000円越えのところも。
当日レンタル制なら1時間当たり100円ほどでも、数時間は駐車すると思うので1日低くても300~400円は稼げるでしょう。
これに駐車できる車両数が乗算されるので、仮に10車両駐車できるなら稼ぎは10倍になります。
駐車場といっても料金投入口とバーくらいしかないものから、しっかり工事して整地してある駐車場といろいろあります。
整地されている方が見映えはいいですが、田舎だと砂利を敷いたくらいの駐車場も多いです。
周りの外観に合わせて工事するかどうかなどを決めましょう。
コインランドリー
コインランドリーの場合は乾燥機や洗濯機をセットで使うことが多いので、それぞれ400円でも1回で800円の稼ぎになります。
洗濯機・乾燥機セットが10個あったとして、1日に全て使ってもらえれば8000円の稼ぎになります。
ただし雨季のシーズンには儲けが出やすく、乾季のシーズンには利用率が下がります。
季節によって稼ぎが変動しやすいのが欠点です。
しかしどういったものにするにせよ、かなり広い土地が必要になります。
洗濯機などの設備も用意する必要があるので、駐車場より管理が大変になります。
土地レンタル
こちらは土地そのものをレンタルしてしまう方法です。
自分で駐車場などを建てる必要は無く、あくまで土地のみをレンタルするため自分持ちの費用は少ないです。
既に土地を持っている人なら元手はほぼタダになることもあります。
多少整備する必要性はありますが、畑などを作ってその1区画ごとにレンタルするという方法もあります。
この方法でもある程度の広い土地が必要になるものの、簡単に月数万~十数万円の収入になることも多いです。
わざわざ駐車場などで経営染みたことをするのが面倒なら、レンタルした側に任せるような土地利用をしてみましょう。
感想:金持ちは金持ちになりやすい
不労所得を調べているうちに「お金持ちなら、さらにお金を得られやすい」という感想が浮かびました。
当然といえば当然ですが、やはり手持ちのお金や資産が多い人のほうが取れる手段は多いです。
低リスクでも大金を得られる可能性があるユーチューバーやブロガーでは、収益を得るには結構作業が必要になるため「不労」とはいえない部分もあります。
おまけにそういった手段を取ったとしても、その手の市場が煮詰まっているような状態なので新規参入しにくいという点も。
まあこれは不動産関係もいくらか当てはまりますが。
不労所得で正社員並みの収入を得ようと思うとどうしても不動産や株といった手段になりがち。
やはり資産持ちの人のほうが有利になるという残念な結果に。
特に使っていない土地を持っている人なら、よほど辺鄙なところに無ければ有効活用する手段が結構ありますし。
奇をてらった方法で稼いでみる
唯一低リスクでたくさんの不労所得を得る方法としては「ユニークさ」が挙げられます。
ユーチューバーなんてその最たる例でしょう。
チャンネル登録者数が何十万人もいる人の動画を別の人が真似たとしても、果たしてそこまで面白くなるかは疑問です。
「この人だからこそ、ここまで人気が出た」といったケースばかりなため、自分で考えたアイデアや唯一の「個性」といったものが輝いています。
いつの世も「初めて」やった人ほど大成功することが多いのも事実。
無人販売でメダカを売ってると聞いたときには「そんなのも売っていいんだ」と感心したくらいです。
やってみて特にデメリットを感じない(コストがかからない等)なら、いっそ不労所得目指してチャレンジしてみましょう。