アドセンスとアフィリエイト広告の種類。どんな種類・サイズの広告があるのか?
ブログなどで収入を得るための手段として「アドセンス」と「アフィリエイト」の広告を貼る、ということが挙げられます。
しかしまだそういったことに手を出していない人では、どんな広告があるのか気になったりするかもしれません。
そこで広告のサイズや種類といったものを紹介するので、これから広告収入を目指す人は「こんな広告がある」とイメージ固めに使ってください。
収益が発生する広告のタイプ
収益が発生する広告には「アドセンス」と「アフィリエイト」の2種類があります。
報酬の発生の仕方や金額が大分違うので、自分に合った広告を使いましょう。
アドセンス広告
まず誰にでもおすすめ…というか、標準利用したいのがアドセンス広告。
とにかくアドセンス広告は「誰でも報酬をゲットしやすい広告」といえます。
そのため、完全に趣味のブログ・専門的な情報サイト問わず収益化が見込めます。
アドセンス広告の報酬が発生するには2通りの方法があります。
・インプレッション
アドセンス広告の基本形態は1クリックで報酬が発生する「クリック報酬型」の広告です。
おそらく皆さんがサイト内で常日頃見ている広告はこれになります。
ページの上部・中間・最後やサイドバーなど、いたるところに貼ってあるのを見るかと。
これらの広告はクリックされるだけで報酬が発生するので、誰にでも収益が発生しやすい仕組みになってます。
ただ1クリックで報酬が発生する分、1クリック辺りの単価は大分安く会社ごとでもかなり報酬額が違います。
高いとGoogle AdSenseのように数十円~100円以上の会社もありますが、安いと1円単位の会社もあります。
インプレッション報酬は「1000回広告が表示された場合の報酬」で、広告が画面に表示されれば報酬が発生します。
そのため例え広告がクリックされなくても、一定以上の表示数があれば報酬を得られるようになってます。
ただ1000回というのはあくまで目安で、100回くらいの広告表示で発生することも珍しくないです。
しかし表示されるだけで報酬を払うのは会社側にメリットが少ないので、報酬も1円単位くらいです。
「報酬があるだけマシ」くらいの感覚でいましょう。
アフィリエイト広告:成果報酬型
アフィリエイト広告は商品が売れたら報酬が発生する「成果報酬型」の広告です。
読者が広告をクリックしてリンク先の商品を購入してもらうと、仲介料といった形で報酬が支払われます。
ただアフィリエイトといっても、少し違いがあります。
・ネットショッピング系ASP
アフィリエイト専用のASPでは、完全にアフィリエイト広告のみを取り扱っている会社です。
報酬も高額なものが多く、1回で2000円以上の報酬になるものも珍しくありません。
ただ「初回のみ」といった1人の購入者につき一度までしか報酬が発生しない広告も多いです。
こちらは個性的な商品を取り扱っていることが多く、普段目にしない珍しい商品広告もあります。
そして「害虫駆除」「水道修理」といったサービスの広告もあるため、単に商品を売るというだけではありません。
もう一方のネットショッピング系ASPは、アマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングなどのアフィリエイトです。
こちらは販売サイトにある商品を自分で選んで広告にできるのが最大の特徴です。
どんな商品でも揃っているので、様々なジャンルのサイトでも対応できます。
ただ報酬単価が少なくなるのがネック。
基本的に購入された商品の値段の数パーセントほどなので、1個売れても数十円しかないことも多いです。
ただ何回売れても報酬が発生するので継続して収益を得やすい仕組みになってます。
こちらは直接販売サイトと提携するか、どこかのASPを経由して利用する方法があります。
個人的には「もしもアフィリエイト」といったASP内で提携して利用する方がおすすめ。
直接提携する方法だと、報酬の支払い金額が高めだったり、「楽天ポイント」といったポイント支払いになるところもあります。
しかしASPを経由すれば収益を現金で管理でき、審査の合格率も高めになってます。
報酬の支払いもそのASP遵守になるので、例えば「もしもアフィリエイト」なら1000円から支払われるようになります。
視覚的な広告の種類
発行してもらう広告にも種類があり、それぞれ特性が違います。
収益率にも関係してくるので、ここでは実際にどう広告が表示されるのか説明します。
バナー
まず広告で代表的なのは「バナー」タイプの広告で、画像で表示される広告になります。
アドセンス・アフィリエイトの両方で利用されている広告になり、サイトなどで商品やサービスを紹介している広告は大抵これになります。
視覚的に目立ちやすく読者の目に止まりやすいため、殆どのASPで発行できるタイプの広告になります。
さまざまなサイズの広告があり、小さいサイズならスマホでも見切れずに済む「100×50」くらいのサイズ。
大きいサイズなら画面いっぱいに表示できる「970×380」といった極大サイズの広告まであります。
サイズが大きい広告ならひとつの広告内にいくつもの広告(商品)がずらーっと並んで表示される場合もあります。
また高解像度となっているバナー広告の場合、表示している画像がリアルタイムで変化するタイプの広告もあります。
アドセンスなら複数の広告画像に、アフィリエイトなら同じ広告の別の画像に変化します。
動画で表示される広告もあったり。
こうした視覚的に目立ちやすいのがバナータイプの広告の長所。
変化する広告は静的なテキストが続くブログなどではかなり目立つため、クリック率も変わってきます。
アフィリエイト広告ではそういった広告を自分で選べるため、特にこだわりがないなら変化型のバナー広告を使いましょう。
