窓の隙間風を防ぐ「隙間用テープ」で防寒対策。テープの種類と貼り方、隙間が大きい場合の対処法

2021年2月7日冷房・暖房便利グッズ,暖房効果

冬場になると暖房のお世話になると思いますが、そんなとき暖房効果をものすごく下げてしまう「隙間風」。

隙間風を放置するだけで部屋の温度は数度も下がってしまいます。

今回はそんな隙間風を防ぐ便利な防寒グッズ「隙間テープ」を紹介します。

隙間テープとは?

隙間テープは窓の隙間から入ってくる風を防いでくれるグッズです。

テープの素材には以下の種類があります。

・スポンジ
・樹脂
・毛足
・エプトシーラー

隙間テープにはそれぞれ特徴があり、手軽さ・耐久性などに差があります。

使う場所は窓サッシの左右と下の部分がメインになるでしょう。

使い方は簡単で窓のサッシに貼るだけ。

最初から商品に両面テープが張り付けてあるので、保護テープを剥がせばすぐに使えます。

テープを剥がしたくなったときでも、サッシの金属部分なら割とキレイに剥がせます。

スポンジタイプ

隙間テープコーナーにほぼ必ずおいてあるのがこのスポンジタイプです。

ただスポンジタイプというと後述する「エプトシーラー」も該当するため、こちらは「ポリプロピレン」を使ったタイプの隙間テープになります。

厚さ・幅と多くの種類があるため、どんな隙間でも対応できるようになっています。

スポンジタイプの長所

・低価格
・高い密閉率
・貼らなくても使える

スポンジタイプの隙間テープはとにかく手軽に使えるというのが特徴になります。

そのため隙間テープを始めて使う人の入門用として使うと、テープの使い方を理解しやすくなります。

値段が安い

スポンジタイプの隙間テープはとにかく安いです。

同じ長さのテープなら他の種類のテープより確実にスポンジタイプの方が安上がりになります。

窓の大きさにもよりますが、すべての隙間を無くそうと思うとかなりの長さのテープが必要になります。

そのため窓枠全体をカバーするとなると10~20mくらいはテープが必要になることも珍しくありません。

スポンジタイプでは一番安いと4mで100円だったりするのもあるので、まずはお試しで使ってみるというのもアリです。

隙間を満遍なく塞げる

スポンジなので隙間に沿って変形するので、かなりの密閉率で隙間を塞いでくれます。

隙間が多くできる場所は「窓ガラスと窓枠の間」です。

窓ガラスはレールの上に乗っているだけなので、強い風が吹くとその部分から隙間風が入ってきます。

この隙間は1cm近い隙間になるため、放置しておくと大量の隙間風によって室温がかなり下がります。

スポンジタイプのテープは厚さが1cmはあるため、こうした隙間でも満遍なく塞ぐことができます。

両面テープで貼らなくても使える

窓の下の隙間を塞ごうとしても、サッシにテープを貼るのに苦労すると思います。

そんなときはいっそのこと両面テープで貼らずにスポンジ部分を押し込んでしまいましょう。

スポンジタイプのすきまテープは厚みと弾力あるので、ずり落ちたりせずにしっかり隙間を埋めてくれます。

特に窓を開けることが無いなら、これでも充分すきま風を防いでくれます。

スポンジタイプの欠点

・劣化が早い

スポンジタイプの隙間テープの唯一かつ決定的な欠点がコレになります。

劣化が早い

スポンジタイプは使っているスポンジの種類にもよりますが、劣化がかなり早いです。

サッシと枠の摩擦でこすれて薄くなっていったり、日光で劣化して脆くなってしまったりと、頻繁に取り換える必要があります。

それに加え削れたスポンジカスが大量に出るため、定期的に掃除もしないといけないので少々手間です。

それでも一年は使ってられるので、一年ごとに新しいものに取り換えるくらいの気持ちで使いましょう。

普段開けたりしない窓や日陰にある窓に使うともっと長く使えます。

窓の場所などで後述の「毛足タイプ」のすきまテープと使い分けるのもいいでしょう。

樹脂タイプの隙間テープ

樹脂タイプの隙間テープは一見するとスポンジタイプと同じに見えますが、色が黒かったり「防水」なんて書かれてたりします。

素材に「EVA」と表記されており、「Ethylene Vinyl Acetate(エチレン ビニル アセテート)」の略です。

この素材は「エチレン酢酸ビニル」といい、サンダルなどに使われている合成樹脂です。

樹脂タイプの長所

・耐久性
・高い密閉率

樹脂タイプの性能面でいえば、スポンジタイプの上位互換といえます。

さすがに値段では負けますが、百円ショップでも販売しているためコスト面は低い方になります。

スポンジより耐久性がある

樹皮でできているため日光に弱いスポンジタイプよりも耐久性があります

防水仕様なので屋外でも使うことができ、スポンジタイプが使えない箇所でも使うことが可能です。

スポンジタイプでは劣化が激しかったり、やたらとすり減ってしまうような場所で代わりに使いましょう。

隙間風を完全にシャットアウト

他のテープよりも隙間風の遮断率が強いです。

