となりの芝生は青い? 背の高い人・低い人の抱える悩み

世の中の人、特に男性は背が高くないことに悩むことが多いと思います。
モテる要素としても背の高さを見る人もいるでしょう。
しかし、そんな背の高い人でも人知れず悩みや問題を持っていることもあります。
では背の高い人・低い人はどんな悩みを持っているのでしょうか?

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背の高い・低いの基準

背が高い・低いといっても、どのくらいの身長で分けられるのでしょうか?
一番簡単なのは平均値を見て判断することです。

厚生労働省の発表によると、平成27年度の18歳時点での平均身長は

男性:170.5cm
女性:158.8cm

という平均値になっており、このくらいが背が高い・低いを分ける境目になりそうです。

大体18歳前後で成長が止まる人が多く、これ以降の年齢になると背が少しずつ低くなっていき、最終的に70~80歳といった高齢者になると平均10cmほど身長が縮みます。

背が高い人

ではまずほとんどの人が望むであろう背が高い人の紹介から始めます。

背が高い人のメリット

①単純にカッコいい

背が高いだけで目立ったり、カッコよく見えることも多いでしょう。

背が高い分スラっとした体格に見えやすく、スマートな感じになれます。

おそらく背が高くなりたい人はここらへんに憧れている人も多いでしょう。

②高い・離れた場所に手足が届く

高い場所や離れた場所に手や足が届くことが多くなります。

例えば百貨店などで高い所にある商品を取るのに、背が低い人では店員さんに頼まないといけなかったりと少々不便なこともあるでしょう。
しかし背が高い人だと、そうしたことをせずとも簡単に手が届くことが多く、そういった利便性は高いです。

手足が届く範囲も広いため、その場にいながら手を伸ばしてものを取ったり、一歩で移動しきってしまうことも多くなります。

背が高くて日常で役立つことのひとつといえるでしょう。

③視点が高い

背が高いと頭ひとつ飛び出ることも多く、視界が広がりやすいです。

人混みや障害物が多い場所でも、背が高いと視点も高くなるため視界が遮られることも少なくなります。

人が多いところでも誰かを探すのに苦労することも無く、自然と目に止まりやすくなります。

身長が180cmくらいあると、スーパーの陳列棚くらいなら棚越しに人の頭が見えるため、人探しや商品探しがしやすいです。
満員電車の中でも少し上から見渡せることも多く、電車から出るときに状況を把握しやすかったりもします。
これも背が高い人が日常で役立つことのひとつでしょう。

④痩せやすい

背が高い人ほど基礎代謝で消費するカロリーが多くなり痩せやすくなります。

人の身体の基礎代謝は身体を構成する細胞数で決まり、細胞が多い(身体の体積が多い)ほど基礎代謝で消費するカロリーが多くなります。

身長が180cm越えの人で太っている人があまりいないのはこういった理由もあります。
フードファイター並の食事量でもなければ、日々の生活で自然とカロリーが消費されていきます。

⑤歩幅が広い

背が高い分足が長いため、歩幅が広くなって歩く速度が上がります。

歩幅が広いと一歩で歩ける距離が伸びて普通の人より歩く速度が上がるため、聞いた時間より早くに目的地につく経験が多い人もいるでしょう。

背の高い人のデメリット

次に背の高い人のデメリットに触れてみます。
日常生活で役立つことも多いですが、同時に苦労することもかなり多くなります。

①服などのサイズがない

着れる服や靴といったもののサイズがかなり減ります。

身長が平均に近い=人数も多くなるので需要も多くなります。
しかし平均より高いと徐々に販売される服などのサイズが減っていきます。

特に困るのが身長が高い+痩せている人です。

LLなどの大きいサイズの服もありますが、大抵は少々太っていても着れるように余裕を持たせています。
そのため肩幅などに合わせたサイズにすると、いざ着てみるとダボダボになってしまう人も多いです。
ズボンだとウェストが合わずにベルトでかなりきつく締めないとすぐにずり落ちてしまいます。

逆にしっかり着れるようなサイズにすると、肩幅に合わなくて少々窮屈になったり、少々丈やすそが短くなってしまいます。

靴では28cm以上になると28.5cmといった誤差のサイズのものは販売しておらず、サイズの調整ができずに靴ずれになってしまう可能性も増えます。

布団でもサイズが足りず足先がはみ出てしまうため、冬場だと寒い思いをしながら寝ています。

②頭をよくぶつける

ドアをくぐったりするときに頭をぶつけやすくなります。

ドアの高さは平均身長に合わせてつくられているものが多く、大抵は180cm以下のつくりになっています。
このため身長が180cm以上ある人は、ドアをくぐったりするときに少々かがまないと頭を強打してとても痛い思いをしています。

