デブはなぜすぐに腹が減り、さらに太るのか

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テレビのダイエット番組でよく「体重100キロ越え」「夜中に冷蔵庫漁り」なんて人が紹介されていますが、どうしてこうなるまで太ってしまうのか?

お腹が出てきたお父さんでも、そこまでデブになるのは稀で、100キロ越えも意外と難しかったりします。

デブになる原因の一番の原因は「食べ過ぎ」と「運動不足」ですが、そんな当たり前のことは重々承知でしょう。

そこで視点を変えて、なぜ食べ過ぎと運動不足になっていくのか?

一度嵌まると標準体重の人でもデブになる切っ掛けになるので、油断しないように。

デブは意外と運動している

デブは運動不足でなりますが、それでも意外と運動量は多いです。

例えば体重が100キロの人の場合。

日本人の平均体重は大体60~70キロ前後なので、100キロの人は常に30キロ以上の重しをつけて生活しているのと同義です。

30キロというと、10キロの米袋3袋分。

これを常時背負ったまま生活していれば、10分歩くだけでもかなりの運動になります。

体重が100キロ単位になってくると腕周りにも脂肪が付いてくるので、腕を動かすのも運動しているような状態になります。

常に1キロ以上のウェイトリストを付けてるようなものです。

このように太った人は普通の人と同じように生活していても、実際の消費カロリーには差が出てきます。

ですが、これが原因でさらに太る要因になっている人は結構多いかと思われます。

早い空腹感

デブは空腹を感じるのも早くなります

「お腹が減った」というサインの空腹感ですが、これは別にお腹が空になったら起こるというものじゃありません。

例えばお腹が鳴るのは「お腹が減った」というサインではなく、胃が空になることで起きる収縮運動によるもの。

急激に胃が萎んで中の空気が押し出されるため、その音が「グゥ~」と鳴るわけです。

対して空腹感の原因は脳に充分な栄養が回ってきていない時に起きます。

大抵の人はお腹が鳴るタイミングと体内の栄養が不足するタイミングが重なるため、お腹が鳴る=空腹となります。

しかしデブな人では重しを付けた生活なのでエネルギーの消費が多く、空腹を感じるのも早くなります。

これが原因で間食をする人が多くなってきます。

間食をすれば当然太る要因になりますし、もし習慣化でもすれば目も当てられません。

厄介なのが「いつもより少ないから食べても良い」なんて思って間食をすること。

例え食事制限のつもりでも、そもそも間食自体が「余計な食事」と見なされることは多いです。

強い疲労感

デブは疲労感も人一倍感じやすいです。

理由は先にも書いた通り「余計な体重が重しになる」から。

これが曲者で、デブと普通の人では例え同じ消費カロリー分の運動量でも感じる疲労感は全く違います

先ほどと同じく、体重70キロの人と体重100キロの人の場合。

例えば体重70キロの人が30分歩き続けるのと、100キロの人が10分歩き続けたときの運動量。

時間はテキトーですが、この場合の運動量(消費カロリー量)が同じだとしても、瞬間的な苦痛や疲労感はどちらが感じるでしょうか?

当然30キロ分の重しを持って歩いた体重100キロの人の方が強い疲れを感じるでしょう。

これのせいで余計に食欲が沸いたり、水分補給をしたくなります。

特に水分補給代わりにコーラといった飲料水を飲んでいれば、当然太りやすくなります。

体重が多くなればなるほど、家の中を移動するだけでも汗をかく人も多いでしょう。

そんな人がコーラなんて飲んでいれば、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多くなるのは必然です。

糖尿病で余計に食べる

太ってくると糖尿病のリスクも上がりますが、糖尿病が原因で食べ過ぎになることもあります。

糖尿病の直接的な原因は、血液中の糖質(血糖)の量が増えすぎること。

しかし人の身体は血糖値が上がってくるとインスリンを分泌し、血糖を分解してエネルギーにしたり、脂肪として蓄えるような仕組みになってます。

「脂肪を蓄える」というのは、食べ過ぎれば当然なので今回は除外。

問題はインスリンが足りないことにって食べ過ぎになりやすくなる点です。

空腹感の部分でも触れましたが、空腹感は脳に栄養が行かなくなると感じるようになります。

この栄養というのは、分解されて細胞に吸収されやすくなったものの事です。

しかし糖尿病になると、インスリンの分泌量が少なくなってきます。

インスリンは脾臓から分泌される成分ですが、慢性的な高血糖などで脾臓の機能が低下すれば、酷使によってインスリンの分泌量も少なくなります。

インスリンが足りなくなると栄養が分解・吸収されにくくなるので、「まだ栄養が足りない」と脳が判断します。

そのため空腹感が収まりにくく、本当はとっくに適量の食事量を食べたのに、更に食べてしまいやすくなります。

インスリン量が少なくなったとはいえ、血糖値が上がっていれば少しづつながらも分泌され続けます。

一度食べて体内に入った栄養は体外に排出されないので、長期間に渡って分解・吸収され続けます。

これによって徐々に脂肪が増えていきます。

「デブ(糖尿病)になればなるほど、さらにデブになる」というのはこうした原因もあります。

さらなる問題としてインスリンの低下は自力では解決しにくいという点。

一度減ったインスリンの量は元に戻りにくいため、糖尿病の人は血糖値の調整のためインスリン注射をしています。

このため一度糖尿病込みのデブになると、余計に食事制限しにくい事態にもなったりします。

ぜい肉がすべての原因

ここまでデブがより太りやすい理由を書いてきましたが、元凶は余計なぜい肉が大量に付いてしまうこと

太ること自体がさらに太りやすくする要因を呼び込むため、そうなる前に対処するのが最善な方法。

これができないとキツいダイエットをするハメになったり、最悪糖尿病に陥ります。

太る切っ掛けになる原因はかなりの数ありますが、やはり標準体重前後をキープするのが大事。

デブになりたくないなら、太るような行為自体を慎むのが一番です。