スポンジや毛足といった柔らかいものよりも固形に近いテープなので、隙間風を通しません。

ある程度の伸縮性もあるためスポンジタイプのようにも使えます。

また用途にも書いてある通り水も通さないため、やたらとテープ本体が濡れてしまう場合でも使えます。

樹脂タイプの短所

・素材が硬め
・摩擦

性能面では優れた樹脂タイプですが、若干扱いにくい部分があります。

テープを貼って放置するならあまり気になりませんが、よく開け閉めする窓だと少々面倒かもしれません。

少し硬い

ある程度の伸縮性はあるものの、本当に「少し」しかありません。

スポンジタイプは厚さの半分以上縮めて使えるのに対し、樹皮タイプでは精々2~3割ほどしか縮みません

こうしたことから小さい隙間に入れたり、変幻自在に形を変えて使うといった使い方はできません。

そのため少しでも隙間より大きかったりすると入りきらないことがあるため、しっかり隙間とテープの大きさを測ってから購入しましょう。

摩擦が強い

テープを付けたまま窓を開け締めするのには向かないと思います。

樹脂テープは固く密着率も強いため、他のテープよりも摩擦が生まれやすくなります。

そのため夏場になって窓を開けるときにテープが付いたままだと、かなり開けづらくなりました。

このことから窓ガラスと窓枠の隙間に樹脂テープを使うときは、貼り付けるのではなく直接はめ込むように入れてしまいましょう。

毛足タイプのすきまテープ

毛足タイプのテープは販売している種類は少ないですが、スポンジタイプなどより利便性に優れています。

性能もスポンジと樹脂の良いとこどりといったところで満足できるものになっています。

他のテープでは貼りにくい場所でも貼れるので「サッシからの虫の侵入を防ぐ」といった使い方も可能です。

毛足タイプの長所

・耐久性
・凹凸にも対応
・夏場の防虫

毛足タイプの隙間テープは防寒という役割は共通していますが、他にも汎用性を求めたタイプになります。

他のテープでは貼れない箇所でも貼れることもあるため、より隙間を無くすことも可能です。

耐久性が高い

スポンジタイプと違って毛足タイプの隙間テープは数年単位で使えます。

アクリル繊維などを使っているので摩擦や日光による劣化が少なく、何年も取り換えずに使い続けられます。

樹脂タイプも耐久性は高いほうですが、完全に日光などで劣化しないわけではありません。

毛足タイプのアクリル繊維はかなり耐久性があるため、日光を含めて窓の開閉時の摩擦の影響も少なく、翌年になっても剥がしたりする必要はありません。

いちいち取り換えるのが面倒なら毛足タイプの隙間テープを使いましょう。

凹凸があっても平気

あまりないとは思いますが隙間に凹凸があってもフィットしやすいです。

スポンジタイプなどでは接触面に凹凸があるとわずかに隙間ができてしまうことがありますが、毛足タイプなら毛の1本1本が凹凸に合わせてフィットしてくれます。

窓枠などの金属部は直線的なので凹凸は少ないですが、スポンジタイプでは隙間ができてしまうなら毛足タイプを使ってみましょう。

夏場の虫の侵入も防ぐ

防寒ではありませんが毛足タイプの隙間テープは虫の侵入を防ぐのにも使えます。

毛足タイプはスポンジタイプに比べて細長く、幅が小さいものも多いです。

そのためスポンジタイプが使えない網戸と窓の間の隙間を塞ぐこともできます。

スポンジタイプでは直射日光が多いと劣化が早くて使えませんが、毛足タイプなら安心して使えるのも大きいです。

夏場の蚊などの虫が気になるのなら、毛足タイプの隙間テープで網戸と窓の間の隙間を塞いでしまいましょう。

毛足タイプの欠点

・値段
・貼らないと使えない

スポンジタイプや樹脂タイプよりも使いやすい部分はあるものの、ちょっととっつきづらい部分もあります。

スポンジタイプなどでダメなら毛足タイプを使ってみる、という使い方が多いかもしれません。

値段が高い

毛足タイプの隙間テープは他のテープに比べかなり値段が高いです。

スポンジタイプのテープは1mあたり20~100円に対し、毛足タイプは1mあたり50~500円くらいとかなり値段に幅があります。

もちろん両者ともに品質が高くなればなるほど、値段が上がるのは自然ですが。

何年も取り換えずに済む分の先行投資と思って使ってみましょう。

押し込んで使えない

スポンジタイプなら「押し込んで隙間を塞ぐ」こともできましたが、毛足タイプだと少し難しいです。

スポンジタイプの幅が1cm以上あるのに対し、毛足タイプは半分の5mmくらいのが多くあります。

そのため隙間に押し込んでも下に落ちやすかったりとうまく入らないです。

しっかり隙間を塞ごうと思うなら、ちゃんとサッシに貼りつけないといけません。

エプトシーラー


おそらく隙間テープの中で一番防寒・防水・耐久性などに優れているのが「エプトシーラー」という素材です。

見た目はスポンジタイプと大差ないですが、エプトシーラーは「EPDM(Ethylene Propylene Diene Methylene linkage)」という合成ゴムを使っています。

