漫画やアニメで書かれる「運命」「アカシックレコード」とは? メディアでの扱われ方も考察

あらゆるメディアでときどき題材になる「運命」ですが、アカシックレコードという非常に似通った概念が存在してたりします。

今回は最近の漫画・アニメ・ゲームなどで、運命とはどのように扱われているか個人的に考察してみました。

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アカシックレコードとは?

概要

アカシックレコードとは「宇宙の始まりから終わりまでの全ての記録が保存されているもの」のことです。

これには宇宙・星・人(生物)といったものの歴史が、過去・現在・未来までの全てが記されています。

すでに決められた歴史のためどうやっても変えることはできないとも解釈され、運命が意味する「決められた事象」「人では変えられないもの」とも似通っているため運命の代わりとして使われることも。

ただ「運命は神によって定められる」という考えもありますが、アカシックレコードはあくまで「記録」なのでもっと無機質な感じがあります。

あるいはその神が定めた記録を保管する場所ともいわれるため「運命の保管室」ともいえるかもしれません。

別称で「アカシャ年代記」「アカシャ記録」とも。

わかりやすい一例として、アカシックレコードというのは精巧かつ綿密な計画書・フローチャートのようなもので、計画されたことを絶対にその通りに進める・進ませるものともいえるでしょう。

由来

名前の由来はサンスクリット語(古代インド語)の「アーカーシャ」で、意味は「空間」「天空」「虚空」となっています。

この「空間」の部分を「世界」「宇宙」という概念に当てはめています。

そして1800年代に神秘・心霊などの分野を扱う協会「神智学協会」を創設した「ヘレナ・ブラヴァツキー」が使ったことで人々に認知されるようになりました。

アカシックレコードのある場所と予言

昔からいわれる「予言者」といわれる人たちは、このアカシックレコードにアクセスしたために未来を視ることができたのでは? といわれています。

「アカシックレコードはこの世界のどこにもない」といわれていますが、逆にいえば「世界の外側にいけばアカシックレコードはある」ともいわれます。

そのためなんらかの拍子に世界の「外側」に意識が通じてしまった人が、アカシックレコードに書かれた未来を視てしまい予言をしたとされています。

これはアカシックレコードに似た「集合的無意識」(詳しくは後述)にも関係してきたりします。

類似:集合的無意識

アカシックレコードの別側面として集合的無意識という概念があります。

これは「人の意識というものは自己が認識しない部分で人類規模で繋がっている」というものです。

現代的にいうと「パソコンという複数の端末がサーバーという大本と繋がっている」ということになります。

無意識的にとはいえ全人類が繋がっているため、そこに意図的に自分を繋げることができれば、全人類の知識を得られるといっても過言ではありません。

その存在の証拠という訳ではありませんが、全世界で人種を問わずに共通する概念があることが挙げられます。

世界のどこにいっても「神」や「霊」といった概念が存在するのは、この集合的無意識で世界中の人が繋がっているから、すんなり「神」といった概念が受け入れられるのだとか。

ただアカシックレコードの「世界の全ての記録」に比べると集合的無意識は「今現在までの人類の記録」に限定されるので、アカシックレコードをダウングレードしたものといえるかもしれません。

メディアでの扱われ方

ではアカシックレコードや運命を扱っている漫画やアニメの作品を紹介します。

ただ物語の核心に関するネタバレも含むので注意してください。

ファイナルファンタジー7 リメイク(FF7 R)

1997年にプレイステーションで発売されたゲーム「ファイナルファンタジー7」をリメイクし、2020年4月にプレイステーション4で発売されたのが「ファイナルファンタジー7 リメイク」(以下FF7 R)です。

この作品には原作にあたるFF7にはない要素の「運命の番人」の名を持つ「フィーラー」という存在がおり、これが作中の運命に深くかかわってきます。

見た目は浮いているボロ布のローブ(中身なし)な感じで、「ハリポタのディメンター(吸魂鬼)がいる」といわれるくらい。

このフィーラーの役割は「世界の流れを原作(FF7)の流れ通りにする」ことです。

物語の各所に出没して原作のFF7の物語通りにしようと、あらゆる盤面で干渉してきます。

一例を挙げると

・主要キャラ同士を会わせようと片方を足止めする
・物語の核心をつく発言(その時点ではネタバレ)を妨害する
・主人公のクラウドを重要な作戦に参加させるべく、他のメンバーを負傷させて空きをつくる
・本来その場で死ぬべきではない敵へのトドメを妨害して助ける
・本来その場で死ぬべきではない味方を蘇生させる
・物語上重要なキャラへ張り付いて本来の役割を果たすか見張る
・本来起きるべき大惨事を起こすべく、止められそうな状況なのに妨害する

