自分のブログやサイトに必要な「ドメイン」と「サーバー」。それぞれの役割とレンタルの仕方
ブログをつくっていく上で絶対に用意しないといけないものが「ドメイン」と「サーバー」です。
ここでは無料ブログサイトではなく、自分でブログを開設したいときに必要になる「ドメイン」と「サーバー」のことになります。
それぞれどうして必要なのか・自分で使うための入手の仕方を紹介します。
用意するもの1:ドメイン
ドメインとは
ドメインはネット上でのサイトの住所となるアドレス(URL)をつくるのに必要になります。
ホームページなどのアドレスの最後についている「~.jp」や「~.com」といったものがドメインといわれています。
ここのアドレスなら「zattadouraku.net」の「.net」になります。
ネット上ではこのドメインがついていないとアドレスと認識されないため、「こんなアドレスががありますよ~」と示すために必要になってきます。
アドレスが無いとサイトの存在がネット上に認識できないため、サーバー同様にサイト開設に必要なものになっています。
ドメインを使ってアドレスをつくる
ドメインを任意の文字列にくっつけてアドレス(URL)をつくります。
このサイトなら「zattadouraku」の文字列に「.net」をくっつけて「zattadouraku.net」というブログアドレスになってます。
アドレスはネット上における「住所」のようなもの。
これが無いとネット上の「地図」に存在しないのと一緒で、検索したりしてもいつまでたっても辿りつけません。
ブログなどをつくる際、ドメインを手に入れるのはアドレスを手に入れるのと同じだと思ってください。
ドメインを用意する方法
ドメインを手に入れるにはレンタルするしかありません。
ドメインをレンタルするにはレンタル会社と契約して入手する必要があります。
・エックスドメイン
・ムームードメイン
etc
ドメインをレンタルできる会社は複数存在しており、中にはサーバーもレンタルできる会社もあります。
レンタルは短くても1年からの会社が多いので、最低でもそれくらいはブログを続ける意思を持っておきましょう。
ただアドレスは同じものが存在しないので、そのアドレスの取得状況は各社で共有されています。(A社でアドレス「○○」を取得したらB社で同じアドレス「○○」は取得できないといった感じ)
そのため例えばどの会社でここのアドレス「zattadouraku.net」を登録・レンタルしようとしてもできないはずです。
レンタル料は各会社で少し違い「.com」や「.net」なら年1000円~2000円くらいでレンタルできます。
月額換算すると80~160円ほどしかならないためどの会社でレンタルしてもほとんど変わりありません。
しかし初回契約料と更新料が違うこともあるので、そちらも忘れずにチェックしましょう。
サーバーもレンタルできる会社ならドメインやサーバーのレンタル料が割引になる会社も多いので、完全に自分の好みで決めるのもアリです。
用意するもの2:サーバー
サーバーとは
ドメインがネット上の住所なら、サーバーはさしずめ「家」あるいは「倉庫」といった感じです。
ここにブログ・サイトに書いた記事や使う写真などといったものだけでなく、ブログで使うあらゆるものを保存するために必要になります。
ブログデザインのデータ・記事本文のテキストデータ・写真や画像データ・プラグインなどのブログを構成する全てのデータがサーバーに保管されています。
パソコンなどのHDDと一緒と考えてください。
このサーバーの性能が良いほどサイトの性能が変わることも多いです。
データのやり取りや読者によるページの読み込み時間に直結する「データ転送速度」。
テキストデータや画像データなどのデータを保存できる限界量になる「データ容量」。
これらはサーバーのギガ数に左右されることが多いので、できるだけ快適にサイトをつくりたい・見てもらいたいならより多くのギガ数が必要になってきます。
注意したいのがパソコンなどのHDDと同じく、保存しているデータ量が増えてくると反比例してデータ転送速度も落ちてくるという点。
特に画像を多用するサイトだとあっという間にいっぱいになってしまうので、そうしたサイトをつくる予定なら大容量のサーバーをレンタルする必要があります。
最低でも100GBくらい、それなりの性能にしたいなら200GBくらいの容量はあるサーバーをレンタルした上でサイトづくりに励みたいところです。
サーバーの種類
サーバーには「共有サーバー」と「専用サーバー」と2種類あります。
「共有サーバー」は複数人で一台のサーバーを共有する方式で、レンタル料も安いため個人でブログをつくるならこの方式のサーバーをレンタルすることが多いと思います。
