ブログはどのようなジャンルならPVや収益を稼げる・ 長く続けられるのか? 「特化ブログ」と「雑記ブログ」の違い
ブログをつくっていく上で、どういった種類・方向性のブログにするか悩む人もいると思います。
ブログのジャンルによっては収益性や集客力にも違いが出てきます。
「どうすれば長く続けられる?」や「どうやってお金を稼ごう…」と考えている人は、目的や目指す方向性によってブログのジャンルを決める必要があります。
今回はブログを長く続けるコツや、収益性・集客性を求めたブログづくりの紹介などをしていきます。
ブログの種類は大きく分けて2種類
ブログというのは大きく分けて「特化ブログ」と「雑記ブログ」の2種類に分けられます。
大雑把な違いはこうなります。
雑記ブログ…いろんな分野をネタにしたブログ
ブログで扱うジャンルは多種多様ながらも、大別するとこの2つに分けられます。
ではそれぞれのブログの説明と、続ける上でのメリット・デメリットを書いていきます。
特化ブログ
特化ブログとは
「特化」の通りジャンルを絞ってブログの記事を作成していくタイプのブログです。
特定のジャンルに絞って記事を書くため、かなり専門性の高いブログになります。
なにかのジャンルに専門的な知識や経験がある人はこのジャンルをつくりやすいです。
ネットワーク系の情報に詳しければ、その仕組みなどを解説する専門的なブログ。
あるいは自分の旅行の経験などをブログに上げていけば、それも特化ブログになります。
また記事の内容がバラバラでも、「今日のニュース」などといったテーマのブログでも、「特化ブログ」に見られたりします。
特化ブログのメリット
リピーターをつくりやすい
特化ブログではブログの読者やリピーターを増やしやすいです。
ブログを見てくれる大体の人は、キーワードの検索をして見に来てくれます。
大抵は分からないことを調べる目的なので、その読者が知りたいジャンルの知識が多くあるブログなら、「このブログなら今後も役に立つな」と何度も来てくれる可能性が高くなります。
PVを稼ぎやすい
特化型ブログだと集客率が高い傾向にあるようです。
専門的なサイトなため記事も深く突っ込んだ内容になるため、読者にとって読みごたえがあり評価につながりやすいです。
評価が上がれば検索エンジンの上位に表示されやすくなるため、自然と読者も増えやすくなります。
上記のリピーターが多いという点も相まって、PVを稼ぎやすくなるそうです。
ネタ探しを一点に絞りやすい
記事のネタを探しやすく、書きやすいです。
記事を書くためには、記事のネタ探しから始まります。
特記ブログならネタの種類も限られるので、資料を探すのが楽になります。
「旅行」といった趣味をネタにして記事を書いているなら、それを続ければ長くネタには尽きません。
広告の管理がラク
広告収入を期待している人なら重要ですが、広告の取り扱いや管理がラクになります。
特にアフィリエイトを利用しようと考えているなら、一つでもブログのテーマと一致した商品(広告)を取り扱っている会社を見つければ、会社ごとの管理も少なくなります。
広告を貼る際にも、「サイドバー」「ヘッダー付近」「フッター付近」と広告を固定して貼る場所でも、どんな記事でも同じジャンルの広告が表示され、安定した成果が出やすいです。
特化ブログのデメリット
専門的な知識がないとツライ
知識や経験が少ないと記事を書けずにスランプになりやすいです。
ジャンルを絞る関係上、どうしてもネタの種類が限られます。
そのため多くの知識や経験がないと、すぐにネタ切れになりやすいです。
またたくさんの資料などを用意し理解しないといけなかったりと、まさに「学校」や「塾」の様相になってきます。
そういったことになっても大丈夫な人でないと、長くブログを続けるのはたいへんだと思います。
広告の種類が限られる
貼れるアフィリエイト広告の種類がブログのジャンルに固定されてしまいます。
記事の内容に関係ない広告は貼りづらいので、自然と扱える広告の種類も少なくなります。
ブログのテーマにマッチした広告を扱っている会社がないとそれが顕著になってきます。
「同じジャンルで多種多様な広告を貼りたい!」となると、少し難しいと思います。
そういったことになったら、自動で広告を表示してくれる「アドセンス広告」を貼ったりしてみましょう。
雑記ブログ
雑記ブログとは
雑記ブログとは扱う記事のジャンルを特定のものに絞らず、複数のジャンルを扱うタイプのブログです。
当ブログ「雑多道楽」もこのタイプのブログになります。
また日々の生活を記事にして載せていくブログも雑記ブログになります。
芸能人などの有名人がしているブログのことですね。
「ひとつのブログでいろんな記事を書きたい!」なんて人はこのタイプのブログになると思います。
雑記ブログのメリット