と、徹底的に原作(FF7)の流れに沿うように行動しています。

そしてフィーラーは「僅かでも運命から外れた存在」「運命を変えうる存在」しか視認できず、イナゴの大量発生のようなことになっていても、条件を満たしたキャラクター以外見ることはできません。

このような存在がいるせいか、本来のラスボスに相当する存在の行動すら原作とは微妙に変わってきているような描写も。

かなり強引かつ物理的に「運命を遵守させる」存在としては、かなり珍しい部類に入るかと。

Fate / シリーズ

スマホゲームで一気に知名度が上がった「Fate / Grand Order」(以下FGO)で、タイトル通り「運命(Fate)」が密接に絡んでいます。

厳密には「月姫」「Fate / Stay Night」といった別作品もありますが、特に顕著なのがFGOになります。

この作品には「根源」というアカシックレコード+αの存在と、それに準ずる2種類の存在「アラヤ」と「ガイア」がいます。

根源

Fateシリーズにおけるアカシックレコードに相当する存在で、世界中の魔術師が目指すべき到達点といわれています。

アカシックレコード特有の「世界・宇宙の記録」はもちろん「生と死」「並行世界」「宇宙の始まりと終わり」「法則」といった概念まで内包しており、ここに至る(接触する)ことができればあらゆることができるようになる、ともいわれています。

魔術師が扱う魔術はこの根源に極小規模かつ限定的に接続して行使しているため、より太く密接に接続できればもっと大規模・特殊なことが可能になります。

作中で部分的にとはいえ根源に接触した人物は例外なく特異な能力を発現させており

・「並行世界の運営」「時間移動(タイムスリップ)」といった次元・空間に関わるものに干渉できる「第三魔法」。
・あらゆるモノや存在・果ては事象といった「死」を目視・殺害できるようになる「直死の魔眼」。
・バベルの塔崩壊以前にあった言語で、あらゆる言語を理解できる「統一言語」。

と能力の差異はあれど、作中では根源に接続せずに再現するのは困難・不可能なものばかりです。

中には特に根源と強く結びついた人物だと「制限無しの空間転移(テレポート)」「致死性の猛毒の無効化」「あらゆる魔術の行使」等と、作中屈指のチートっぷりも発揮しています。

作品に出てくる英霊(サーヴァント)がいる「座」も、この根源の中にあるとされています。

ただ根源に至ることは人類はともかく世界から見ると「禁忌」とされるため、後述のアラヤなどが根源に至る存在に対し妨害をしてきます。

アラヤ

アラヤとは前述した「集合的無意識」のようなもので、「人類を存続させる」ことを重視した存在です。

肉体を持つ生物のような物質存在ではなく数多の「人類を存続させる」という意識の集合体のようなもので、人類の存続にとって致命的な事態が起きたときに活動します。

とはいっても直接手を下すことは稀で、このゲームが話題になった理由の歴史的偉人「英霊(サーヴァント)」を中心に事態の収束を図ります。

・人類を滅亡させかねない事態が起きそうになったら、そこの周囲の人間諸共抹殺する
・過去を改変する存在に対して、その時代に英霊を送り込んで妨害する

と、過激なことを含め大抵のことはできるようです。

逆にいうと完全に英霊頼りな部分も多いため、その英霊を呼び出すことができない事態だと一気にできることが少なくなります。

そのため英霊として適格な人物・存在の収集に余念がなく、詐欺めいた取り引きで英霊として契約させようとする一面もあります。

「なんとしても人類を守護する」という点では正義かもしれませんが、個人レベルでだと「信用しないほうがいい」と評されることも。

また根源に至ろうとする人物・存在を抹消することも視野に入れて妨害してくる存在でもあります。

根源に至るということは「万能の力を得る」といっても過言ではなく、そのような存在を放置してしまうと人類の停滞あるいは破滅に繋がりかねないので、根源を目指す魔術師にとっての最大の難関ともいわれています。

ガイア

ガイアとは地球という惑星の「星の意思」そのもので、「星の存続」のために行動します。

星の破滅に繋がるような事態が起きたときに活動し、アラヤとは違い「精霊」といった超自然的な存在を中心に事態の収束を図ります。(Fateにおいて「吸血鬼の真祖」は精霊に属する存在となっています)

