ミミズで堆肥をつくるにはどんな方法がある? ミミズコンポストをするために必要なもの

家庭から出る生ゴミを堆肥に変えて使おうとしている家庭菜園が趣味の人は多いと思います。

そして生ゴミを堆肥に変える方法として「コンポスト」を使う方法と、ミミズを使う「ミミズコンポスト」があります。

堆肥を早くつくれる・失敗しにくいと堆肥づくりの利点が多いミミズコンポストですが、一体どういった方法でできるのか?

手段はいくつかあるのでまとめてみたので、これからミミズコンポストをやってみたい人は参考にしてください。

ではどうぞ。

ミミズコンポストに必要なもの

ミミズコンポストには外せないものが最低でも3つあります。

これらを揃えて生ゴミを処理していきます。

使うミミズはシマミミズ

ミミズコンポストで使うミミズは「シマミミズ」という種類のミミズが最も適しています。

シマミミズはよく動き回り自分から生ゴミを食べに行ってくれるため、生ゴミの処理が早く進みます。

動き回る過程で生ゴミか攪拌(かくはん)され、よく混ざり合ってくれるので一部分だけ生ゴミが残る、なんてことも少ないです。

微生物の分解のみに頼る通常コンポストよりも満遍なく生ゴミを処理してくれます。

購入するには釣り具店で「熊太郎」という活餌にシマミミズが入っています。

ただ「シマミミズと何かの混合種?」といわれたりして、確実性は薄いです。

一応は順調に生ゴミ処理をしてくれているので問題は無いですが…。

確実にシマミミズを入手したいなら通販で頼んだほうがいいでしょう。

ただ専用の通販サイトだと1000匹単位のミミズの量で取引されてるので、そんなに必要ない人は注意してください。

ミミズの住処用の土

ミミズの住処となる土を用意します。

生ゴミだけだとうまくミミズが育ったり繁殖してくれません。

そのためミミズコンポストの最初の頃はミミズの住処となる床材をいれます。

オススメは百円ショップなどで売っている「水で膨らむ土」

通称「ヤシガラマット」といわれ、ヤシの実を細かく砕いてつくられる土です。

土の粒子が細かく保湿性にも優れているので、ミミズの住処として最適です。

水で戻した後に余分な水分を絞って抜いてから使いましょう。

コンポスト容器

ミミズや生ゴミを投入するための容器を用意します。

ここで容器を用意する際に重要な点がいくつかあります。

・虫が入り込まない
・排水できる
・空気穴がある

以上の機能がないとまともに堆肥づくりができません。

まずハエが沸いたり入り込まないような構造のもの。

次に中に溜まった水を排出する機能。

ある程度の容器の大きさがあれば気にならないですが、ミミズが生きていられる量の空気が必要です。

このような機能を持った容器を用意する必要があります。

こうした機能が無いと、堆肥づくりに弊害が出たり、ミミズそのものが死んでしまう可能性が高くなります。

詳しくは後述しますが、この容器を用意する際にいくつか方法があるので参考にしてください。

ちなみに排水した水は「液肥」として使えます。
そのままでは成分が強すぎるので、水で薄めてから土にまいて使いましょう。

ミミズコンポストに使える容器

ミミズ専用コンポスト

ミミズを使うことを前提とした構造になっているコンポストです。

一番の利点は堆肥とミミズの分離作業が簡単にできるという点です。

使っているミミズを再利用したい場合は堆肥とミミズを分離させる作業が必要になります。

しかしこの作業、手作業でしようとするととても面倒です

日光を使ってミミズをひとかたまりにする手法が一般的ですが、それにしたって1~2時間くらいは普通にかかります。

しかしミミズ専用コンポストではミミズが勝手に分離していく構造になっているため、堆肥とミミズを分けて管理するのがラクになります。

容器も通常のコンポストと同じかそれ以上あるので、生ゴミ処理もしやすいです。

ただ通常のコンポストに比べ購入価格が高めなのと種類がかなり少ないです。

国内産・外国産含めて数種類しかないんじゃないかと。

それでも機能性は抜群ですので、失敗の可能性を減らしたいならオススメです。

シマミミズもセットでついてくるので別途でミミズを用意する手間も省けます。

通常のコンポスト

普通の堆肥づくりで使われているコンポスト容器をミミズコンポストとして代用する方法です。

コンポストの種類も多く最低限必要な機能も備えているため、ホームセンターに行けば普通に購入できます。

ただ注意したいのが排水口が詰まりやすい点です。

ミミズが作ってくれる堆肥はかなり細かく、水分が多いと排水口に詰まってしまいます。

そのため濡れた生ゴミをそのまま投入するのではなく、ある程度乾燥されてから投入するのが推奨されます。

それと出来た堆肥やミミズを出したいときは、まとめて外に出すしかありません。

ミミズを堆肥と分離する作業は意外と手間なので、そういった作業が面倒ならミミズ専用のコンポストを使ったほうがいいです。

自作コンポスト

「気に入ったものが無いのなら、自分でつくってしまえ!」と自分でコンポストをつくってしまう方法です。

この方法なら値段を安く抑えられたり、機能性を良くしたコンポストを用意できます。

それこそペットボトルコンポストから、農場で使うような堆肥箱まで用意できます。(そんな大容量なコンポストを使う人はあまりいないでしょうが…)

素材も発泡スチロールのように加工しやすいものでもつくれるので、そんなに労力も必要ありません。

ただコンポストの完成度が自分の工作スキルに左右されます

カッターのような刃物を使ったりもするので、工作に自信がない人にはオススメしません。

最低でも排水口に隙間ができないように切る技術は必要です。

容器に普通の箱を使っただけでは分離作業などもラクにできません。

もし分離作業をラクにしたいなら、ミミズ専用コンポストのように箱の底をくり抜いて加工するくらいしないとダメです。(ただ底をくり抜くとその分隙間もできやすくなり、虫が入ってくる可能性が増えます)

一応自作コンポストのつくり方は紹介しているので、参考にしたい人はどうぞ。

発泡スチロールで自作ミミズコンポストをつくってみる。安くコンポストをつくる方法

各コンポストの機能性一覧

それぞれの種類のコンポストの機能を表にしました。

排水性防虫通気性大きさ分離
ミミズ専用コンポスト
通常コンポスト○(△)
自作コンポスト○※○※○※△※

自分の工作スキルに依存。

やはりミミズ専用コンポストはミミズを使う事を前提にした構造になっているので、軒並み機能性は高いです。

コンポストを購入するとちょうどいい量のシマミミズもセットで付いてくるため非常にお得です。

上記で説明した通り、自作コンポストの機能性は自分の工作スキルで左右されます。

最低でも通常コンポストと同じような機能は持たせたいです。

工作に自信のある人は、ミミズ専用コンポストの機能を真似てつくっていたりもします。

最後に

以上がミミズコンポストをする際に必要なものと、コンポスト容器の種類です。

ミミズコンポストは通常のコンポストで堆肥をつくるより失敗しにくいです。

ミミズコンポストに興味を持ったり、「もう失敗したくない!」なんて思っている人は参考にしてください。