ジャンルにこだわらず記事を書ける
ネタにするジャンルに関わらす記事を書けるので、いろんなところから記事のネタを引っ張ってきやすいです。
特化ブログではジャンルに関係無い記事は書きづらいですが、雑記ブログはそんなことお構いなしにじゃんじゃん記事を書けます。
また同じジャンルで書いていると「似たような記事書いてるな~」と、いわゆる「マンネリ化」も防げますので、モチベーションの維持もしやすいかと。
多趣味な方はいろんな趣味から記事のネタを出せるので、長期的なネタ切れを起こしにくいと思います。
取り扱える広告の種類が増える
記事のジャンルが多いので、貼れる広告の種類も多くなります。
記事のジャンルに合わせていろんな広告を扱えるので、「この記事にはこの広告」と記事別に細かく広告を貼れるようになります。
自分の趣味を記事にしている場合、複数の趣味があると使える広告の種類も増えていきます。
数打てば当たる
書ける記事の種類が増えるため、どこかでバズる(読者が増える)可能性も高くなります。
特化ブログでは同ジャンルでしか記事を書けないため、「そのジャンル」でしかブログの評価はされません。
「そのジャンル」ではいい記事が書けていないと見られると、なかなかブログの評価も高くなりません。
しかし雑記ブログなら多様なジャンルで記事を書けるためどれかの記事が注目されたりする可能性も高くなります。
ひとつの記事が大衆の興味を引くものであれば、それだけで長期的にPVを稼ぐことができます。
雑記ブログのデメリット
「広く浅く」な知識だとネタ切れになりやすい
いくら多趣味な人でも知識や経験が浅いとすぐにネタ切れになります。
知識や経験の量がものをいうのは特化ブログもそうですが、多趣味な人でもその分最初は知識が浅かったりする人もいると思います。
専門的な知識を持っているならそれを掘り下げて記事を書いていけますが、いろんな趣味に手を出してもあまり詳しくないとどうしても記事の内容も浅くなったりします。
そんな人ほどネタ切れが早くなるので、もっと深く突っ込んだ知識が必要になってきますので気をつけましょう。
PVが集まりにくい
多種多様な記事を書いているとPVが集まりにくい傾向にあるようです。
PVの集まりやすさは検索エンジンの上位に表示されるか否かで決まります。
皆さんもそうなように検索して1~5番目くらいまでの記事は見てみるでしょうが、次のページの記事を見るのは稀なはずです。
このようにサイトや記事の検索順位が低いと後ろのページに回されるため、そもそも記事が見られる機会そのものが減ってしまいます。
そしてこの検索エンジンですが、サイトのジャンルがブレていると下がる傾向にあるようです。
今まで書いた記事とはまったく違うジャンルの記事を書いた数日後には検索順位が下がっていた、なんてのも珍しくないです。
雑記ブログだと多様なジャンルの記事を書くため、こういった事態になりやすいです。
ただしっかりした記事を書いてさえいれば一過性のものだったり、個別の記事が上位に表示されることもあります。
このブログは雑記ブログですが、いくつかの記事は検索結果の1ページ目に表示されています。
広告の管理が面倒
ジャンルが増える分広告の種類も増えるので、多くなった広告の管理が必要になります。
ジャンルに合った広告会社が無いと、その分契約する広告会社も増えていくと思うので、その管理の手間も増えていきます。
また「サイドバー」「ヘッダー付近」「フッター付近」などは広告を固定して貼れますが、記事別に広告を変えることができないので、ショートコードなど専用のプログラムを用意しなければならないなど、手間が増えます。
特に「ヘッダー付近」や「フッター付近」の広告はクリック率が高いといわれるので、広告収入が目当ての人は少しはプログラミングを理解できるように準備しておきしょう。
長くブログを続けるなら
特化ブログ・雑記ブログ問わず、これらのことができる人ほどブログを長く続けられます。
多くネタを用意できる
ネタの数は記事を書く上で重要です。
特化ブログなら専門的な知識を多く持っている人、雑記ブログなら多趣味な人ほど趣味ごとのネタを持っていると思います。
ネタの数が多ければ、ブログを開設したてでも書くことに困ることはありません。
また各記事ごとに専門的な内容に分けて書くようにすれば、記事の質を上げるとともに記事の数も稼ぐこともできます。
ネタを見つける能力
新しいネタを見つける能力や癖を持っている人ほどブログを長く続けられます。
知識欲や行動力がある人ほどこういった能力を持っている人が多いです。
最初はネタを多く持っている人でも、いずれネタが切れるときが来ます。
しかし記事を書いている間に別のネタを見つけるようにすれば、継続して記事を書き続けることができます。
記事を書くのが楽しい人
