除草剤を使わず雑草を除去する方法。雑草だけを枯らして環境にもやさしい簡単なやり方

園芸をしている方にとって悩みのタネが雑草です。

しかし除草剤では野菜といった植物まで枯れてしまい、しかも土に溜まったりするので花壇や畑に使えません。

そこで「除草剤のようにまくだけ」「土を汚染しない」「簡単に用意できる」方法を紹介します。




「お湯」を使って除草

結論からいうと「お湯」を使って除草します。

特に沸騰したての「熱湯」が一番です。

お湯の持つ「熱」によって根にダメージを与えて雑草を枯らす方法です。

特に除草剤のように環境に害がなく、除草したあとの土に植物を植えても問題なく育ってくれるのが大きいです。

お湯を使って除草するメリット

簡単に用意できる

お湯を沸かすだけで用意できます。

ヤカン一杯でも20分~30分ほどで湧きます。

食事中など何かのついでに沸かしておけばお手軽に用意できるので、手間もあまりかかりません。

何より水道代+ガスor電気代だけなので、ものすごく安上がりです。

人・植物に害がない

お湯なので野菜の生育や、それを食べた際の健康に影響ありません。

除草剤などを使うと成分が土に残ってしまい、その場所で植物が育たなくなる恐れがあります

仮に影響が少なくても、野菜などの作物を育てていると除草成分が野菜に移ってしまいます。

その野菜を食べてしまうと間接的に除草剤を口にすることになってしまい、健康上非常に害があります。

お湯の元は水なのでそういった被害が一切出ません。

いっぺんまけば雑草を枯らしてくれますが、除草剤のような成分が土に滞留しないので、そのあとの土を問題なく使えます。

花や野菜を植える前にまいて雑草が枯れたら植える、みたいにしても問題なく育ってくれます。

ついでに枯れた雑草を土に混ぜ込めば、土に還ってくれます。

木などには効かない

木などの大きな植物を枯らすことはありません。

そのため近くに木などが植えてあっても問題なくお湯をまけます。

後述するデメリットにもなりますが、大きい植物にはお湯の効果が薄いです。

木などのように大きく育った植物だと、根が大きくなるため熱のダメージが通りづらいくなるからです。

大きく育った木はかなり地下深くまで根を張っていることも多く、お湯がそこまで浸透しません。

ただ根にダメージがいくのは変わらないので、木の規模によりますが木の根元から20cm以上は離れた状態でまきましょう。

お湯を使うことのデメリット

時間が経つとまた雑草が生える

ある程度時間が経過すると、また雑草が生えてくることが多いです。

除草剤と違い成分が土に滞留しないため、効果はお湯をかけた雑草にしか効きません

除草した場所のまわりに雑草が生い茂っていると、2・3週間後くらいから別の雑草が生えてきます。

周囲の雑草が少なくなれば再度生えることも減ってくるので、どうせならまとめて除草してしまいましょう。

ただプランターのようにまわりから隔てられた場所なら、かなり長い間雑草は生えてきません。

大きい雑草には効きづらい

規模が広い・茎が太い雑草では除草効果が低くなります

除草剤のように薬品で枯らすのではなくお湯の熱によるダメージで根を枯らすので、雑草が大きすぎると効果も減ってしまいます。

根が大きくなってしまった雑草では、例え根下にお湯をかけても根にダメージが通りきらないことがあります。

茎が1cm以上あるくらいから効きが悪くなるので、それなら抜いたほうが手っとり早いです。

効果が高い使い方

除草剤代わりに使えるといっても、充分な効果を発揮するにはいくつか条件があります。

特に除草効果が高くなる使い方を紹介します。

晴れの日

お湯の温度が下がりにくい晴れの日に雑草に向かってお湯をまきましょう。

気温も高い日なら尚のこと除草効果も上がります。

雨の日ではお湯がすぐに流されてしまい、効果的に雑草の根にダメージを与えられません。

寒い日でもお湯が冷めやすくなり、大き目の雑草では除草しきれない場合があります。

若干地面が湿っているとお湯がよく浸透してくれるので、お湯をまく少し前に散水しておくか、雨の日の翌日にまくといいでしょう。

根下にまく

確実に雑草を枯らしたいのなら、雑草の根下にまきましょう。

雑草に限らず大抵の植物は根下に根が集中しています。

雑草の茎や葉だけにお湯をまいても大本の根にダメージが入らず、時間が経つと根が再生してしまいます。

またお湯の量は土に染み込んでいくくらいまきましょう。

地面のかなり下まで熱が通れば、その分多く根が枯れてくれます。

プランターに使う

プランターなどの密閉した容器だと効果が出やすいです。

畑などと違いプランターで雑草を抜くと土が散乱して面倒です。

プランターに茂った雑草にお湯をまけば、密閉された容器なので簡単にお湯が浸透してくれます。

排水口を塞いでしまえばお湯が漏れ出ないので、一層効果が高まります。

除草とは関係ありませんが、土の中にいる病原菌や虫の駆除のためにお湯を使う方法があります。

こちらはプランターがお湯に浸るくらい入れないといけませんが、少量のお湯でも僅かながらに病原菌や虫の駆除ができます。

お湯をまいた結果

実際にお湯をまいた時の様子を載せます。

まく前の雑草の状態ですが、青々と雑草が生い茂ってます。

ここにコップ2~3杯くらいの沸騰したてのお湯をまきます。


お湯をまいてから4時間ほど経った雑草の様子です。

お湯をかけた場所だけ見事に枯れてます。

このあと数日経っても雑草は復活しませんでした。

ただ葉っぱに直接かけるとすぐに茹でた葉物野菜のようになりますが、それだけだと新しい葉っぱが生えて元通りになってしまうことがあります

効果的に枯らす方法で説明した通り、しっかり根下にかかり土に染み込むくらいまきましょう

早くお湯を沸かす方法

お湯を使うといっても2L近いお湯を沸かすとなるとそれなりに時間がかかります。

そこで早くにお湯を沸かす方法として「日光」と「ペットボトル」を使うというのがあります。

まずこのように2Lペットボトルを黒いビニールテープでぐるぐる巻きにします。

あとはこれに水を入れてあらかじめ日光の当たる場所に放置しておくだけです。

ペットボトルを立てずに横にすれば地面からの温度も吸収しやすくなるため、より温度が高くなります。

こうすれば水道水から沸かすよりも早くにお湯を沸かせます。

2時間ほど日光に当てた水温がこちら。

38℃とお風呂並みの温度になっています。

水道水が20℃前後なのを考えると20℃近く温度が上がっているため、お湯になる時間も短くなります。

お湯をまくのはお昼近くがいいので、朝のうちに水を汲んで放置しておけば丁度良くなります。

ちなみにテープを使わず透明なままだと34℃くらいだったので、少しでも温度を上げたいならテープを使った方がいいです。

まとめ

いろいろとデメリットもありますが、やはり除草したあとの土を問題なく使えるのは大きいです。

私はプランター栽培がメインですが重宝してます。

「除草剤は使えないけど、雑草を抜くのはメンドクサイ」なんて人にオススメです。

ぜひともこの方法を試してみて、厄介な雑草を一掃しましょう!