土に効率よく栄養を入れたいなら化学肥料!

野菜などを育てている人にとって一番重要なのは、「どうやったら実を大きくできるか?」だと思います。
そこで大切になってくるのが「追肥」です。
よく「化学肥料」や「化成肥料」と呼ばれている肥料がその追肥に一番適しています。




化学肥料と化成肥料ってどう違う?

結論からいえば「ほぼ同じ」です。

化学肥料も化成肥料も、原材料は鉱物といったものからリン酸などの栄養分を取り出して、それを粒上にしてつくられています。

・化学肥料:リン酸だけ、チッソだけといった風に単一の成分でできている。
・化成肥料:リン酸+チッソと複数の成分を混ぜ合わせてある。

違うのはこれだけで、用途などには違いはありません。

それに「野菜をつくる肥料!」などといって市場に出回っているものは、ほとんど化成肥料だと思われます。
ひとつの肥料に複数の栄養が含まれているなら、そのほうが効率やコストパフォーマンスがいいですからね。

どんなときに使えばいい?

化学肥料は「追肥」として使うのが一番適しています。
追肥とは、栄養が足りなくなった土に追加で栄養を補充することを指します。

「なんか野菜に元気がないな・・・」なんてときには、できるだけ早く栄養をあげたいですよね?
化学肥料は水に溶けやすく、すぐに栄養が土に染み込んでいってくれます。
使った即日から栄養を届けることができるので、栄養不足にすぐに対応できます。

花がつく・実をつけ始める直前あたりから追肥をすれば、花や実をつけるのに必要な栄養を充分に与えることができます。

どのくらい効果が続く?

効果が続く期間は肥料の粒の大きさによって違ってきます。

粒が小さい:早く水に溶ける分早く栄養が行きわたりますが、すぐに無くなってしまいます。持続期間はもって1~2週間ほどと少し短いです。

粒が大きい:水に溶けにくい分長い期間かけて徐々に栄養を供給でき、2~3週間くらい持つものも多いです。継続的に栄養を供給したいときに使います。

植物に元気がなく、早急に栄養を与えたいときは粒の小さなもの。
実をつけている間など、長期間栄養が途絶えないようにしたいときは粒の大きいものを選びましょう。

使うときの注意点

栄養を効果的に与えることができる化学肥料ですが、使うときに注意することがいくつかあります。

ひと固まりにまかない

化学」肥料といわれる通り、ある程度の刺激物であるものと考えて下さい。

ひと固まりにまいてしまうとその部分の濃度が濃くなりすぎてしまい、刺激や栄養多寡などで根が痛んで枯れる原因になりかねません。
特に粒の小さい肥料ほど溶けるのが早いので、こういった事態になりやすいです。

できれば根が多く集まっている根下から5~10cmほど離れた場所に、パラパラとふりかける感じでまいて下さい。
全体に満遍なくまくことで、根の一か所だけ栄養の濃度が濃くなることを防げます。

たくさん使いすぎない

「ひと固まりにまかない」と同じで量が多すぎると根が傷む原因になります。

粒の小さい肥料ならスプーン1杯分、粒の大きい肥料なら3~4粒くらいが適量だったりもするので、製品の説明書きを読んで適量を使うようにしましょう。

まく場所の土をほぐす

肥料をまく場所の表面をある程度ほぐすこと、栄養が染み込みやすくなります。

肥料とは基本水に溶けることによって根から吸収されます。
そのため土の表面が乾いて固まっていたりすると水に溶けても土に染み込まず、そのまま別の場所に流れていってしまいます。

プランターだとそれが顕著で、土の表面が固まっていると水が染み込まずに、隅にあるプランターの容器と土の隙間に全部入っていってしまいます。
これだと栄養どころか水分補給もできないので、表面の土をほぐして水が染み込むようにしておきましょう。

最後に

以上で化学肥料の解説を終わります。
育てている植物が大きければ大きいほど、花や実をつけるときに多くの肥料が必要になります。
化学肥料はその栄養を効率よく供給してくれるので、適切な使い方をして植物を大きく育てましょう!