市販されているマンゴーの種を発芽させる方法。きちんと発芽するマンゴーの選び方

南国の果物でバナナと並んで有名なマンゴーですが、マンゴーの種から芽が出て栽培できるのはご存じですか?

しかし発芽するといっても、キチンと発芽するマンゴーを知らないとお金のムダになりかねません。ただでさえ最低でも1個400~500円もしますし。

そこでしっかり発芽するマンゴーの選び方・発芽させるまでの方法を紹介するので、マンゴーを育ててみたいと思っている人はどうぞ。




発芽しやすいマンゴーの種類

まず発芽しやすいマンゴーですが、圧倒的にアップルマンゴーが一番になります。

詳しく順位分けすると

1位 国産アップルマンゴー
2位 外国産アップルマンゴー
3位 外国産ペリカンマンゴー

アップルマンゴーは赤く丸いマンゴーで、生命力が強い品種です。

種を適切な環境で栽培すれば数日で根が伸び始めて発芽します。

その中でも国産マンゴー、代表的な宮崎産マンゴーなどは熟すギリギリまで収穫しないので種も完熟(?)しやすく、うまくいけば既に根が出てる場合も。

まあ外国産アップルマンゴーでも発芽率はかなり高く、環境設定さえ間違わなければ9割以上発芽してくれます。

逆に黄色く細長いペリカンマンゴーはかなり発芽率が低いです。

個人的にはアップルマンゴーより甘く感じるので是非栽培してみたかったのですが、アップルマンゴーと同じ環境で栽培しても発芽率は1割以下という結果に…。(10数個試して根が出たのは精々1~2個)

しかもせっかく根が出ても非常に枯れやすかったです。

マンゴーに限らず国外から輸入される果物は強い紫外線を照射して殺菌されることがあるようで、これをされると種が発芽しなくなったりするそうです。

国内産ペリカンマンゴーというのはあまり見たことが無いので、こだわりがないならアップルマンゴーを選んだほうが無難です。

まあ清潔さに気を付ければ発芽率も上がるので、ペリカンマンゴーを育てたい場合は赤玉土などの清潔な土を使って発芽させましょう。

マンゴーの種を発芽させるのに重要な点

詳細は後述しますが、以下のことが市販のマンゴーの種を発芽させるのに重要な点になります。

・根の部分を傷つけない
・カビを発生させない、種を腐らせない
・寒さに注意

安定して発芽させるには、最低限これらのことに気をつけないといけません。

マンゴーの種は結構デリケートで、以上のどれかが守られないと絶対に発芽しません

毎日種の様子を見て、管理を徹底してください。

種とりから発芽まで

ではマンゴーの種とりから発芽させるまでのやり方を紹介します。

種が発芽するのは20℃以上

マンゴーの種が発芽するには温度が20℃以上必要です。

安定して発芽させたいなら25℃以上は欲しいところ。

そのためマンゴー栽培をしたいなら最低でも春先あたりからチャレンジし始めましょう。

・・・まあ冬でもヒーターなどで20℃以上の環境を整えられれば大丈夫ですが、その分光熱費などがかかることは覚えておきましょう。

まず殻から種を出す

マンゴーを食べた人ならわかるでしょうが、マンゴーの真ん中に固い殻状の種があります。

実際に発芽させたいマンゴーの種はこの殻の中にあります。

そこで殻から種を出すことになりますが、無計画に殻を切ろうとすると種ごと真っ二つにしかねません。

切る場所は殻の端の薄い部分。ここを縦に切ります。

種の本実がある場所はふっくらしているので、左右の端の薄いほうを切りましょう。

あとは切ってできた穴を慎重に広げつつ、中の種を傷つけないように殻を割ります。

ここは絶対傷つけない

固い殻からマンゴーの種を出す最中や栽培する作業の間、根が出る部分は絶対に傷つけないように作業しましょう。

この部分です。

この部分に傷がつくと根が出なくなったり、根が出ても腐ったり取れやすくなってしまいます。

よく見ると根っこの先っぽのような部分があるのがわかると思います。

どんな栽培の仕方をするにせよ、ここを傷つけないよう慎重に作業しましょう。

①水耕栽培で発芽させる場合

マンゴーの種を発芽させるための方法の1つが水耕栽培になります。

小学校のときなどにチューリップの球根を水につけて栽培した人もいるでしょうが、あれと同じ要領です。

直接土に植えてもいいですが、もし土がかなり汚れていたりすると種のまわりにカビが発生しやすくなり、種が腐ってしまうことも。

しかし水につけておけばカビは発生しないので、カビによる種の腐食を防ぎやすくなります。

ただ注意したい点がいくつか。

1つ目が種全体を水につけない
2つ目が最低1日1回水を変える
3つ目がホコリが入らないようフタをする

種全体を水につけてしまうと種が呼吸できません

そのためある程度は種が空気に触れるようにしないといけません。

そして一番重要なのが、1日に最低でも1回は清潔な水に取り換えることです。

種を水につけておくと徐々に色が変わり茶色っぽく汚れていきます。

このまま水を汚れたままにしておくと種が腐ってしまうため、常に水をキレイな状態で保つことが種から根を出し発芽させることのコツになります。

フタを被せるのはホコリといった雑菌が入らないようにするためです。

例え土植えするにしても、すぐに植えるとこの汚れが土につきカビの原因になります。

土植えをする場合でも水がキレイになるまでは水につけて汚れを落としたほうがいいです。

②赤玉土

 