基本「星」としての面が強いので、アラヤのように人類などからサーヴァントの収集はしていません。

むしろ星の存続に「人類は邪魔」という意識があるのか「ガイアの怪物」という人を殺戮するのに特化した存在まで抱えていたりします。

あげくの果てには別の星から怪獣染みた存在を呼び寄せてまで人類に対する戦力を整えようとしたりもします。(まあこの存在のひとつ、通称「水晶蜘蛛」はそういった存在じゃないという意見もありますが・・・)

ちなみにこの人類に対する戦力として、月から呼び寄せた存在を「タイプ・ムーン」と、地球でつくり出そうとしている存在を「タイプ・アース」といいます。

アラヤとガイアの関係

両者は協力することもありますが、どちらかというと敵同士といった関係が適切かと。

星が滅ぶと人類も滅びるのでそういった事態では協力することもありますが、平時は協力するどころかアラヤがガイア(ガイアの怪物)に対して対抗存在をつくりだす始末です。

逆に人類が滅んでも星は滅びないような事態(人類絶滅)だとガイアは動かずに静観することも。

こうしたことから必然とアラヤのほうが干渉する機会が増えるので、作中ではアラヤのほうが活動・言及されることが多くあります。

世界そのものを切り捨てる

この作品では「人類の発展が停まった」「人類の発展ができない」ような世界に対しては「剪定事象」として木の枝を選定するが如く世界まるごと消滅させます

「人類の発展が停まる・発展ができない世界はやがて滅んでいく」という考えがあるせいか、なんらかの理由で「穏やかな精神性になった人類」「環境が過酷で生存に適さない」といった世界を丸ごと切り捨てるようなことをしています。

行動原理から察するにアラヤの仕業でしょうが、「人類が発展して生存し続ける世界」のみを選択しているため、それ以外の「運命」を許さない意思が見え隠れしています。

スーパーロボット大戦

歴代のロボットアニメの主役ロボットが集う「スーパーロボット大戦」でも「アカシックレコード」といったものを扱う作品があります。

第3次スーパーロボット大戦α ~ 終焉の銀河へ ~

ダイレクトに「アカシックレコード」や「絶対運命」とい単語が出て、その役割は「宇宙の終焉」。タイトル通りです。

作中でのアカシックレコードは「知的生命体の集合意識」となっており「無限力」とも呼ばれています。

各版権作品から霊的な存在や意思を持ったエネルギーを選んでおり、種類と性格は

イデ(伝説巨人イデオン)
第一始祖民族の残留思念(新世紀エヴァンゲリオン)・・・人類に対し過激
ゲッター線(ゲッターシリーズ)・・・人類の進化を促す
ビムラー(戦国魔神ゴーショーグン)・・・人類の進化を促す
ザ・パワー(勇者王ガオガイガー)・・・中立
負の無限力(オリジナル)・・・全知的生命体の滅亡

と、人類に友好的なものから敵対的なものまでいます。

※イデと第一始祖民族はスパロボαでのみ同一のものと扱われています。

負の無限力を除いた他の勢力となる「正の無限力」の最終目的は「争いをせず他者と融和できる生命体がいる宇宙の創造」ですが、自分たちが望む生命体が現れないと判断すると共同で宇宙を崩壊させリセット・再生しようとします

このことを作中では避けられない運命「アポカリュプシス」と呼ばれています。

ただ最終的な目的は一緒でも各勢力事に性格があり、宇宙の崩壊を躊躇なく判断しているのがイデで、人類寄りで擁護するゲッター線やビムラーなどがいます。

このように各勢力ごとに性格の違いがあり「今すぐやり直すべきだ」と判断するイデを「もう少し様子を見よう」とゲーター線たちが抑えているような状態ですが、人類が率先して争うような性格をしていると判断するとその場で人類を見限り宇宙を崩壊させようとします。(BAD ENDルート)

そして無限力は絶対的な力を持っており人類には抗うことはできません。

そのため作中では「認めさせる」ことはできていても「打ち倒す」といったことはできておらす、エピローグ後も変わらず存在しています。

しかし考えの違いはあれど「ふさわしい生命体の創造」を目的とするイデ達とは違い、負の無限力は「他の無限力に成り代わる」ことを目的とした怨霊の集まりのため「創造」とは真逆の性格をしています。

