冬に育てる野菜、タマネギの栽培方法。プランターでも収穫できるやり方

栽培するのは冬が本番の定番野菜「タマネギ」。
料理に使うことも多いタマネギですが、普通は畑などで直植えして栽培するのが基本です。
そんなタマネギをプランターで育てるとどうなるのか?
タマネギをプランターで栽培しようとしている人は参考にしてみてください。

まずはタマネギの種・・・ではなく「球根」を用意

大根やタマネギといった根野菜を育てるには種が必要ですが、タマネギを簡単に・早く収穫したいならタマネギの「球根」を使いましょう。

こんな感じの球根です。

大きさは2~3cmくらいで、これを土に植えてタマネギ栽培を始めます。

タマネギを種から育てようと思うと、それだけで2~3か月も余分に時間がかかります
オマケに芽が出たばかりのタマネギは非常にモロく、散水の勢いが強いと折れてしまうことも。

さらに大量に種まきをした上で苗の選別もしないといけないので、とても手間がかかります。

しかしチューリップの球根のようにある程度育った状態のタマネギを使うことで、早く・確実に栽培することができます。

一袋に20~30個ほどタマネギの球根が入っているので、かなり広い畑でもなければ十分足りる数です。

種よりも100円~200円ほど高いですが、種からの栽培の手間や失敗による時間のロスを考えれば十分お買い得です。

スポンサードリンク

タマネギの栽培季節・環境

まずは畑やプランターでの栽培に関わらず、タマネギを育てるのに最適な環境です。

植えつけ時期
収穫時期
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

生育温度:15~20℃
土のpH(酸性度):6.5~7.0

記事初めで書いた通りタマネギは冬に育てる野菜です。
普通の野菜のように春先から栽培すると失敗するので注意しましょう。

最初の植えつけ時期はタマネギの球根の場合です。
種まきから始めるなら2か月ほど前の6月あたりから始めないと間に合わないのでご注意を。

タマネギがしっかり育つには温度が15℃以上必要です。(高すぎてもダメですが・・・)
ただ本格的に育つのは冬の間になるので、マルチなどを使って土の温度を上げるとよく育ちます。

最後に土の酸性度は中性に近い状態で植え付けをします。
市販されている野菜の土はpHが調整されているので、既存の土の確認や調整が面倒ならそういった土を使いましょう。

タマネギのプランターでの栽培方法

ではタマネギをプランターで育てる方法を紹介していきます。

プランターは深さ20cm以上のものを用意

タマネギは大根ほど深く成長しないとはいえ、キチンと食べられるサイズに育てるにはある程度の土の深さが必要です。

深ければ深いほどいいですが、最低でも20cmくらいは深さ(高さ)のあるプランターを使いましょう。

タマネギ1つを栽培するなら5~6号くらいの植木鉢でも栽培できるので、個別に栽培するといった方法も取れます。

かなり柔らかい土を用意

どんな野菜でも柔らかい土ほどいいですが、タマネギや大根・ニンジンといった根野菜を大きくするには特に重要です。

根野菜は成長すると、下へ・横へと大きくなっていきます。

しかし土が固いと実が広がることができずに、押し込められたように小さいままになってしまいます。

タマネギは大きくなっても10cmほどなので、最低でも上から10~20cmほどは柔らかい土の層をつくっておきましょう。

株間は10~15cm

1つのプランターで複数のタマネギを育てるなら、それぞれ15cmほどは離して植えましょう。

あまりに密集した状態になると、栄養の取り合いが起きて大きくならなかったり、成長したタマネギ同士がぶつかったりします。

一般的な長めのプランターでも60cmくらいのものが多いので、一度に3~4個ほどしか栽培できません。

一度に多くのタマネギを育てたい、それこそ袋一つ分のタマネギの球根を使い切りたいなら、5~8個くらいの多くのプランターが必要です。

マルチを使って土の温度を上げる

いくら冬場に育てる野菜といっても、一定以上の温度がないと成長が鈍くなります。

そこでマルチを使ってタマネギの周りの土の表面を覆い、日光が当たったときに土の温度が上がりやすくします。

日中だけでも温度が上がれば、それだけ成長スピードも速くなるので、大きめのタマネギを収穫しやすくなります。

なお使うマルチは黒のシートになっているものを使いましょう。
透明なマルチに比べ、寒い冬場でも温度が上昇しやすく保温もしやすいです。

追肥は春になったら

追肥は春初めの3月頃にします。
冬の間は土に植えているとはいえ、成長は緩やかであまり土の栄養を消費しません。

春になって気温が上がってくると、冬の間よりも急激に成長を始めます。それこそ1か月間で冬の3か月間分くらいに

しかし成長が激しくなると、それだけ栄養の消費も多くなります。

タマネギの成長にスパートをかけるためにも、成長が始まる前に追肥をして栄養不足にならないようにしましょう。

大体1㎥あたり即効性のある化成肥料を10~20gほど蒔いて、土に混ぜればOKです。

葉が倒れ始めたら収穫

5~6月あたりになると、伸びていた葉っぱが倒れ始めます。

順調に育っていれば、プランターでも10cm近い大きさのタマネギになっていると思います。

葉が倒れ始め、このくらいの大きさになっていたら収穫の時期なので、出来のよさそうなものからドンドン収穫していきましょう。

花・種ができる前に収穫

タマネギの種を採りたいなら別ですが、そうでないなら花になる茎が出る前に収穫しましょう。

収穫時期を過ぎたタマネギを放置すると、葉っぱの中心あたりから花をつけるための茎が出てきます。

もしそんな茎が出てきたら即収穫してしまいましょう。

花が咲いてしまうと、花を咲かせるためにタマネギの実の栄養が急速に消費されてしまいます。

そうなる前に収穫して、花が出ないように保存してしまいます。

プランター別での成長具合の違い

これは大きさの違うプランターで育てたタマネギです。

左が長さ60cm・幅30cm・高さ30cmと大きく、土が大量に入るプランターで育てたタマネギ。
右が長さ60cm・幅20cm・高さ20cmと一般的な細長いプランターで育てたタマネギです。

大きいプランターで育てたほうは市販されているくらいのタマネギに成長しましたが、少し小さいプランターで育てたタマネギは2周りほど小さく、重さも半分近い小さなタマネギになってしまいました。

まあ食べる分には問題なかったですが、やはり同じ期間栽培するなら大きいほうがいいでしょうし、できるなら大きめのプランターで栽培したほうがいいです。

スポンサードリンク

最後に

家庭菜園をしていると、どうしても冬場は畑やプランターを遊ばせがちになってしまいます。

しかしタマネギなら作物が育たない冬場で栽培するので、空いた土を有効活用できます。

もしそんな感じでもったいないと思っているなら、是非タマネギ栽培に挑戦してみてください。


スポンサードリンク