家・会社・電車・車といったあらゆる所の高さが足りないため、気を抜くと人前で頭をぶつけて恥ずかしかったり痛かったりと、踏んだり蹴ったりです。

できればそういった場面に出くわしても、気にせずスルーしてください。

③痩せすぎる

メリットの「痩せやすい」が反転して「痩せすぎてします」人も多いです。

消費カロリーが増える分、それに適した食事量を摂らないとすぐに体重が落ちてしまいます。

肥満度を表すBMIですが、普通の人は18.5~25の中に収まります。

BMI = 体重kg / (身長m × 身長m)

痩せている人だとBMI値が16や17になることも珍しくないです。
こうなるともうガリガリと表現できるくらいで、普通の人並の体力を維持するのもキツイです。

食べる量が増えれば当然食費も増えますし、他の人よりエンゲル係数(食費が締める出費の割合)も増えやすいです。

人によっては小食ぎみの人もおり、普通の体重にするための食事量でもキツイ人もいます。
間食をすることでかろうじて維持している人もいます。(というか私がそうです)

④筋肉がつきにくい・目立ちにくい

筋トレしても筋肉がつきにくかったり・せっかくついても目立ちにくかったりします。

理由は痩せすぎる原因と同じで、筋肉をつくる栄養やエネルギーが基礎代謝にまわされやすく、筋肉をつくるエネルギーが足りなくなってしまうからです。
そのためプロテイン摂取を前提としたトレーニングをしないとまともに筋肉がつきません。

そして身長が高い=筋肉が伸びやすいため普通の人と同じくらいの筋肉(重さ)をつけても、思ったほど目立たなかったりします。

こうしたことが「のっぽ」や「ごぼう」といわれる原因になってるんでしょうね・・・。

⑤胃下垂になりやすい

胃が変形して落ち込んでしまう症状「胃下垂」になりやすくなります。

胃下垂とは、胃の本来の形や位置がずれてしまい、食べ物を消化しにくくなってしまうことです。
こうなると胃もたれや吐き気・消化不良といった症状が出るため、食後にストレスが溜まる原因にもなります。

胃下垂は、胃や腸を支える筋肉(腹筋)が少ない・背が高い・痩せている、といった理由でなりやすいです。
まんま背が高い人のデメリットがてんこ盛りで、背が高い=胃下垂になるの方程式が成り立つほどです。

背が高い人でちゃんと食事をとっているのに体重が増えなかったりすると胃下垂が原因の可能性が高いです。

※胃下垂は腹筋を鍛える・食後に横になる、などの対処療法で改善できることもあるので、気になる人は試してください。

⑥猫背になりやすい

平均サイズの生活に合わせるため、強制的に猫背になりやすいです。

例えば上記の理由でドアをくぐるときにはかがまないといけませんし、台所などで作業するときにも台が低く猫背になってしまいます。
こうしたことが日常になり自然と猫背気味の体勢が続き、気がつくと完全な猫背になっていることも珍しくないです。
普段の生活で半強制的に猫背になってしまうため、かなり意識しないと改善するのにとても苦労します。

⑦熱しやすく、冷めやすい

背が高い人は熱しやすく、冷めやすい傾向にあります。

・・・性格のことをいっている訳ではなく体質のことです。

背が高いと血液が手や足の末端まで届くのに時間がかかり、冬場だと温度が低下しやすくなり冷え症になりやすいです。
逆に暑い時期だと、痩せている人が多いため血液に温度が伝わりやすくすぐに体温が上がりやすくなります。

