冷風機「Xiaomi microhoo 3 ミニエアコン」の使い心地。大容量の水タンク・強い風量を完備
昨今は昔より小型化が進んだため、多種多用な卓上冷風機が販売されています。
そこで冷風機の性能として気になるのが「冷風の継続時間」「風量」「電気代」です。
今回紹介するのは、「Xiaomi microhoo 3 ミニエアコン」という商品。
大容量の水タンク・強い風・省エネと3拍子揃った冷風機になります。
商品内容
・水タンク
・USBケーブル
・スマホスタンド(オマケ)
購入して届いた商品の内容はこんなところです。
全体の大きさはタンク含めておよそ 縦18cm ×横18cm × 奥行20cm ほどになります。
冷風が出る送風口の大きさは11cm四方、水タンクは1L入るものでした。
USBケーブルで送電するため、パソコンやモバイルバッテリーにつないでも使用できます。
ただ変換アダプターが付属していないので注意。
コンセントで使用したい場合は、別売りのAC変換アダプターが必要です。
性能
送風能力
後述する低い消費電力にしてはかなり強く、1番強い風量だと1m以上離れていても冷風が届きます。
冷風機の中には有効距離が1m未満のものもあり、けっこう重要なポイントです。
珍しい機能として99段階で風量を調節するタイプです。
普通の冷風機だと「弱」「中」「強」の3段階なので、かなり細かく風量を調節できます。
ただタッチパネル式とはいえ、弱~強の変更を1タッチでできないので、そこは少々面倒かと。
押しっぱなしでスキップはできますが。
吸水フィルタ
他の冷風機同様にフィルターに水を染み込ませ、気化熱で冷えた空気を送風する仕組みです。
これがそのフィルター。
大きさは 縦150mm × 横105mm × 幅55mm ほどで、穴の大きさは5mmくらい。
ただ下から吸水するため、完全にフィルタの上まで水が染みるのに30分ほどかかりました。
早くに使いたいならあらかじめタンクに水を入れておくか、フィルタ自体を濡らしておきましょう。
フィルタが濡れれば吸水しやすくなります。
冷却効果
気になる冷却効果として安定して1~2℃は冷やせます。
室温30℃以上あっても1℃以上は確実に冷やせ、風量も多いので体感温度だと数度は下がるように感じます。
数分間同じ場所に冷風を当てていたら、冷房で冷えたような状態にまで冷たくなってました。
これが1mほど離れていても効果が出ます。
枕元に置けば、脚の方まで冷風が届きます。
離れた場所に設置しても効果が望めるのは大きいです。
持続力
水タンクに1Lも水が入るので10時間くらいはぶっ続けで機能します。
普通の冷風機では300mlくらいの水タンクもあり、気がつけば水が無くなっていることは多いです。
この製品では1Lもの水が入るため早々に無くなりません。
外付けの水タンクなので残量の確認も容易です。
タンクを取り外して直接水を汲めるので水の補充もラクです。
一度水を入れてしまえば当分の間は再補充しなくていいのはポイント。
消費電力
本製品の消費電力は最大風量で5W程度とかなり低い電力で稼働します。
他の冷風機だと10Wのものが多いので、かなり省エネになる冷風機といえるでしょう。
※ちなみに扇風機の消費電力は30~40Wなので、かなりの省エネになります。
使い方
ここからは本製品の使い方になります。
①水をタンクに入れてセット
取り外し式の水タンクに水を入れてセットします。
このときタンクの溝を本体のでっぱりに沿ってセットしないとうまく水が出てこないので注意。
②フィルタセット
吸水フィルタをセットします。
触ると安っぽいような感じがしますが、結構頑丈でしっかり吸水してくれます。
フィルタの前後といった入れる向きは無いので気にせずセットできます。
③電源オン
モニターの真ん中の電源ボタンをタッチして起動します。
本製品はタッチパネル式なので、軽くタッチするだけでオンになります。
④風量セット
風量をセットします。
左の-ボタンが風量ダウン・右の+ボタンが風量アップになり、風量1~99にセットできます。
ワンタップだと1ずつ増減しますが、ボタンを長押しすると5ずつ増減できます。
また特定のボタンをセットで押すと風量モードの設定ができます。
自然風モード(風量90ほど)…-ボタンと電源ボタンを2秒間同時押し
睡眠モード(風量50ほど)…+ボタンと電源ボタンを2秒間同時押し
特に睡眠モードにすると中間風量の50にセットされるので、弱~強の切り替えに役立ちます。
⑤風向きセット
製品の右についているダイヤルでパネルを開いて風向きをセットできます。
ダイヤル式なので細かくセットでき、触れただけではズレたりもしないので安心です。
⑥タイマー設定
電源ボタンを2秒間押すとタイマーをセットできます。
1~12時間の間でセットできます。
⑦電源オフ
電源ボタンを再度押せばオフになります。
電源オフにすると「0」とパネルに表示されます。
小技
より涼しい風を出す工夫として氷をフィルタの上に置くという手があります。
この冷風機は上からフィルタを入れる関係上、フタを開ければ氷をフィルタの上に置くことができます。
氷の大きさにもよりますが、氷を置いた状態でフタを閉めることもできます。
最悪フタを乗っければいいだけですし。
この方法なら、少しとはいえ冷風を出すのに一役買ってくれます。
使ってみての感想
持続力や省エネ・風力など性能がいいです。
Xiaomi microhoo 3だと1Lも水を汲めるので1日1回の補給で済みます。
他の冷風機だと200~500mlくらいの水量なのでMAXの風量だと数時間しか持ちません。
が、この冷風機ならMAX風量でも10時間は持ちます。
消費電力も他の冷風機だと10Wほどなのに対し最大5Wと冷風機の中でもかなり低く安上り。
あと地味にタンクの取り外しができるのがいいです。
簡単に補給や洗浄ができますし、入っている水の量の確認もしやすいです。
ただ注意したいのがコンセントに変換するアダプターが別途必要になります。
他の冷風機でもこういうことが多いので、コンセントで使いたいときは覚えておきましょう。
総評
機能性や性能といった点ではかなり満足してます。
消費電力の関係で風量も少なくなると思いましたが、1m以上は冷風が届くのでおおむね問題ないです。
他の冷風機より少し値段が張りますが、それに見合った性能はしていると思います。
タンクの取り外しができる冷風機は意外と少ないので、そうしたところもポイントです。
ちなみにこの製品のレビューで「説明書が外国語でわからない」なんて意見もありますが、2020年現在ではきちんと日本語の説明書がついてます。
「高性能だと値段が高いし、かといって安いと性能が不安」なんて人は、この冷風機がオススメになると思います。