食べることができる食用多肉植物「グラパラリーフ」。実際に食べてみての食感や栄養価

多肉植物といえばサボテンが代表的ですが、そんな中でも「食用」として販売されている種類は少ないです。

今回は一時期テレビでも取り上げられた、食べるとことができる多肉植物「グラパラリーフ」について紹介していきます。




グラパラリーフとは?

正式名称は「グラプトペタルム・パラグラエンセ(Graptopetalum paraguayense)」といい、縮めて「グラパラリーフ」と呼ばれています。

ホームセンターなどで観葉植物として売られている「朧月(おぼろづき)」と同じ品種になります。

ただし食用で売られているものは食べやすいよう品種改良されたものなので、同じだからといって観葉植物の朧月を食べるのはオススメしません。

産地、というか原種の生息域はメキシコあたりで、他の多肉植物と同様に肉厚で多くの水分を含んでいます。

実際に食べてみた感想

グラパラリーフを実際に食べてみた感想としては、シャキシャキしていて酸味がある感じです。

グラパラリーフの別名として「はりんご(葉リンゴ)」という呼び名がありますが、味は本家のリンゴには及ばないものの、それに近いような感じはします。

そこまで強いクセのようなものはほぼなくあっさり風味なので、どんな人でも問題なく食べられると思います。

r食べられる部分は葉っぱの部分ですが「多肉」の名の通り肉厚なので、野菜と果物の中間といった感じです。

ただそこまで濃厚な味があるわけでもないので、グラパラリーフの食べ方でよく勧められるサラダに混ぜて食べる方法などを取るといいです。

まあクセがあまり無いので、単品のままでも結構食べれると思います。

栄養価

グラパラリーフにはいくつか多くの割合で含まれている栄養があります。

特にミネラル分やビタミンが多く含まれているので、それぞれ紹介していきます。

カルシウム

意外でしょうがグラパラリーフにはカルシウムが多く含まれています。

それこそ成長した4cmほどのグラパラリーフ4~5枚ほどでコップ一杯分の牛乳に含まれるカルシウムが摂れるそうです。

一日に必要なカルシウム摂取量は、大体700~800mg。

牛乳一杯のカルシウムは230mgなので、グラパラリーフ1枚でおよそ50mgほど。

一日に必要なカルシウムのおよそ15%を摂れる計算になります。

昨今さほど歳を取っていない人でも問題になっている「骨粗しょう症」。

知っての通りカルシウム不足で起きる症状ですが、カルシウム摂取に最適な牛乳でも高齢になると飲みにくいと感じる人もいると思います。

グラパラリーフはあっさりした野菜のように食べれるので、どんな人でも食べやすく、カルシウム摂取にはもってこいです。

※ただカルシウムを摂りすぎると「高カルシウム血症」という弊害が出ます。

普段の食事と合わせて1日2500mg以上のカルシウム摂取量にならないよう食べ過ぎには注意しましょう。

マグネシウム

血圧や神経の安定に役立つマグネシウムも、グラパラリーフは多く含んでいます。

量としては、マグネシウムを多く含む野菜の「ホウレンソウ」や「モロヘイヤ」と同じかそれ以上含まれるそうです。

100g換算でホウレンソウが約40mg、モロヘイヤが約50mgとそれに近いマグネシウム量を含んでいることになります。

ビタミン各種

身体をつくるために必要になるビタミンB群も多く含んでいます。

「身体をつくる」と書いたとおり、ビタミンB群は筋肉・皮膚・血管といった部分の細胞をつくるのに必要になる栄養です。

つまり美白・美肌効果や、マグネシウムと併せて血行促進効果、疲労回復効果など多くの効能を期待できます。

野菜のようなものなのでカロリーも少なく、太る心配もないので遠慮なく食べられます。

必須アミノ酸

人に限らず動物が生きるのに必要な栄養素の「タンパク質」。それを分解してできるのが「アミノ酸」です。

アミノ酸の中には人の体内で作り出せる種類もありますが、必須アミノ酸は何かを食べないと摂取できない種類のアミノ酸です。

アミノ酸の元になるタンパク質からわかるでしょうが、大抵は乳製品や肉類から摂取するものです。

しかしグラパラリーフにはこの必須アミノ酸も含まれているため、上記のミネラルやビタミンと併せて、生きるのに必要な多くの栄養を摂取できます。

グラパラリーフの食べ方

グラパラリーフはできるだけ生のまま食べたほうがいいです。

そもそも火を通さなくてもそのまま食べられますし、ビタミンなどは高温になると壊れてしまったりします。

リンゴなどの果物のようにそのまま食べるのが基本です。

料理にかける手間や栄養価を考えると、特に調理せずに食べるのがベストになります。

オススメされるのはサラダなどに混ぜて食べる方法です。

サラダすら用意するのが面倒ならそのままでもいいですし、少し味気ないようならドレッシングをかけてもらえればいいです。

購入方法

「食べる」グラパラリーフ

食べる前提で商品となっているグラパラリーフは一般のスーパーなどではほぼ流通しておらず、ネットショップなどの通販で購入することになります。

ワンカップ200gくらいの量から1kg単位で売っている場合もあります。

葉っぱの大きさでも(大)や(小)と分かれていることもありますが、特に味に変化は無いので好きなサイズで購入してもOKです。

いくつか販売しているショップ(農園)があるので、お値段や量などを考えて、いくつかショップを見て回りましょう。

ちなみに私は「ベジプロモ」のグラパラリーフを購入しました。

250g(グラパラリーフ15枚くらい?)で1000円ほどと、量の割に値段も安めでお試しで購入するには最適かと。

「育てる」グラパラリーフ

普通の野菜のように苗の状態でもグラパラリーフを購入できます。こちらもネットショップなどの通販で購入することになります。

種まき用のポットにチョコンと生えた小さくかわいいグラパラリーフの苗になります。

一足飛びで早く栽培したい人はこちらを購入しましょう。

グラパラリーフは多肉植物の例に漏れず生育がかなり遅いです。

一から小さな苗の状態にするのにも2~3か月くらいはかかるので、栽培期間の短縮をしたいなら苗を購入するのをオススメします。

最後に

これで簡単にですが、食べれる多肉植物「グラパラリーフ」の紹介を終わります。

スーパーやホームセンターでも取り扱っていない野菜や果物は多くありますが、グラパラリーフもその一種です。

冒頭でも書きましたがホームセンターで売っている同種の「朧月」はあくまで観葉植物です。

同じ形の葉っぱだからといって安易に食べようとせず、しっかり食用として安全なグラパラリーフを食べるようにしましょう。