切ったLEDテープを再利用・連結する方法
電飾でメジャーなLEDテープですが、簡単に切断でき、問題無く使えるのが売り。
しかし切ってしまったテープを再利用したり、他のテープと連結できないものか?
そんなLEDテープですが、切ってしまっても「接続ケーブル」や「ハンダ付け」でまた使えるようになります。
LEDテープ接続ケーブル
LEDテープは切って使うのが前提な部分もあるため、専用の接続ケーブルも販売されています。
この方法なら誰でも簡単にテープを再利用・連結できるようになります。
コネクタ部分はこうなっており、LEDテープの電極部分を差し込む隙間があります。
この部分にこのようにテープの端を差し込むことで、ワンタッチで配線作業が完了します。
…本来は300連LEDテープ用のため、600連のLEDテープだと最初のLEDが隠れてしまうので、写真のように少し削ってます。
種類も豊富で、いくつかの用途に分けて販売されてます。
・電源アダプタ付きタイプ
・LEDテープ同士の連結タイプ
・複数のLEDテープ対応タイプ
切り替えスイッチを付けたり、ケーブルを延長する用に導線がむき出しになっているタイプ。
電源アダプタ付きですぐ使えるタイプ。
2本のLEDテープを連結することができるタイプ。
3股以上と、複数のLEDテープを一つの電源で使えるようにできるタイプ。
このように用途別に機能の違う接続ケーブルがあるので、気に入ったものを選びましょう。
10本セットでも1000円以下のものが多く、コスパも良好。
ただ接続ケーブルを装着する点の注意点として、プラス・マイナスを間違えて装着しないこと。
LEDテープの「プラス同士」「マイナス同士」でつながるようにケーブルを装着しましょう。
テープの両端に一定間隔で「+」と「-」が表記されているので、それを目印に。
共通の認識として「プラスは赤ケーブル」「マイナスは黒ケーブル」で覚えておきましょう。
欠点を挙げるとすればちょっとしたことで外れやすい、という点。
少し引っ張ったり、長いケーブルだとその重さで外れることがあります。
ケーブルが地面に這っている状態ならそこまで問題ありませんが、上から垂れているような状態だと不向きな場合も。
「ケーブルがしょっちゅう外れる」なんて時は、少々面倒ですが次の「ハンダ付け」で強く接着しましょう。
あと接続ケーブルは対応したLEDテープにしか使えないので、購入の際には注意しましょう。
写真のLEDテープ・接続ケーブルは「3528」のものとなります。
ハンダ付け
LEDテープの切断した部分の金属部分に配線をハンダ付けすれば、ちゃんと再利用できるようになります。
この方法の最大のメリットはしっかり導線とテープがつながってくれる点。
これなら少し引っ張ったくらいや、ケーブルの重さなどでも外れにくくなります。
うまく接着するコツとして、先に電極部分を温めてからハンダを投入すると、うまく写真のように電極部分のみに収まってくれます。
集積基板用の細いハンダなら、余計にハンダを付けてしまうことも少なくなります。
こちらも連結する際にはプラス・マイナスを間違えないようにハンダ付けをしましょう。
ただ、かなり気を付けたい点として、ハンダがとなりの電極にはみ出さないように接着しましょう。
電極同士がハンダでつながってしまうとうまく通電できず、最悪LEDが壊れてしまう場合も。
あとハンダがテープ外にはみ出さないように注意。
ハンダを付けすぎたりして下手にはみ出て、かつテープを貼った部分が金属だったりすると、最悪の場合漏電してしまい大変危険です。
手で触ってしまうことも考えれば、できれば「収縮チューブ」でむき出しの電極部分などを覆っておくと安全です。
とにかくハンダ付けする際には、最小限の量でハンダ付けするようにしましょう。
それぞれのメリット・デメリット
とりあえずそれぞれのやり方のメリット・デメリットがこちら。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
接続ケーブル | 脱着が容易 ハンダ付け不要 | 少し外れやすい ケーブルの長さが固定 |
ハンダ付け | 外れにくい ケーブルの長さが自由 | ハンダ付けが面倒 |
個人的には接続ケーブルよりも、ハンダ付けのほうが確実な接着ができます。
接着の手間は多いですが、ケーブルが垂れるような状態になるならこちらの方が外れる心配がないです。
普段は手の届きにくい場所に設置したり、取り外さないといけないような状態なら、最終的な手間はこちらの方が少ないかと。
逆にそういった心配が無いなら、手軽な接続ケーブルでも良いでしょう。
LEDテープの状況などによって、使う方法を使い分けてください。