冬場の冷気を防ぐために窓まわりにできる防寒対策 8選。数分でできるものから凝った方法まで紹介

「ちゃんと窓を閉めてるんだけど…」と部屋を密閉していると思っていても、部屋が冷えることは多くあります。

実は窓を閉めただけでは冷気を完全にシャットアウトすることはできないです。

そこで部屋を冷やさないよう冷気が入ってくる場所や、冷気をシャットアウトする方法を紹介します。

またこれらは暖房効果だけでなく冷房効果も上げられるので、年中通して利用できます。

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部屋が寒くなる原因

部屋に冷気が入ってくる一番の原因は窓とその周りです。

①すきま風

窓のサッシとレールの間にある僅かな隙間から冷気が入ってきます。

一番ダイレクトに冷気が入ってくる原因です。

年数が経っている家屋ほどこれが顕著になります。

強い風が吹き付けると勢いよく風が入ってきてしまう状態の人もいるのではないでしょうか?

これを放置するといくら暖房をつけても部屋が暖まりにくくなり、電気代や燃料代の無駄になる量が多くなります。

②窓ガラス

冷えた窓ガラスが部屋の中の空気を冷やす原因になります。

そもそも標準の窓ガラスには防寒対策がされていません。

寒い日にガラスを触ればすぐわかりますが、すごく冷えているはずです。

この冷えたガラスが間接的に部屋の空気を冷やす原因になってます。

ガラスの占める面積も多いため、必然的に冷える場所も多くなります。

防寒・断熱対策がされているのは「ペアガラス」といい、二重構造のガラスが知られています。

これに変えようと思うと、窓やサッシをまるごと買い換える必要があります。

③窓のサッシなどの金属部分

窓に取り付けてある金属サッシが冷えることで、部屋の空気も冷えてしまいます。

ガラスが冷えるのと原理は一緒ですが、サッシはアルミなどの金属なのでさらに冷えやすいです。

冷えこんでくると窓ガラス以上に冷たくなり、しかも冷気をため込むのでその分窓付近の空気が冷えていきます。

断熱対策がされているサッシもありますが、これも窓ガラス同様まるごと買い換えないといけません。

窓ガラスの防寒対策

対策その1 窓をまるごと変える

費用がかかりますが、一番確実な方法として「窓」そのものを買い換えてしまう方法です。

代表的なのは防寒・断熱対策がされている「ペアガラス」・「二重窓」に変える、というものです。

両者の違いは

ペアガラス…ガラスが二重構造になっているものに変える。1枚分で済む。
二重窓…窓ガラスそのものを2枚使い二重構造にする。窓ガラス+サッシを加えるためスペースが必要。

となっています。

どちらも確実に防寒・断熱効果がありますが、業者に頼むしかない・賃貸物件ではなかなかできないなどの条件が出てきます。

対策その2 防寒グッズを使う

「業者に頼むのもちょっと…」「賃貸だから勝手にできない」という人は、防寒対策のできるグッズが多くありますので、それらを紹介していきます。

窓ガラス断熱シート

簡易ながらも窓ガラスを二重構造にできるシートです。

シートが梱包用品の「プチプチ」のように空気を含んだ二重構造になっており、ガラスから伝わる冷気を緩和できます。

結露も防げるので、結露が激しいガラスなら一石二鳥です。

貼るのに必要なのは水だけで取り外すのも簡単なので、賃貸物件でも安心して使えます。

ただどうしても僅かな隙間ができたり、乾きすぎるとはがれやすくなるので、その点は注意しておきましょう。

そして凹凸のあるガラスには使えません

そういったガラスにシートを貼りたい場合はテープ式の断熱シートもあるのでそちらを使うようにしましょう。

窓ガラス断熱フィルム

こちらは断熱シートと違い、ガラス全体をカバーして二重構造にするというものです。

サッシ部分にテープで張り付けて維持するので断熱シート同様に断熱効果があります。

しかし粘着テープを使っているので、「貼るのに失敗すると使えない」「一度はがすともう使えない」などのリスクがあります。

貼る作業が断熱フィルムより手間がかかるので、自信がない場合はフィルムで感覚を掴んでおきましょう。

窓ガラスシート(布)