EPDMは住宅用隙間テープや電線などにも使われており、雨風に晒されても問題なく使える素材です。

テープ式ではなくマット式のものもあるため、自由にカットして使うこともできます。

※欠点の関係上ちょっと手を出していないので、写真は商品リンクになってます。

エプトシーラーの長所

・高い耐久性
・高い密閉率
・貼らなくても使える
・対音、振動

このように上記の隙間テープの完全上位互換といえるような性能をもっているのがエプトシーラーです。

見た目はスポンジタイプや樹脂タイプと似ていますが、性能はそれらよりも高くなっています。

長期に渡って高い効果を継続でき、扱いやすさもあるため隙間を埋めるのにも充分に適しています。

高い耐久性

樹脂タイプなどのテープよりも耐久性が高くなっています。

雨風や日光による劣化も少ないため、何年も窓に貼り付けたまま使い続けることが可能です。

耐寒性もあるため、例え凍り付くような気温になっても問題なく使うこともできます。

高い密閉率

スポンジのような伸縮性をもっているため、隙間を満遍なく埋められます。

スポンジタイプと違うところが密度が高いという点です。

スポンジは発泡してあるため内部に多量の穴が空いているため、充分に密閉していないと極僅かながらも冷気が入ってきます。

しかしエプシトーラーでは素材の密度が高いためスポンジのような隙間は少なくなり、防寒効果も高くなります。

密度が高いため少し重く感じますが、隙間風で吹き飛びにくくなるのでかえって役立ちます。

対音・対振動

音や振動を通さないのも特徴です。

他のテープ、特にスポンジや毛足タイプでは音などを完全に防ぐのは難しいです。

しかしエプシトーラーは音などの大気中の振動も遮断してくれるため、隙間から入ってくる騒音などもシャットアウトできます。

エプシトーラーの欠点

・高コスト

高性能な隙間テープであるエプトシーラーの最大の欠点がコレです。

このため大量に購入するのはちょっと考える人が多いともいます。

他の数倍の値段

エプトシーラーは少し高めの毛足タイプの隙間テープよりも高い値段になります。

1メートル単位で考えると、スポンジ・樹脂タイプでは数十円、毛足タイプでも100~200円ですが、エプシトーラーでは安くて200円、高いと1000円近い値段です

このため大きい窓だと数千円単位の出費になるため、最初からこれを使うのはちょっと躊躇します。

ただ高性能かつ耐久性が他のテープより高いのは確かなので、他のテープだと劣化してしまったり、より防寒効果などを高めたいときに使うのが良いと思います。

使い方

隙間テープではほぼ共通した使い方になるため、どれかテープを使えばやり方は覚えられます。

例として窓下にできるサッシと枠の隙間を塞ぎます。

おそらくここが一番すきま風が多く入ってくるので、優先して塞ぎましょう。

この部分です。

すきまテープで塞ぐとこんな感じになります。

上の画像がスポンジタイプ、下の画像が毛足タイプで塞いだ場合です。

窓の左右の隙間も同じようにテープで塞ぎます。

もし隙間が狭すぎてテープが入らないようなら、すきまテープの厚さを隙間に合わせて切る必要があります。

※切るときは隙間より2~3mmほど厚く切りましょう。そうすればより隙間を塞いで密着してくれます。

隙間が広すぎる場合

窓一枚分の隙間(レールがある部分)の場合、すきま用テープでは厚さが足りないでしょう。

それに対処するには少々強引ですが、専用のカバーみたいのを自作するしかないです。

私はこんな感じのカバーを自作して使ってます。

テープを貼る軸の幅+テープの厚さが隙間に収まるように設計します。

例えば隙間が4cm・テープの厚さが1cmの場合、軸を2.5cmほどの幅に設定してそのまわりにテープを張り付けていきます。

多少余裕をもって0.5cm分くらいは幅を広く取りましょう。

スポンジタイプにしろ毛足タイプにしろ、幅に合わせて変形してくれるので問題ありません。(むしろ密閉率が上がります)

軸にする素材は木でもダンボールでもなんでもいいです。

画像の軸には「プラスチックダンボール」を使ってます。(たまたま余ってたので)

自分が加工しやすい素材でつくりましょう。

最後に

部屋の温度を急激に下げる原因にもなるすきま風ですが、特に築年数が経っている家ほどすきま風は多くなる傾向にあります。

すきま風を防げればその分暖房効果も上がり、暖房費も抑えられます。

隙間が無くなるので、オマケで防音効果もあります。

やたら部屋が冷えやすいなら、一度すきま風があるか調べてみてすべて塞いでしまいましょう!