背の高い人・低い人の悩み…となりの芝生は青い? それぞれの抱えるメリット・デメリット

2021年3月7日その他・雑学その他

世の中、特に男性は背が高くないことに悩むことが多いと思います。

モテる要素としても背の高さを見る人もいるでしょう。

ちなみに(モテるかは別として)私は背が高いほう。

しかし、そんな背の高い人でも人知れず悩みや問題を持っていることもあります。

では背の高い人・低い人はどんな悩みを持っているのでしょうか?

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背の高い・低いの基準

背が高い・低いといっても、どのくらいの身長で分けられるのか?

一番簡単なのは平均値を見て判断すること。

厚生労働省の発表によると、平成27年度の18歳時点での平均身長はこうなっています。

男性:170.5cm
女性:158.8cm

これが日本人の身長の平均値。

このくらいが背が高い・低いを分ける境目になりそうです。

身長は大体18歳前後で成長が止まる人が多いです。

これ以降は身長が伸びることは稀・できてもごく微細になっていきます。

それどころか高年齢になると背が少しずつ低くなっていきます

最終的に70~80歳といった高齢者になると平均10cmほど身長が縮みます

こうしたことを加味した上で服や靴・家の大きさなどが、構築されていくことになります。

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背が高い人

ではまずほとんどの人が望むであろう背が高い人の紹介から始めます。

背が高い人のメリット

・スラっとした体形
・背の高さを活かす

背の高い人は総じてこんな特徴を持ってます。

やはり体形そのものがわかりやすいメリットにつながりやすいです。

特に体重面でもメリットがあるのがポイントでしょう。

単純にカッコいい

背が高いだけで目立ったり、カッコよく見えることも多いでしょう。

背が高い分スラっとした体格に見えやすく、スマートな感じになれます。

おそらく背が高くなりたい人はここらへんに憧れている人も多いでしょう。

高い・離れた場所に手足が届く

高い場所や離れた場所に手や足が届くことが多くなります。

例えば百貨店などで高い所にある商品を取る場合。

背が低い人では店員さんに頼まないといけなかったりと少々不便なこともあるでしょう。

しかし背が高ければ簡単に手が届きますし、そういった利便性は高いです。

手足が届く範囲も広いです。

手を伸ばすだけで何か取ったり、一歩で移動しきってしまうことも多くなります。

背が高くて日常で役立つことのひとつといえるでしょう。

視点が高い

背が高いと頭ひとつ飛び出ることも多く、視界が広がりやすいです。

人混みや障害物が多い場所でも、背が高いと視界が遮られることも少なくなります。

人が多いところでも誰かを探すのに苦労することも無く、自然と目に止まりやすくなります。

逆に誰かに見つけてもらいやすくも。

身長が180cmくらいあると、スーパーの陳列棚くらいなら棚越しに人の頭が見えます。

人探しや商品探しがしやすいです。

満員電車の中でも少し上から見渡せることも多く、状況を把握しやすかったりもします。

これも背が高い人が日常で役立つことのひとつでしょう。

痩せやすい

背が高い人ほど基礎代謝で消費するカロリーが多くなり痩せやすくなります。

人の身体の基礎代謝は身体を構成する細胞数で決まます。

細胞が多い(身体の体積が多い)ほど基礎代謝で消費するカロリーが多いということ。

身長が180cm越えの人で太っている人があまりいないのはこういった理由。

フードファイター並の食事量でもなければ、日々の生活で自然とカロリーが消費されていきます。

歩幅が広い

背が高い分足が長いため、歩幅が広くなって歩く速度が上がります。

歩幅が広いと一歩で歩ける距離が伸びて普通の人より歩く速度が上がります。

聞いた時間より早くに目的地につく経験が多い人もいるのでは?