これはやってみないと分からない人もいるでしょうが、楽しく記事を書ける人は長続きします。
誰しも楽しいことはいつまでも続けられます。
しかし記事を書くのが苦痛になっては、ブログづくりや質の良い記事を書くことはできません。
記事を書くのが楽しければあっという間に時間は過ぎていくので、逆にもっと時間が欲しいと感じることもあります。
記事を書ける時間がある人
ブログに掲載できる記事を書ける時間がある人ほど、余裕を持ってブログづくりに励めます。
ただ毎日数時間も記事を書く時間が必要という訳ではなく、数十分でもあれば記事は書けます。
1週間に1記事といったペースでも構わないので、記事を書く時間を少しでも確保できることが好ましいです。
しかし仕事がある人も多いでしょうから、仕事や生活に支障が出ない範囲で記事を書くようにしましょう。
頻繁に記事を書ける人
こちらは時間とは違い、頻繁に記事を書く意思を持っている人になります。
極端な話、毎日記事を書けるような意思を持っている人だとそれが習慣や癖になるため、日々の生活の一部として定着しやすいです。
「記事を書くのが当たり前」というようなことにもなると、義務感や苦痛を感じることも少ないです。
これはブログを開設してからでも身につくものなので、できるだけ高頻度で記事を書く努力をしてみましょう。
仮に休日くらいしか記事を書く機会が無くても、書く意思さえ持っていればブログは続けられます。
人の目を気にしない人
他者の目や意見に固執しない人ほどストレスを感じにくいです。
ブログを続ける上で読者にどう見られているかなどは重要なことです。
しかしあまりに気にしすぎると、ことあるごとに「これでいいのか」「自分にブログは向いているのか」などと自己嫌悪になることもあります。
ネット上の匿名性のせいでキツイ言葉を投げかけてくる人もいます。
そういった人の意見ばかりを気にしているとブログを続けるのに支障が出ることもあります。
必要な意見だけを取り入れて、そこまで深く考えないようにしましょう。
広告収入を稼ぐなら
アドセンスやアフィリエイトでの広告収入を稼ぐには、以下のような特徴のサイトだと有利になりやすいです。
ジャンル問わずな部分もあるため、自分が開設したサイトをこれらに近づけるといいでしょう。
PVが多いサイト
PV数が多いサイトならほぼ無条件で収益が発生しやすいです。
特にクリックによって報酬が発生するアドセンス広告だと収益になりやすい傾向にあります。
アドセンスは読者の嗜好に合った広告が自動的に表示されるので、どんな人がブログを訪れてもクリックされる可能性があります。
PV数 = 読者が多ければ多いほどクリックされる可能性も増えるので、どんなジャンルのサイトでもPVさえ稼げれば一定の収益が発生します。
商品を購入してもらうことで報酬が発生するアフィリエイトでもPV数が大いに越したことはないので、PV数はブログで稼ぐある種の指標になっています。
ただアドセンスだと報酬単価が少ないため、1万PVあたりでようやく1000~3000円の稼ぎになります。
特化ブログ
専門的なものを知識や経験を扱っているとアフィリエイトなどで稼ぎやすくなります。
アフィリエイトは特定の商品を紹介・購入してもらうことによって報酬が発生するので、それに見合った記事内容を書く必要があります。
例えば筋トレ関係の記事にプロテインなどの筋トレに関わるアフィリエイト広告を貼っておけば、無関係な広告よりは興味を持ってもらえます。
専門性が高いサイトになればなるほど、その手の商品の広告を貼りやすくなります。
金融や不動産・就活サイト
先ほどの特化ブログの中でも特に「金融」「不動産」「就活」関連のサイトほど大きな報酬が期待できます。
アドセンスでもアフィリエイトでも、以上のような一度に多くのお金が動く業種の広告ほど報酬が高く設定されています。
これらのジャンルのサイトに訪れる人だと自動的にそういったアドセンスが表示されるため、自然とクリック単価も高くなります。
アドセンスの平均単価が20~30円に対して、そういった業種だと単価が200円近いものも珍しくないそうです。(実際そのくらいの報酬が発生した経験が何度もあります)
アフィリエイトにしても基本的な報酬額が多くなるので、広告を通して契約などをしてもらえれば一度に多くの収益になります。
ただジャンルがジャンルなだけにかなり難しい部分も多いので、もしこういったサイトをつくるならかなりの知識を詰め込んでおきましょう。
最後に
ブログをつくる上で重要になる「ネタ」。
そして広告収入を得る目的の人なら「広告」。
ブログのタイプの方向性が違うと、扱い方にも違いが出てきます。
ブロガーの中にはジャンルごとに別々のブログをつくったりしている人もいます。
ブログを本格的につくる前にしっかりと、どういったブログをつくっていくのか決めましょう。