成り代わった後は「完全なる宇宙の終焉」で正の無限力のように新しく宇宙を再生しようとは考えていません

こういったことから負の無限力はゲームのラスボスとして立ちはだかっています。

第3次スーパーロボット大戦Z

通称スパロボZシリーズでもアカシックレコードに相当する存在がいます。

それが「宇宙の大崩壊」を起こす「宇宙の意思」そのものです。

この作品の世界では1万2000年周期で小規模な宇宙の崩壊が起きており(小規模でも文明を葬り去るのは十分ですが)、1億2000万年周期で完全に宇宙が崩壊・再生します。

ただこれは人類視点から見たもので宇宙からすれば「破壊と再生」のプロセスなだけであり、人間に例えるなら「新しい細胞をつくるため古くなった細胞を壊す」「家を建てるために土地を均す(壊す)」といったのと同じです。

しかし人類といった宇宙の内側に住む存在にしたら、絶対的に抗えない存在といえるでしょう。

これをスムーズに行うため宇宙怪獣(出典:トップをねらえ!)を大量発生させたりして、銀河系・星系規模で破壊を繰り返しています。

ロボット:魔装機神サイバスター

アカシックレコードに干渉・利用しているロボットもおり、その代表格が「魔装機神サイバスター」です。

サイバスターは「魔装機神シリーズ」「スーパーロボット大戦OGシリーズ」で主に出てくる主人公格の機体のひとつで、アカシックレコードを武装に組み込んで使用しています

内容は「アカシックレコードにアクセスして、敵の情報のみをデリートして敵を抹消する」という、字面だけみれば「ホントに主人公か?」とも取れる凶悪な武装です。

「アカシックレコードに記録がある = 存在している」ということは、逆をいえば「アカシックレコードから「記録を消す = その存在が消え去る」という理論のもとにこの武装があります。

ただパイロットのマサキ・アンドーは熱血漢かつ好青年なため、作品をプレイしているとそういったものは感じられなく、武装の内容とのギャップがすごいことになってます。

GS美神 極楽大作戦!!

椎名高志氏によって1999年まで連載していた漫画「GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦!」でもアカシックレコードのような存在が確認できます。

名称としては作中で暫定的に「宇宙意思」呼ばれており、役割としては「事象の大規模な改変の阻止」。

宇宙意思はアカシックレコードや運命本来の意味に似ており、世界に多大な影響を与えるような事象を起こさないよう活動しています。

存在は物語中盤の後半(コミック巻数的に)で「宇宙を自在に改変できる装置」が出てきたあたりで言及されてます。

作中では

・宇宙を改変させようとするヤツをバナナの皮で滑らせて転ばせて妨害する
・宇宙改変装置の動力源を手にしたら爆風で吹っ飛んできた一斗缶をぶつけて動力源を落とさせる

と作品の芸風かかなりコミカルな内容になっています。

まあ他に「過去でヒトラーを暗殺しても、別の国で独裁者が現れ結局第二次世界大戦が起きる」といったまっとうな解説もされたますが。

ただ宇宙の改変に影響がないと見なされれば干渉はしないようで

・影響がない結果になるならタイムスリップを普通に行える
・死んでいてもあとで生き返れる余地があるならタイムスリップして蘇生できる
・宇宙改変装置を「使うのやーめた!」と宣言したら問題なく動力源だけは手にできる(「これで装置を使える!」なんて思った瞬間に一斗缶をぶつけられましたが)

と、かなりユルイ対応をしています。

「結果的にこうなるならいい」という考えの結果至上主義ともいえる存在といて描かれてます。

ドラえもん

意外でしょうが国民的アニメ「ドラえもん」でも、アカシックレコードに相当するものがあります。

それが「宇宙完全大百科」という秘密道具で、見た目はごく普通の百科事典となってます。

名前から察せられる通り宇宙で起きたことの全てを記録してあるもので、個人の過去・現在・未来まで記録しており機能としてはアカシックレコードと酷似しています。

ただ本家アカシックレコードとは違い人工的につくったもので、いってしまえば大量の情報が収められているデータバンク。

本の形態をとっているのはいわば端末で、本体は惑星以上の大きさのサーバーです。

ドラえもん曰く「データディスクを詰め込んで宇宙に浮かべてる」とのことで、人工的な天体クラスのデータサーバーとなってます。

これを大きいと見るべきか小さいと見るべきかは議論が出るでしょうが、夏休みの宿題感覚で宇宙や星をつくったり地球丸ごと吹き飛ばせる爆弾だったりブラックホールを掃除機にブチ込んだりしている世界なので、相対的に大したことが無く見える不思議。