階段といった段差を上るのも容易に。

山登りといったことでも比較的簡単にできるようになります。

背の高い人の悩み

次に背の高い人のデメリットに触れてみます。

・服などのサイズが無い
・ガッチリした体形が難しい

背の高さそのものが原因の悩みが多いです。

日常生活で役立つことも多いですが、同時に苦労することもかなり多くなります。

服などのサイズが無い

着れる服や靴といったもののサイズがかなり減ります。

服や靴は身長の平均値 = 人数が多い層を対象にして多く生産されています。

背が低めの人だと多少はブカブカになるでしょうが「着ることができない」といったことは少ないです。

しかし平均より高いと徐々に販売される服などのサイズが減っていきます。

最悪、気に入った服でもキツくて着れないなんてこと。

地味に困るのが身長が高い+痩せている人です。

LLなどの大きいサイズの服は、大抵は少々太っていても着れるように余裕を持たせています。

そのためいざ着てみるとダボダボになってしまう人も多いです。

ズボンだとウェストが合わず、ベルトできつく締めないとすぐにずり落ちてしまいます。

逆にしっかり着れるサイズだと、肩幅に合わず窮屈になったり、丈やすそが短くなります。

靴では28cm以上になると28.5cmといった誤差のサイズのものは販売していません。

サイズの調整ができずに靴ずれになってしまう可能性も増えます。

布団でもサイズが足りず、足先がはみ出ます。

毎年冬場だと寒い思いをしながら寝ています。

頭をよくぶつける

ドアをくぐるときに頭をぶつけやすくなります。

ドアの高さは平均身長に合わせてつくられているものが多く、大抵は180cm以下のつくりです。

ドアをくぐるときに屈まないと頭を強打してとても痛い思いをしています。

家・会社・電車・車といったあらゆる所の高さが足りません。

気を抜くと人前で頭をぶつけて恥ずかしかったり痛かったりと、踏んだり蹴ったりです。

今ではどんな場所でも「くぐるときは身を屈める」癖がつくほど。

できればそういった場面に出くわしても、気にせずスルーしてください。

痩せすぎる

メリットの「痩せやすい」が反転して「痩せすぎ」の人も多いです。

消費カロリーが増える分、それに適した食事量を摂らないとすぐに体重が落ちます。

肥満度を表すBMIですが、普通の人は18.5~25の中に収まります。

計算式はこちら。

BMI = 体重kg ÷ (身長m × 身長m)