テキスト
リンク先が設定された文章のみを表示するのがテキストタイプの広告です。
主にアフィリエイトで活用されているタイプの広告になります。
よく「○○への申し込みはコチラ!」や「一度は試したい△△!」と商品やサービスを紹介するようなリンクがありますが、これがテキストタイプの広告。
バナータイプの広告と違い視覚的効果はありませんが、記事の文章に馴染みやすく自然な形で広告に誘導できるため、地味にクリック率が高かったりします。
「明らかに広告!」みたいに感じないためサイトの雰囲気を崩しにくく、記事ページの見た目に拘っている人でも使いやすいです。
自分で広告の文章を設定できる「自由テキスト」という広告もあるので、よりクリックされやすい・記事に馴染みやすい広告にすることもできます。
オーバーレイ
オーバーレイとは画面に追従して表示され続ける広告のことです。
よく画面にデカデカと表示されたり、スクロールしてもずっとついてくる広告がありますが、あれがオーバーレイ広告といいます。
どアップで表示されたり常に画面に表示され続けるので、視覚的にはどの広告よりも目立ちます。
読者が記事を読み始めてから時間差で表示したりする方法もあったりします。
ただし読者が消そうとしないかぎり強制的に表示され続けるので、「うっとうしい」なんて思う人も多いと思います。
このため画面の大部分に表示されたりするオーバーレイ広告を貼っていたりすると、読者が記事内容を見るのを邪魔してしまいます。
あまりにも邪魔な広告の貼り方だと判断されると、サイトの評価が落ちたりして検索エンジンの掲載順位が落ちるペナルティを受ける場合もあります。
またウィジェットを利用してオーバーレイ式の広告にすることもできますが、そもそもオーバーレイを禁止しているASPもあります。
Google Adsenseが代表的で、規約に引っかかります。
広告をオーバーレイにできるプラグインもありますが、基本オーバーレイ広告を発行できないASPではオーバーレイを利用しないほうがいいです。
最も目立つ広告の表示の仕方ですが、くれぐれも読者が内容を見るのを邪魔しない程度に留めましょう。
広告の形状・サイズ
実際に表示される広告の形になります。
大雑把に分けて「長方形」「縦長」「横長」の形状があります。
広告を発行してもらう際に形状とサイズを選ぶので、どういったものなのか見てみましょう。
長方形の広告
広告の形状で一般的なのが長方形タイプの広告です。
「スクエア」とも。
四角形でそこまで画面を占有しないので、いろんな箇所で使える形状になります。
「ダブルレクタングル」という2つの広告を横並びにして表示できるのはこの形状の広告になります。
選択できるサイズもかなり多いです。
・300×250
・250×250
・200×200
・180×150
・125×125
・120×60
・100×60
この長方形タイプの広告ならPC・スマホ問わずに見切れずに画面に表示できます。
どんな媒体でも安定して広告を表示したいなら、長方形の広告を使うようにしましょう。
横長の広告
画面横に伸びて表示されるのが横長タイプの広告になります。
選択できる広告サイズが他と比べ多く設定されています。
・970×90
・728×90
・468×60
・350×160
・350×80
・320×100
・320×50
・300×125
・234×60
サイズが大きい広告だと複数の商品が一つの広告内に並んで表示されたりするため、単一の商品の広告よりも目立ちやすいです。
ただ横に長すぎるサイズの広告は、スマホなどの画面が小さい媒体では見切れてしまいます。
そのため、できればPC・スマホ別で広告サイズを使い分けるのが理想です。
PCでは728×90といった大きめのサイズを、スマホでは320×100といった小さいサイズの広告を使いましょう。
縦長の広告
画面上から下に向かって伸びているのが縦長タイプの広告になります。
主にサイドバーに貼りつけられる広告ですが、使える箇所も少ないため広告のサイズも少なめになってます。
・300×600
・160×600
・120×600
・120×240
サイドバーがあるサイトだとどうしてもサイドバー下の領域が余ってしまいます。
そんなときに余った部分を有効活用するため縦長の広告を貼ることが多いです。
しかし縦長なためサイドバーなどの下部分に余裕がある場合にしか使えません。
基本記事の文章中には使えないと思っておきましょう。
レスポンシブ広告
Google AdSenseなど特定のASPでしか利用できませんが、面画サイズに自動で広告サイズを合わせてくれる広告がレスポンシブ広告です。
広告を貼る際にネックになりやすい「パソコンとモバイルでサイズを使い分ける」ということを自動で解決してくれる広告になります。
基本は横長の広告になりますが、設定を変えたりして長方形・縦長の広告にすることも、自分で設定したサイズの広告にすることもできます。
Google AdSenseの規約に沿った設定にする必要はありますが、1種類の広告で複数のサイズの広告を使い分けられるメリットは大きいです。
以前は小さめの広告しか表示されませんでしたが、現在では大き目の広告が表示されるようになっています。
パソコン・モバイルでの広告サイズの使い分けが面倒ならレスポンシブ広告を使ってみましょう。
基本的には大き目のサイズ
基本的にはアドセンス・アフィリエイト問わず大き目のサイズの広告がクリックされやすいようです。
視覚効果も高く目立ちやすいためです。
オマケに詳しい商品紹介の文章も載せられるので購入率も高くなるのだとか。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
これからブログに広告を貼ってみようと思ったり、興味がある人はこれらのことを参考にしてみてください。