ネックファンクーラーはどの種類がおすすめ? 各種機能紹介

冷房・暖房便利グッズ,健康,冷房効果

首にかけるファンクーラーですが、様々な種類が販売されており、どれが一番性能が良いのか迷うこともあるかと。

しかし大雑把に種類分けしてみると数種類しかなく、機能性もかなり差別化されています。

安いものは機能が低いのか?

高価な製品はどこが優れているのか?

そのあたりを解説してみたいと思います。

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ネックファンクーラーの種類は3種類

実はネックファンクーラーの種類は、大雑把に分けると僅か3種類しかありません。

そのため「この種類ならこの機能」と差別化がされており、同種ならそこまで極端な機能差はありません。

・安価なシンプルタイプ
・送風範囲を広めたタイプ
・冷却に優れたペルチェ素子タイプ

実際は「安価だから低性能」「効果だから高性能」と一概にはいえず、どこかが優れればどこかが劣ることが多いです。

そのため最初に自分はどういった機能を求めているのかは明確にしておきましょう。

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安価なシンプルタイプ

最初に紹介するのは、ネックファンクーラーが出始めた頃からあるシンプルなタイプ。

このタイプの特徴がこちら。

長所

・安価(2000円前後)
・風量が多く強い
・風向きを変えられる
・軽量
・寝ながら使用可能

短所

・送風範囲が限定的
・強風だと稼働時間が短い

安価だからといって低性能というわけではなく、実際はかなり多彩な長所があります。

送風範囲こそ他の種類に比べて限定的なもの、それ以外では勝っている部分は多いです。

まず高くても3000円ほどなため、手軽に手を出しやすい点。

そしてファンの数が2つだけですが、風量が多く範囲も意外に広いです。

おまけに送風する向きを変えられるので、製品によっては卓上ファンとして活用することも可能となってます。

そして軽量なため、首にかけている時の違和感も少なく、疲れも少なく済みます。

嵩張らないので寝ながら使うことも可能。

首にかけっぱなしでも日常生活を送りやすくなっています。

欠点として、可動範囲の問題で首の真後ろには送風できないです。

また小型バッテリーを使っているため充電量が少なく、強風だと2~3時間しか持たないのがネック。

それでも元々の風量が強く、弱風でも他のネックファンクーラーの中~強風にはなったりします。

イメージ通りの「強風」はこのタイプしか出せないかつ安価なため、お試しでも購入しやすくなっています。

全方位タイプ

このタイプはシンプルタイプの欠点である「送風範囲が限定的」を解消したタイプになります。

長所

・送風範囲が広い
・長時間使用

短所

・上向きのみ
・風量が弱い
・少々かさばる

ファンクーラー全体に送風口が付いているため、首の真後ろ含めて風が万遍なく顔に当たるようになっています。

バッテリーが大容量になっているものも多く、弱風で8~10時間、強風でも4~5時間は連続稼働できるように。

暑いと強風にする頻度も多くなるため、タイミング悪く電池切れ、なんてことを少なくできます。

ただ、設計上の問題で送風は顔に向けて(上向き)しかできないようになってます。

製品によっては上下逆にして首にかけることもできますが…。

そして風量はシンプルタイプに比べて弱めなのもネック。

強風にしてようやくシンプルタイプの弱~中風なので、弱風だとほとんど風を感じません。

けっこう嵩張るため寝ながら使うのも少々厳しいので、その辺も留意しておきましょう。

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ペルチェ素子タイプ

一番冷却機能が高いのがこのペルチェ素子を採用したファンクーラーです。

形状としてはペルチェ素子の金属プレートを追加で設置しています。

長所

・首筋を急激に冷やせる
・3パターンの使い分け可能
・長時間稼働

短所

・(冷却時)バッテリー消耗大
・高価

ペルチェ素子とは小型冷蔵庫などにも使われる冷却素材のこと。

簡単に解説すると、通電すると「片側は冷却」「片側は放熱」という特性を持った素材になります。

この冷却部を金属プレートにして設置すれば、1秒だけで-10℃以上冷却することが可能になります。

使い方も「送風+冷却」「送風のみ」「冷却のみ」と使い分けができるので、状況によって使い分けが可能です。

これで「暑すぎると熱風しか来ない」なんて場合には「冷却のみ」で首筋を重点的に冷やせば問題なし。

それぞれで「弱」「中」「強」と3段階に調整できるので、さらに使い分けしやすくなってます。

また、「送風のみ」に限りますが弱風なら10時間、強風でも6時間は持つ製品も多いので、より長時間使用もOK。

…まあ弱風はイマイチなので、基本中風以上で使用することになるでしょうが…。

欠点は全方位型と共通なのに加えて、「冷却」を加えるとバッテリーの消費が激しい点。

「送風+冷却」だと弱風で4時間・強風で2時間まで、「冷却のみ」でも「弱」で4時間・「強」で3時間ほどにまで減ります。

よほど暑い状態のみに冷却モードをONにするなど、状況によって使い分けましょう。

それと、本格的な冷却機能を備えてるせいか、かなり高額。

安くて5000円、高いと10000円越えなんてのも珍しくありません。

ただ高価は高価なりに、かなり性能が良くなっています。

最大20時間稼働可能だったり、冷却プレートが左右にも増設されていたり、変わり種だとペルチェ素子の特性を生かして冬場には暖房モードで使えたり等々。

普通の送風のみのネッククーラーでは満足できない人は何種類かこのタイプのクーラーを調べてみましょう。

シンプルタイプは失敗しにくい

とりあえずどのタイプのネックファンクーラーを使うか迷っているなら、シンプルタイプが一番失敗しにくいです。

シンプルゆえにどこの製品でも「送風のみ」に重点を置いているため、機能差が出にくいのも特徴。

加えてネックファンクーラーの中では一番風量が多いタイプなので想像通りの働きをしてくれます。

安価なので失敗時のコストもそこまでかかりませんし。

最悪卓上ファンとしても使用可能なので、どういった状況でも使いやすく感じます。

ペルチェタイプは3つの金属プレートがおすすめ

ペルチェ素子を使ったネックファンクーラーが一番冷却機能が高いのは解説した通り。

ただ残念なことに送風機能はかなり低いものが多いので、送風込みの機能で期待すると失敗しやすいかと。

それならいっそ冷却機能のみを重視して、ペルチェ素子金属プレート特化の製品にしてしまうのも良し。

イメージとしては「凍ったネッククーラー」を使った状態に近いです。

首の左右・後ろの3か所に冷却プレートをつけているので、どの部分でも冷却漏れが少なくなります。

地味に「送風による騒音」も無くなるので、音で悩まされている人だとこれが最適解だったりします。

強いてあげるならこのタイプの製品の種類が少ないことと、モバイルバッテリー込みでの運用になる点。

製品本体のバッテリーだけだと賄いきれないようで、いっそ大容量モバイルバッテリー込みの運用にしたようです。

とりあえず製品で迷っていたり、「首全体を冷却したい」という考えならこのタイプを使ってみましょう。

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