痩せている人だとBMI値が16や17になることも珍しくないです。

こうなるともうガリガリと表現できるくらい。

普通の人並の体力を維持するのもキツイです。

食べる量が増えれば当然食費も増えます。

人によっては小食ぎみの人もおり、普通の食事量でもキツイ人もいます。

間食をすることでかろうじて維持している人もいます。

…というか私がそうです。

筋肉がつきにくい・目立ちにくい

筋トレしても筋肉がつきにくかったり・せっかくついても目立ちにくかったりします。

理由は痩せすぎる原因と同じ。

摂った栄養やエネルギーが基礎代謝にまわされやすく、筋肉をつくるエネルギーが足りないからです。

そのためプロテイン摂取を前提としたトレーニングをしないとまともに筋肉がつきません。

そして身長が高い = 筋肉が伸びやすいのも一因。

普通の人と同じくらいの筋肉(重さ)をつけても、思ったほど目立たなかったりします。

こうしたことが「のっぽ」や「ごぼう」といわれる原因です。

胃下垂になりやすい

胃が変形して落ち込んでしまう症状「胃下垂」になりやすいです

胃下垂とは、胃の本来の形や位置がずれてしまい、食べ物を消化しにくくなってしまうこと。

胃もたれや吐き気・消化不良といった症状が出るため、食後にストレスが溜まる原因にも。

・腹筋が少ない
・背が高い
・痩せている

胃下垂は、こうした理由でなりやすいです。

まんま背が高い人のデメリットがてんこ盛り。

背が高い=胃下垂になる方程式が成り立つほどです。

背が高い人でちゃんと食事をとっていても、体重が増えないと胃下垂が原因の可能性が高いです。

※胃下垂は腹筋を鍛える・食後に横になる、などの対処療法で改善できることもあります。

気になる人は試してください。

食後の胃もたれや吐き気の原因は胃下垂? 主な原因や症状に加え、予防法や治療法も紹介

猫背になりやすい

平均サイズの生活に合わせるため強制的に猫背になりやすいです。

例えば上記の理由でドアをくぐるときには屈む。

台所などで作業するときにも、台が低く猫背になります。

自然と猫背気味の体勢が続き、気がつくと完全な猫背になっていることも珍しくないです。

普段の生活で半強制的に猫背になってしまうため、かなり意識しないと改善するのにとても苦労します。

熱しやすく、冷めやすい

背が高い人は熱しやすく、冷めやすい傾向にあります。

…性格のことをいっている訳ではなく体質のことです。

背が高いと血液が手や足の末端まで届くのに時間がかかります。

そのため冬場だと体温が低下しやすく、冷え症になりやすいです。

逆に暑い時期だと血液に温度が伝わりやすく、すぐに体温が上がります。

体温が上がりやすいのは太っている人でも同じですが、冷え症にもなりやすいのが特徴です。

背が低い人

ではほとんどの人がなりたくないであろう背が低い人の場合に触れていきます。

背が低い人のメリット

憧れる人が少ないであろう背が低い場合でもメリットはあります。

・サイズに悩まない
・動きやすい
・筋トレ効果
・食費

背が高い人の悩みがかなり解決されます。

服などのサイズに困りにくい

背が高い人とは逆に服や靴のサイズで困ることは少なめです

極端に背が低い人ならともかく、少し低いくらいならサイズはカバーされています。

ダボダボになることも少なく、キッチリ合ったサイズのものが揃っています。

こうした日用品で困ることは少ないです。

動きが機敏

動きが細かく、機敏に動ける人が多いです。

これは手や足の長さが短めになる分、神経の伝達が少し早いため。

手が長い人より取り回しもよくなります。

背が高い人だと大ぶりな動作になりますうが、背が低めの人なら細かい・素早い作業がしやすいです。

狭い空間でも作業がしやく、そういった場所でも不都合なく行動できます。

食事量や食費が少なめ

食事をあまり多く摂らなくても支障なく活動できることが多くなります。

背が低い分必要な基礎代謝も少ないです。

あまり食事を摂らずとも平気で、食費もかからずに済みます。

ちょうど背が高い人のデメリットの逆になります。

筋肉がつきやすい・目立ちやすい

筋トレの効果が出やすいです。

理由は背が高い人の場合の逆。

筋肉をつくるのに必要な栄養などを確保しやすい。

そして体格の関係上、筋肉が凝縮して目立ちやすいこと。

こうして筋肉をつけやすいため、背が高い人よりも引き締まった身体になりやすいです。

もし背が低いことで悩んでいるなら、筋トレで筋肉をつけてかっこいい身体にしてみましょう。

背が低い人の悩み

では背が低い人はどんな悩みを抱えているのか?

・カッコよさ
・肥満
・手足の短さ

やはり精神的なものや日常で困ることの両方があります。

①恰好がつかない

「背が低いだけでカッコ悪い」とコンプレックスになる人も多いでしょう。

特に男性は気にすると思います。

女性の平均身長が約160cm。

それに近い・あるいは低い人ほど精神的にキツイと思うことも多いのではないでしょうか。

男性だと付きあっている女性より背が低いと、どう見られているか気にしてしまう人も。

おそらく背が低いことで精神的に負担になる理由No.1といえるでしょう。

太りやすい

背が低いと普通の人に比べ太りやすいです。

理由は背が高い人が痩せやすいのと逆になります。

背が低い分、全身の細胞数が少なくなり、基礎代謝にあまりエネルギーを使わなくなります。

そのため食べた分が脂肪に変わりやすくなります

「食事の量が必要ない」のに食べ過ぎてしまうと、あっという間に太ってしまいます。

細胞数が少ないため、運動しても基礎代謝そのものが低めになります。

背が低いほどエネルギーを消費しないので一度太ってしまうとダイエットに苦労します。

太ることによって糖尿病などの生活習慣病にもなりやすいです。

病院のお世話になる可能性。

汗をかきやすい

太りやすいことも相まって汗をかきやすくなります。

脂肪が体内の熱を逃がしにくく、少し暑いと汗をかきやすくなります。

「朝起きたら服や布団が汗でビッショリだった」なんて経験がある人もいるのでは?

常日頃から汗の不快感を感じるのはキツイものがあります。

④自分に合った服が少なくなる

背が低すぎても服などに困ることになります。

サイズには困らないものの、その代わりデザインが少なくなってきます。

極端な事をいうと子供が選ぶようなデザインが増えていきます。

背が高い人の場合は着るサイズには困っても、デザインなどは相応のものが多いです。

しかし背が低すぎると「大人っぽいデザイン」の服などが少なくなります。

上記の「背が低いこと自体がカッコ悪い」と思う事に拍車をかけることにも。

視点が低い

背が低いため自然と視点も低くなります。

平均的な身長の人なら、つま先立ちなどをすれば周りの人の頭より視点を上げやすくいです。

しかし背が低いとそういった事をしても周りが見渡せません。

そのため人混みの中では周りの状況が分からないなんてことが普通です。

満員電車などの中ではより揉みくちゃにされてしまう人も多いかと。

手が届かない

背が低い分手も短くなるので、手を伸ばしても取れないことも。

極端に背が低い人ほど、棚の上の商品を取ろうとして苦労する経験が多いでしょう。

これが背が低いことが理由で日常生活で困ることになります。

歩幅が短くなる

手と同じく脚も短くなるため歩幅が短くなります。

歩幅が短いということは一歩で歩ける距離も短くなるため、歩くスピードが遅くなります。

歩くペースを上げて、余分に歩く必要性が出てきます。

例えば「駅から徒歩10分」と書かれていても、実際には10数分かかった、なんてことも。

階段といった段差なら低めの人でも簡単に登れるように調整されています。

が、山登りといった自然に高くなるところだと歩くのに苦労します。

このように単純に歩く際の苦労が一般的な身長の人よりも多くなります。

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最後に

どうだったでしょうか?

自分と違って背が高い・低い人の利点や悩みがわかって頂けたでしょうか?

これらはあくまで共通している部分。

個人によっては別の悩みが出てくることもあるでしょう。

背が高い人は背を低くしたく、背が低い人は背を高くしたいという思いはあまり変わりません。

しかし、こういったことで悩んでいるということも理解してあげましょう。

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