発芽させる方法として赤玉土を使う方法もあり、水耕栽培がやりにくいと感じる人ならこちらがオススメです。

水耕栽培の最大の欠点の水が汚れるという部分ですが、赤玉土を使えばさほど気にせず栽培できます。

赤玉土は保水性と清潔さがあるため、水耕栽培のように水に浸しておく必要は無くなります。

気温が温かくなってくると加速度的に水の汚れも増えていくので、夏場に差し掛かったような気温ならこちらのほうが成功率が高いです

注意点としては

・水を入れすぎない
・ホコリが入らないようフタをする
・植え替え時

赤玉土は保水性がかなり高いため、水を含んで湿気させてしまえばそれだけで数日くらいは持ちます。

元々清潔なのでホコリが入らないようにしてしまえば、あとは発芽するまで放置していても大丈夫なことは多いです。(それでも毎日チェックはしましょう)

あと植え替え時に根を傷つけないようにしましょう

赤玉土は隙間が多いため通常の土のように固くなりません。

おまけにマンゴーの根は細分化しにくいので普通に抜こうとすると一気に引っこ抜けてしまうため、根を痛める可能性があります。

せっかく生えた根がちぎれてしまうと一気に枯れやすくなるので、植え替え時には注意しながら作業しましょう。

できれば種は縦にする

水耕栽培にしろ土植えにしろ、種は縦にして発芽させましょう。

マンゴーの種は平たいのでそのまま横にしてしまいがちですが、種が横のまま発芽すると根と茎が捻じれて成長してしまいます

このまま成長してしまうと重心が安定しなくなり、苗が倒れやすくなったりします。

安定して成長してもらうためにも、芽(茎)と根がまっすぐになるように発芽させましょう。

水耕柴葉で種を縦にして発芽させるため、こういったものを自作して種を置いて栽培してます。

細長いプラスチックの板を用意して、こうして容器の左右にひっかけてぶらさがるように折り曲げたら、種を水に浸かるように置けば完了です。

プラスチックでつくれば水が汚れる原因にもなりにくいので、ペットボトルなどのプラスチック製品を利用してちょうどいい器具をつくってみましょう。

土植えの場合は最初に縦植えにしてしまえばそのまま縦に発芽するので、途中で倒れたりしないように植えましょう。

数日すれば根が伸びる

早いと栽培し始めて2~3日で、見てわかるほどに根が伸びるようになります。

この出た根が折れると二度と生えてこないので、細心の注意を払って作業します。

根が出始めてから1~2週間で芽が出始めるので、ここを乗り越えれば半分以上成功したも同然です。

発芽

マンゴーが発芽すると、こういった感じで芽が出てきます。

根が出た上の部分が左右に割れ、その間から小さな芽が出てきます。

根と同様に折れると二度と生えてこないので、この出た芽も折れないように注意して栽培していきましょう。

(水耕栽培の場合)ある程度成長するまでは土植えしない

水耕栽培で発芽させた場合、芽が10cmは成長してから土植えしたほうがいいです。

芽が出たばかりだとまだ生命力が強いとはいえないため、そんな状態で水の中から土へ植えると環境の変化に耐えられず枯れてしまうことがあります。

そのため茎が10cm以上、葉っぱが3枚くらいは出てから土植えにするとうまく根付いてくれます。

ただ植えかえる際に伸びた根っこが傷ついたり、折れたりしないように注意してください。

冬場はかならず家の中へ

わざわざ書かなくてもご存じでしょうが、マンゴーは南国の果物です。

そのためある程度成長して「苗」といえる状態になっても、冬場はかならず外より暖かい家の中に入れるようにしましょう。

うまく種から発芽しても、1年の温かい時期の間では30~40cmくらいにしか成長しません。

この状態で冬場に外に出しっぱなしでは当然枯れてしまいます。

せっかく育てたのに冬の間に枯れてしまっては元も子もないので、苗の管理はしっかりしましょう。

余談:噂のマンゴー切り

完全に余談ですが、マンゴーを四角くカットする方法も書いておきます。

まずマンゴーを縦に三枚おろしに(?)します。

真ん中の数cmは種の部分で切れないので、そこを避けるように切ります。

あまりに種の部分に近いと果肉が固くなっていくので、少し余裕を持って切ったほうがいいです。

そしたら切った左右のマンゴーの実にグリッド状に切れ目を入れます。(下の皮まで切らないように注意!)

少し慣れが必要ですが、文字通り薄皮一枚残して切れ目を入れるとキレイな見た目になります。

あとは実の下の皮の部分から上に押し上げて、実が盛り上がれば完成です。

マンゴーをデザートにして盛り付けする場合、こうして四角くなったマンゴーにすると見た目的にいいかと。

…まあ私は面倒なのでスプーンで掬うようにして食べてますが

最後に

とりあえずいくつものマンゴーの種を発芽させようとチャレンジした結果を書いてみました。

一番の難所は

種が腐らないようにする
冬場の管理

この部分でした。

あと種とりのためのマンゴー代もバカになりません。

安くても1個400円はするので、失敗するとその分ムダ金になってしまいますし。

ペリカンマンゴーをどうにか発芽させようとして、総計10個以上ムダにしてしまったのは財布にかなり痛かったです。

…まあそのかわり発芽率がかなり低いことはわかりましたが。

皆さんもマンゴーの代金と時間をムダにしないよう、細心の注意を払って栽培しましょう。