ジップロックでマンゴーの種を腐らせずに発芽させる
水耕栽培で育てられる種は多いですが、常に水につけているため、種や水が腐りやすいのがネック。
特にマンゴーの場合、経験上種から根を出す~発芽させるまでが一番難しいです。
そこで、水耕栽培で種を腐らせずに発芽まで持っていく方法を紹介します。
ジップロック+キッチンペーパーが確実

使うのは密閉性の高いジップロックと、保水性の高いキッチンペーパー。
やり方は簡単で、濡らしたキッチンペーパーで種を包み、それをジップロックに入れるだけ。
これだけでマンゴーの種を腐らせず、安全に発芽まで持っていけます。
濡らす量はしっとりするくらいで、むしろビチャビチャにはしないように。
ペーパーから水が溢れてしまうとその水が腐ってしまう場合もあるため、ある程度湿っていれば大丈夫です。
種に必要な水分はかなり少なく、ペーパーにそれなりに水が染み込んでいれば問題無く発芽してくれます。
もし途中で足りないように感じたら、ほんの少し足すくらいで充分です。
加えて大事なのが水分を逃さない密閉された空間。
これでペーパーに染み込んだ水が湿気となり循環するので、最低限の水分でも発芽します。
外気から隔離することによってカビの原因のホコリの侵入も防げるため、カビの発生もかなり抑えられます。
暗所に置く
次に大事なのが、種を直射日光に当たらない暗所に置いておくこと。
本来種は土の中や硬い殻の中で発芽するため、芽が出るまで日光は必要ありません。
むしろ下手に日光を当てると種が乾燥してダメになったり、日光の温度でカビが発生しやすくなります。
特にマンゴーの種の場合は入手時期が夏場なのも相まって、「強い日光」「高温多湿」といった腐る原因が多数発生しやすいです。
そのため発芽するまでは、最低でも直射日光が当たらない場所で保管します。
別に直射日光でなければ良いので、暗闇でなくとも窓から離れた場所なら問題ありません。
私の場合は窓から1~2mほど離れた、それなりに明るい場所でも発芽しました。
室内のテーブルの上にでも置いておけば良いので、手ごろな場所で保管しましょう。
※さすがに冷蔵庫だと発芽どころか根すら生えなかったので、常温になる場所が最適です。
芽が出るまでは我慢
数日放置するだけでも根がかなり伸びてきますが、安全に成長させるなら発芽するまでは待ちましょう。
根だけが伸びた状態で土に植えると、それが原因でカビが発生して種本体が腐りやすいです。
そのため芽が2センチほど伸びてくるまでは、これまでのようにジップロックの中で成長させましょう。
とりあえず成長過程を書いていきます。
①初日

まずは種を濡らしたキッチンペーパーで包み、ジップロックに入れて保管。
この時ペーパーは1枚分の薄さで良いので、丁度良い大きさに切りましょう。
あまり分厚くし過ぎると根の成長を阻害してしまいます。
後は先述した通り、直射日光が当たらない場所で保管。
ちなみに種が縦になるように置いておけば根と芽がまっすぐ伸びていくので見栄えが良くなります。
土に植える際に芽と根が曲がっていると植えにくいですし、芽が倒れやすくなるので、できるだけまっすぐになるようにするのがベストでしょう。
②根が伸びてくる

数日もすれば目に見えて根が伸びているのが確認できてきます。
ただこの時点ではまだ土に植えたりしないように。
最初に伸びてくる長く太い根は、あくまで次に生えてくる細かい根を土に根付きやすくするためのもの。
この状態で土に飢えてしまうとカビが生えやすく、根の成長が阻害されてしまいます。
少々もどかしいですが、1週間以上はジップロックで保管するようにします。
③細かい根が生えてくる

根がかなり伸びてくると、根の付け根あたりから細かい根がたくさん生えてきます。
大体10日くらい経つとこうなります。
このあたりのタイミングで安全に土に植え替えられるようになりますが、より確実にしたいならしっかり発芽してからにしましょう。
④芽が成長

細かい根が生え始める少し前くらいのタイミングで、種が割れて小さな芽が出てき始めます。
ただ出始めの小さい芽だとまだ弱いので、先端の細い葉っぱが少し開くくらいまでは待ちましょう。
途中で細かい根が生え始めたらもう大丈夫なので、土に植え替え可能となります。
⑤土に植える
細かい根が出て発芽したら、ようやく土に植え替えです。
土は水はけが良く保水性が高ければ、まだそこまで栄養は必要ありません。
赤玉土と腐葉土を混ぜたような土でも充分です。
根がしっかり隠れるくらいまで埋めて、たっぷりと水を与えます。
⑥直射日光はまだ早い
土に植え替えたらさっそく日光に当てたいと思いますが、まだ早いです。
夏場の直射日光は出たての芽には強すぎるため、最悪の場合せっかく出た芽が枯れてしまいます。
しかし窓際のような場所なら問題無いので、まずは弱めの日光でしっかり苗になるまで育てましょう。
⑦ある程度育ったら屋外へ
苗の背丈が20cm以上になり、葉がいくつも開いてきたら外へ出してもOKです。
ただ、やはり夏場の直射日光はかなりキツイため、真昼あたりで直射日光が当たらない場所が良いです。
朝・晩あたりのみ日光が当たる場所へ置いておけば安全に成長させられます。
50cmを超すくらいまで育てば直射日光にも耐えれてくるので、状態を見ながら日陰に移動するか確かめます。
ここまで育てて枯れるのはかなりショックなので、頑張りましょう。
この方法なら大抵の種は発芽する
結構な種類の果物の種を発芽させようと試しましたが、この方法が一番安全に発芽できると感じます。
特にマンゴーの種はかなり清潔な状態じゃないと初期で腐りやすい部類の種になるため、この方法なら他の種でも発芽確率は高いです。
…まあマンゴーの種並みにサイズが大きいのに弱い種もそこまでありませんが。
例えばアボカドの種は薄い皮で覆われているおかげで頑丈ですし、ミカンやレモン等の種は殻のおかげで直に土植えでも発芽しやすいですし。
キウイやブルーベリーといった小さい種だと濡れたペーパーに置くだけでも発芽しますし…。
経験則としてマンゴーの種の発芽は(季節的なものも含めて)難易度が高めに感じます。
どうしても腐らせてしまう人は是非この方法を試してみてください。
種の入手費用もバカになりませんしね。










