浅漬けを簡単につくれる便利アイテム「真空保存庫」。保管や味を染み込ませるのに便利

ナスやキュウリを使った「浅漬け」といった漬物ですが、「短期間といっても味が薄すぎる!」「何日経っても味が薄い!」なんて経験がある人もいるかと思います。

そこで使いたいのが「真空保存庫」という便利アイテム。

これはたった1日で十分に味を染み込ませることができるのに加え、食品を新鮮なまま保存するのにも優れています。

今回は特に浅漬けのつくり方について追及して解説していきます。




真空保存庫とは

メインの用途

真空保存庫とは文字通り真空を利用して食品を保存するアイテムです。

見た目は普通の容器ですがフタ部分に特殊な構造の穴が空いており、ここから空気を抜いて容器の中を真空状態にできます。

食品を劣化させる一番の原因は酸素による酸化です

切ったあとの野菜や果物の断面の色が変色してしまうのはこれが理由です。

しかし保存庫の中を真空にして酸素を無くしてしまえば酸化しなくなるので、その分長期間保存することが可能になります。

「保存庫」と少々大仰な名前ですがプラスチックでできているので扱いやすくなっています。

漬物にも便利

食品の保存に便利な真空保管庫ですが漬物をつくるのにかなり便利です。

容器に野菜が入った状態で空気を抜くと野菜の中の水分が抜けて調味料が染み込みやすくなります。

漬物で味が染み込まない一番の理由は野菜の中にある水分が邪魔で調味腸が入っていかないことです。

キュウリといった水分が多い野菜だとそれが顕著になります。

そのため少しでも味を染み込ませようと野菜と調味料を袋に入れて揉んだりする人もいるでしょうが、これを使えばそんな手間は必要ありません。

翌日には十分に味が染み込んでいるので、すぐにちゃんとした一夜漬けを食べることができます。

サイズ・種類

容器のサイズはS・M・Lの3種類あり、さらに各サイズ毎に容器の形が違う大・小と分かれています。

Lサイズ…VL-1B・VL-2B
Mサイズ…VM-1B・VM-2B
Sサイズ…VS-1B・VS2B

各サイズで1Bの方が小さく、2Bの方が大きくなってます。

※商品名の登録ミスなのかVSサイズだけ大きさが逆になっているので注意

サイズ(直径mm×高さmm)

1B2B
VL160×103160×144
VM122×103122×144
VS102×144102×103

容量(ml)