断熱シートとは違って布製のシートで、布製なため断熱性も高く殆ど冷気を通しません。

シートの裏面にガラスなどの真っ平らなものに貼りつく加工がされています。

これのおかげでガラスだけでなく、サッシの部分にも使えるので便利です。

ただ布を使っているのでガラスを完全にふさいでしまい、日光の透過率はゼロになってしまいます。

角度の関係で日光が入らない部分や、使っていない窓・ふさいでも大丈夫な窓に貼りましょう。

それとシート(特に吸着面)が濡れるのは避けましょう

濡れたまま乾いてしまうと吸着面がガラスに貼りついてしまうことがあり、かなり取りづらいです。

もし濡れてしまったらすぐに剥がすようにしましょう。

すき間テープ

その名の通り窓の隙間を埋めてダイレクトに冷気が入ってくるのを防げるテープです。

主に窓の上下のサッシとのすき間を埋めるのに使います。

スポンジタイプとヘヤー(毛足)タイプがあり3~5mといった単位で販売しています。

ただ窓の隙間を全部埋めようと思うと10m近く必要になるので、前もって測っておきましょう。

スポンジタイプは安いものが多いですが、1年ほどで日光などで劣化してしまいます。

ヘヤータイプは少し高くなりますが、劣化が少なく長く使えるものが多いです。

寒い時期を越えたらいったん剥がしたい人はスポンジタイプ、取り替えるのが面倒な人はヘヤータイプを選ぶといいでしょう。

サッシ枠断熱テープ

これはサッシの金属部分に貼るテープで、冷えた金属部分が部屋の空気に触れるのを防ぐことで室温が下がるのを抑えます

冷えた金属というのは冷気を放出し続けるので、窓ガラス並みに部屋を冷やす原因になります。

金属部の表面だけを断熱すれば十分な効果が得られるので、サッシが冷たいと感じたら貼っておきましょう。

表面がビニールタイプと布タイプのものがあり、肌触りの好きなほうで選んでOKです。

すき間テープ同様10mくらいは必要になるので、どのくらい必要になるのかしっかり測っておきましょう。

防寒ボード

床に降りてきた冷気を防ぐためのボートです。

冷気は下に向かって降りていく性質があります。

足元が冷えやすいのはこれが原因です。

防寒ボードは窓下にたてかけることによって、その冷気をシャットアウトするというものです。

カーテンを閉めて、そのカーテンを覆う形で設置すればさらに流れてくる冷気を防いでくれます。

「窓ガラス付近をいじりたくない」なんて人はこれで冷気をシャットアウトしましょう。

ただボードの高さが50cm前後ほどしかないので、窓がそれより上にあると下りてくる冷気を防ぐことが難しくなります。

あくまで窓枠が床まであるもので充分な効果が出るので覚えておきましょう。

自作二重窓

自分で二重窓をつくって窓ガラスからの冷気をシャットアウトする方法です。

ある意味最終手段ですが、防寒対策としてはかなりの効果があります。

「業者に頼みたくない」「賃貸で二重窓にできない」なんて人は自分で二重窓をつくるしかありません。

この二重窓は既存の窓部分を傷つけず、窓前のスペースにはめ込む形で二重窓にします。

ちゃんと開け閉めもできるので安心です。

ホームセンターなどで二重窓セットの販売や、そのバラ売りをしているので簡単に材料は用意できます。

この二重窓では窓ガラスのかわりに「プラスチックダンボール」や「ポリカーボネート」といったものを使います。

どちらもガラスのように重くなく、割れることもないので扱いやすいです。

ただやはり防寒対策としては一番規模が大きく、費用もかさみます。

ある程度工作に慣れていないとしっかりした二重窓にするのに苦労します。

もしレールを使った二重窓をつくれそうもないなら、はめ込み式の窓をつくるという方法もあります。

こちらは開閉はできませんがつくる難易度も低く取り外しもできる方法です。

もしセット品の二重窓が無いならホームセンターでパーツがバラ売りされています。

加工の手間や難易度は上がりますがどんな窓でも二重窓は設置できるので頑張ってみましょう。

夏になったら取り外す?

これらのグッズは主に冬場で活躍しますが、別に夏場でも問題なく利用できます

これらのグッズは「暖める」のではなく「断熱する」のが目的なので、夏場になったからといって部屋の温度を上げたりはしません。(二重窓は除く)

そのためガラスフィルムや断熱シールなどは貼ったままでも問題ないです。

むしろ直射日光を弱めてくれるので部屋の温度が上がるのを弱めてもくれます。

また冷房で冷えた部屋の冷気を外に逃がさないようにもできるので、冷房効果を高めることもできます。

夏場と冬場の違いは窓を開けるか開けないかだけなので、時期ごとに取り外すのが面倒な人はそのままにしておいても大丈夫です。

オススメの方法

上記の方法で特にオススメできる方法をいくつか紹介します。

窓ガラス断熱シート

防寒グッズとして最初に試したいのは窓ガラス断熱シートになります。

これは水で貼るだけなので簡単に取り外しができ、かつ安価で購入できるため入門用として最適です。

簡単なわりに防寒効果も高いので、手軽に効果を確かめることもできます。

どんなグッズから手を出すか迷っているなら、まずは水で貼る断熱シートから試してみましょう。

二重窓

最も防寒効果が高いのは二重窓になります。

しっかりした二重窓を設置できれば他の防寒対策は不要になるといっても過言じゃありません。

しかしネックなのはつくるための手間と難易度です。

数mm単位の違いでうまくいかない場合もあるため、工作やDIYに慣れている人でも簡単にはいきません。

レールを設置するだけなら簡単ですが、それに合うように窓をつくるのがかなり難しいです。

もし自信が無いなら最初は安価なプラスチックダンボールでつくってみましょう

最終的には頑丈で防寒効果の高いポリカーボネート製にしたいですが、こちらは値段も張り加工も少々手間です。

しかしプラスチックダンボールは窓1枚分の大きさで2~300円ほどとかなり安く購入でき、加工も容易です。

そのため失敗しても再挑戦しやすいため練習用としては最適です。

ただプラスチックダンボールは1年経つと日光で劣化してボロボロになってしまうので、早めにポリカーボネート製の二重窓に変えましょう。

最後に

最近建てたような家なら防寒対策がされていることも多いでしょうが、昔に建てられた家だとそういったことがされてないことが多いです。

しかしリフォームするとなると軽く何十万円と費用がかかります。

今回紹介した方法なら一番高いので二重窓の1~2万円ほどとかなりリーズナブルです。

断熱シートなどに至っては数百円でできてしまいます。

あまりお金をかけずに防寒対策したいならこれらのグッズを試してみてください。