人類はあと100年でここまでできるようになるんでしょうか…?。

描かれるアカシックレコードの性質・性格

では漫画やアニメで扱われるアカシックレコード・運命の性質や性格を種類別にして解説してみます。

結果至上主義タイプ

「定められた結果にさえなれば過程はどうでもいい」というタイプ。

上記の作品でいうならスパロボが当てはまります。

この場合は「人類が不適格なら宇宙を終わらせるだけ」あるいは「宇宙怪獣を大量発生させて強引にでも終わらせる」といった手段をとっています。

想定している結果になればどういう過程を辿ろうが放置しており、重要な問題が起きても特別に注視している様子は少ない気も。

「世界を滅ぼしかねない魔王がいたら、勇者に該当する存在を発生させる」と、数十年あるいは数百年単位くらいなら余裕で待ったりもします。

強制的に結果をもたらすくらいの強大な力を持っている場合が多く、その余裕からきているのでしょう。

逆に「行動を縛る」ような能力を持っていない場合もあるので、かなりのゴリ押し戦法を取ることも多いです。

適時干渉タイプ

こちらは何か問題が起きた際にその都度干渉して問題の解決を図ろうとするタイプ。

GS美神の宇宙意思やFateのアラヤが典型で、普段は観察に留めて干渉したりはしません。

しかし問題が発生するとその場で干渉して妨害したり(一斗缶をぶつけるetc)、Fateのアラヤのように即席で戦力(サーヴァント)を発生させたりして問題解決を図ります。

普段は結果至上主義タイプのように成り行きを監視している傾向がありますが、問題が発生した直後に対応する点が異なります。

「勇者が育つのを待つ」といった風に待つことも少ないです。(まあ瞬間的に危機が発生する場合の作品が多いですが)

常時干渉タイプ

上記の適時干渉タイプよりもかなりの頻度で物事に干渉するタイプです。個人的には「神経質タイプ」ともいえるかもしれません。

FF7 Rのフィーラーのように1人1人の行動レベルで監視・修正してくるタイプで「決まった過程・決まった結末」を遵守させようとしてきます。

本来の意味でのアカシックレコードや運命の意味に一番近いタイプといえます。

GS美神の例での「ヒトラーを殺しても別の国に独裁者を発生させて第二次世界大戦を起こす」というよりも、「何が何でもヒトラーに第二次世界大戦を起こさせる」という融通の利かない性格といえます。

このタイプのアカシックレコードがある作品だと「アカシックレコードそのものが原因」と見られることも多いです。

抹消タイプ

問題が発生したらその解決を図るのではなく「周囲ごと問題そのものを抹消する」という、かなり過激なタイプになります。

Fateのアラヤの「人類の発展・生存に適さない世界を丸ごと切り捨てる」というのがこれに当たり、この場合その世界そのものが問題が発生した時点前以前から無かったことになります

他の例なら「魔王が勇者に勝ってしまったら、魔王が産まれる前からの世界軸を無かったことにする」といったところです。

世界そのものを抹消してしまうため、干渉する力や抵抗のできなさは随一といえます。

こうなると「世界が無に帰しても自分を保てる」クラスの能力を持ってないと抗うことすら困難で、そういった存在が「こんな世界は間違ってる!」なんてラスボス化する場合も。

許容タイプ

上記の作品では書いてませんが、問題が起きた世界を「そういう世界」として許容する懐の深い(?)タイプもいます。

このタイプとしては「宇宙(自分)が存在していられるならどうでもいい」と考えている場合もあるため、他のタイプのアカシックレコードとは視点が違う可能性があります。

もしくは「少しでも違った世界は『別世界』として扱う」と並行世界として扱い、本来の流れの世界は変わらず存在している、というパターンもあります。

こうした「新しい世界が生まれる」ことを一時的に許容するタイプは他にもおり、Fateやスパロボの作品が当てはまります。

しかし最終的な帳尻合わせ(宇宙の終わり)をすることもあるため、人類にとって無害とはいえないかもしれません。

結論

漫画やアニメで描かれるアカシックレコードは本来の意味のように絶対的なものではないことが大半だと思います。

むしろ集合的無意識のような存在として書かれることが多く、自分の意思を持っているかのような描写がほとんどです。

まあこうでもしないと「いくら努力しても報われない・ムダ」という描写をせざるを得ないので、ほとんどは人の手でなんとか乗り越えられるように性能が劣化(?)していたりします。

しかしアカシックレコードが本当に存在しそれが解明されたとしても、それが変えられない運命だとしたら、それを知ることはいいことなのかどうかは個人の見方に左右されると思います。