1B2B
VL11001800
VM6401000
VS600340

一番容量が多いのがVL-2Bの1800ml、一番少ないのがVS-2Bの340mlとなっています。

空気抜きは別売り

真空保存庫を使うには容器の他に専用の空気抜きが必要になります。

空気抜きは別売りで容器に付属していないので、購入の際には注意してください。

空気抜きの規格は各容器で共通しているので、これ1本あれば全ての種類の容器で使えるので大丈夫です。

使い方

では真空保存庫の使い方をキュウリの漬物をつくりながら紹介します。

材料

・キュウリ3本
・浅漬けの素

一番簡単であろうキュウリの浅漬け。

ただキュウリは水分量が多いため1日では味が完全に染み込まないことも。

しかしこの真空保存庫を使えば1日でも十分に味を染み込ませることができます。

①容器に材料投入

自分のお好みのサイズに切ったキュウリを容器に入れます。

この容器のサイズはVM-1Bと数ある容器の中でも中くらいのサイズ。

キュウリ2本なら入りますが、3本だとギリギリか少し多いくらいでした。

普通のサイズより厚く切ってしまっても十分に味が染み込むので、少々厚くなってしまっても大丈夫です。

容器の限界付近まで入れても大丈夫です。

②調味料を投入

次に浅漬けの素などの調味料を入れます。

今回使っている浅漬けの素ではキュウリ2本で100mlの分量になってます。

写真では調味料をキュウリが浸かるほど入れてますが、少しはみ出すくらいでも大丈夫です。

詳しい理屈は後述しますが真空にすることでキュウリ内の水分が抜け、少し水位がかさ増しされます

ほんの少しですが調味料の節約にもなるので気になる人は少しだけ少なく入れましょう。

③フタをして真空

いよいよ本題の真空処理をします。

やり方は簡単でフタをしたあとに、空気抜きをフタの溝に押し付けてポンプのようにシュポシュポします。

今回のキュウリの量なら10~20回で真空になります。

数回やればわかりますがうまく真空になっていくとキュウリから炭酸のように空気の泡が出てきます。

拡大写真

このように空気が抜けた部分の代わりに調味料が染み込んでいくので、味が浸透するのが早くなります。

④完成

あとは冷蔵庫どに入れておけばOKです。

漬物を容器から出すときはフタの空気穴の部分を押して空気を入れましょう。

真空状態だとフタがガッチリ嵌まってしまっているので、容易に開けることができません。

空気を入れると簡単に開くのでくれぐれも無理やり開けようとしないでください。

漬けてから1日経ったキュウリがこちら


見た目の変化は少ないですが、しっかりと味が染み込んでいました。

味が染み込んだあとは別の容器に移しても大丈夫なので、翌日からすぐに別の浅漬けをつくることもできます。

注意点

真空保存庫を使って漬物をつくる際の注意点をいくつか紹介します。

調味料は少し足りなくてもOK

先ほども書きましたが調味料は具材が全部浸かるほど入れなくても大丈夫です。

真空にすることにより抜かれた空気の分、具材の中に含まれる空気や水分が外に出てきます。

真空前の容器・具材の状態がこれだとすると

空気を抜いて真空にするとこうなります。

具材の中の空気と水分が抜けて、それらがあった部分に代わりに調味料が染み込んでいきます。

そして容器の中で空気の分の体積が減ると染み出した水分だけ水位が上がります。

これはキュウリのみを入れて真空にした状態です。

容器内にある水は全てキュウリから染み出たものです

このように大量の水が出るので少し足りないくらいでも十分に漬けられます。

この分容器内の水位が上がるため、それを加味すれば調味料の節約になります。

真空に近づくにつれ味が濃くなる

先ほど書いたように抜いた空気の分だけ調味料が染み込むので真空に近づくにつれ味が濃くなります

これはいい事にもなりますが逆に空気を抜きすぎると調味料オンリーの味になりかねません

人によっては味の感じ方が違うので一概にはいえませんが、浅漬けのように少し薄めの味がいい人はあまり空気を抜かないほうがいいです。

今回は20回くらい空気抜きを使い徹底的に空気を抜きましたが、個人的にかなり味が濃く微妙な感じでした。

浅漬けのような薄味がいい人は10回以内でもいいかもしれません。

抜く空気の量を気にして自分に合った味になるよう調整しましょう。

具材の風味はそのまま

1日で味が染み込むといっても数日経った漬物ほど柔らかくはならないため、具材の触感は元のままです。

キュウリなら生のままの「カリッ!」とした感じですし、キュウリの風味もかなり残ってました。

浅漬けならかまいませんが数日漬けたしっとりした漬物を食べたいなら、やはり数日は待つ必要があります。

※ちなみに上記のキュウリの漬物だと4日後くらいにはしっとりしていました。

最後に

これで真空保存庫を使った漬物のつくり方の紹介を終わります。

購入のきっかけはやはり1日でも味を染み込ませられるという部分です。

浅漬けをつくることは結構ありますが、どうしても最初の数日は味が薄すぎると感じたのが不満でした。

袋を使ったりキュウリを揉んだりと色々しましたがいかんせん味の染み込みが悪かったので、真空保存庫でつくった漬物の味は十分に感じました。

漬物の味が薄いと感じている人は、是非とも真空保存庫を使って味の付いた漬物を食べてください。