レンタルする際にサーバーの種類が表示されていない場合、ほどんどは共有サーバーになります。
ただディスク領域こそ別々にしてあるものの、演算機能などは共有されているためどこか(誰かのブログ)の不具合が全体に影響を与えてしまうことがあります。
「専用サーバー」は一台のサーバーをまるまる一人で使う方式で、共有サーバーのようにどこかから影響を受けることがありません。
サーバー自体が独立しているため、安全面から法人などのビジネス関係でサイトをつくるときに利用されることが多いサーバーになります。
サーバー一台を専有できるためスペックも破格のものが多いですが、その分レンタル料も膨大になります。
はっきりいって趣味レベルでブログをするなら持てあますスペックなので、ビジネス目的の人がレンタルするサーバーだと思います。
サーバーを用意する方法
サーバーもドメインと同じくレンタルして用意するしかありません。
ドメインレンタル会社と同じく多くのサーバーレンタル会社が存在します。
・ロリポップ
・ヘムテル
・CPI
・グーペ
etc
各会社ごとにサーバーの特徴やスペックに違いが出ているところが多いです。
例えばエックスサーバーなら個人で扱える大容量サーバーを、ロリポップなら安くサーバーをレンタルできたりします。
サーバーをレンタルする際には「スタンダート」や「エコノミー」といったプランでレンタルすることになります。
プランによっては「保存データ量」や「データ転送速度」などの項目がありますが、一番に注意したいのが「そのプランのサーバーでブログをつくれるかどうか」です。
一番安いプランだったりするとブログが開設できなかったりする場合があります。
「WordPress使用可」と書かれているプランなら問題なくブログを開設できるので、よくサーバーの仕様を読まずに契約して「ブログがつくれません」なんてことにならないようにしましょう。
他にも「サーバーデータのバックアップ」や「セキュリティ」といったサポートプランがありますが、会社によって少し違ったりするので、契約内容をよく吟味してみましょう。
あとから追加で契約できたりもするので、とりあえず追加プラン無しでサーバーを契約するのも手です。
よくサーバーの仕様などを読んでレンタルするか決めましょう。
お得なレンタルの仕方
ドメイン・サーバーを同会社でレンタル
ドメイン、あるいはサーバーをレンタルできる会社ならドメインとサーバーを同時レンタルできる場合が多いです。
同時契約するとドメインやサーバーのレンタル料が割引になったりすることが多いです。
ドメインの部分で触れたとおり、よほどのことがないとドメインのレンタル料はかかりません。
そのためサーバーのスペックが気に入ったなら、その会社でドメインもレンタルしてしまったほうが得をすることが多いです。
いくつか会社を見て回って、自分がつくるブログに見合ったサーバーを探してからドメインをレンタルするようにしましょう。
長期レンタルで契約
サーバーは長期間レンタルだと割引価格になります。
サーバーはレンタル期間別に選べるようになっており、1か月・3か月・6か月・12か月…36か月レンタルとかなりの数があります。
しかし長期でサイト運営するなら6か月以上からのレンタルがおすすめです。
このあたりから月額料金の割引がされ初め、1か月間だけのレンタル料と比べると大体2割ほど安くなっていきます。
プランによっても月額が変わってくるので、レンタル料が高いプランだと「1か月×12回レンタル」と「12か月レンタル」では数千円違ってくることもあります。
安いプランだとそこまで違いがないこともありますがイチイチ更新する手間も省けるため、できるだけ長期プランでレンタルしたほうがお得です。
ドメインは更新料で見る
ドメインをレンタルするときは取得料金より更新料金で選びましょう。
ドメインは最初にレンタルした年は取得料金、次の年からは更新料金でレンタル料を払っていきます。
取得料金が1000円以上のものが多いですが、稀に100円未満のドメインもあります。
しかし「100円以下なら安い」と思っても、そういうドメインに限って翌年以降の更新料金が3000円近いものも多いです。
長期でレンタルするとすぐに更新料金でかなりの額を払うことになるため、取得料金が少し高くても更新料金が安いドメインを選ぶのがおすすめです。
最後に
自分でブログやサイトをつくるとき「ドメイン」と「サーバー」のレンタルは鉄則です。
これを絶対に忘れず、片方だけ契約して時間を無駄にしないよう注意しましょう。
どうせならレンタルの更新のときを見据えて同じ日、間が空かない日に一緒に契約してしまいましょう。(両方同じような方法で代金を払い契約できます)
ブログをつくる前情報として覚えてもらえれば幸いです。