体温が上がりやすいのは太っている人でも同じですが、冷え症にもなりやすいのが特徴です。

背が低い人

ではほとんどの人がなりたくないであろう背が低い人の場合に触れていきます。

背が低い人のメリット

憧れる人が少ないであろう背が低い場合でもメリットはあります。

①服などのサイズに困りにくい

背が高い人とは逆に服や靴のサイズで困ることは少なめになります。

極端に背が低い人ならともかく、平均より少し低いくらいなら販売されている商品のサイズはカバーされています。

背が高い人のようにダボダボになったりすることも少なく、キッチリ合ったサイズのものが揃っています。

こうした日用品で困ることは少ないと思います。

②動きが機敏

動きが細かく、機敏に動ける人が多いです。

手や足の長さが短めになる分神経の伝達が少し早く、手が長い人より取り回しもよくなります。

背が高い人だとどうしても大ぶりな動作になってしまうことも多いですが、背が低めの人なら細かい・素早い作業ができやすくなります。

狭い空間でも作業がしやすいので、そういった場所でも不都合なく行動することができます。

③食事量や食費が少な目になる

食事をあまり多く摂らなくても支障なく活動できることが多くなります。

背が低い分必要な基礎代謝も少なくなるため、あまり食事を摂らずとも平気になり食費もかからずに済みます。
ちょうど背が高い人のデメリットの逆になります。

④筋肉がつきやすい・目立ちやすい

筋トレの効果が出やすいです。

理由は背が高い人の場合の逆で、筋肉をつくるのに必要な栄養などを確保しやすい・体格の関係上筋肉が凝縮して見えやすくなります。

身長が平均以下の人でも筋肉をつけやすいため、背が高い人よりも引き締まった身体を手に入れやすくなります。

もし背が低いことで悩んでいるなら、筋トレで筋肉をつけてかっこいい身体にしてみましょう。

背が低い人のデメリット

では背が低い人はどんな悩みを抱えているのか?
精神的なものや日常で困ることの両方があります。

①恰好がつかない

背が低いだけでカッコ悪いとコンプレックスになる人も多いでしょう。特に男性は気にすると思います。

女性の平均身長が約160cmなので、それに近い・あるいは低い人ほど精神的にキツイと思うことも多いのではないでしょうか。
男性の場合付きあっている女性より背が低いと、まわりにどう見られているか気にしてしまう人も。

おそらく背が低いことで精神的に負担になる理由No.1といえるでしょう。

②太りやすい

背が低いと普通の人に比べ太りやすいです。

理由は背が高い人が痩せやすいのと逆になります。
背が低い分全身の細胞数が少なく、基礎代謝にあまりエネルギーを使わないため、食べた分が脂肪などに変わって蓄積されやすくなります。
そのためメリットの「あまり食事の量が必要ない」のに食べ過ぎてしまうと、あっという間に太ってしまいます。

運動しても基礎代謝そのものが低めになるため、背が高い人ほどエネルギーを消費しないので一度太ってしまうと比較的ダイエットに苦労します。

太ることによって糖尿病などの生活習慣病にもなりやすいため、病院のお世話になる可能性も増えてしまいます。

③汗をかきやすい

太りやすいことも相まって、汗をかきやすくなります。

脂肪が体内の熱を逃がしにくくなるため、少し暑くなっただけでも汗をかきやすくなります。

寒い夜に暖房をかけて寝ていたら、「朝起きたら服や布団が汗でビッショリだった」なんて経験がある人もいるのでは?

常日頃汗の不快感を感じるのはキツイものがあります。

④自分に合った服が少なくなる

背が低すぎても服などに困ることになります。

これは服や靴といったもののサイズには困らないですが、そのかわりデザインが少なくなってきます。
極端な事をいうと子供が選ぶようなデザインが増えていきます。

背が高い人の場合は着るサイズには困っても、デザインなどは相応のものが多いです。
しかし背が低すぎると「大人っぽいデザイン」の服などが少なくなっていくため、上記の「背が低いこと自体がカッコ悪い」と思う事に拍車をかけてしまいます。

⑤視点が低い

背が低いため自然と視点も低くなります。

平均的な身長の人なら、つま先立ちなどをすれば周りの人の頭より視点を上げやすくなりますが、背が低いとそういった事をしても周りが見渡せません。

そのため人混みの中では周りの状況が分からないなんてことが普通です。

満員電車などの中ではより揉みくちゃにされてしまう人も多いです。

⑥手が届かない

背が低い分手も短くなるので、何かを取ったりするときに苦労することも。

身長が平均より少し低いならいざ知らず、極端に背が低い人ほど商品棚の上の商品を取ろうとして苦労する経験が多いでしょう。
これが背が低いことが理由で日常生活で困ることになります。

⑦歩幅が短くなる

手と同じく脚も短くなるため、歩幅が短くなります。

歩幅が短いということは一歩で歩ける距離も短くなるため、歩くスピードが遅くなります。

一般的な人の歩行速度に合わせようと思うと、歩くペースを上げて余分に歩く必要性が出てきます。
例えば「駅から徒歩10分」と書かれていても、普通に歩いていたら実際には10数分かかった、なんてことも。

このように単純に歩く際の苦労が一般的な身長の人よりも多くなってしまいます。

最後に

どうだったでしょうか?
自分と違って背が高い・低い人の利点や悩みがわかって頂けたでしょうか?

これらは共通している部分で個人によっては別の悩みが出てくることもあるでしょう。

背が高い人は背を低くしたく、背が低い人は背を高くしたいという思いはあまり変わらないでしょうが、こういったことで悩んでいるということも理解してあげましょう。