《WordPress》ショートコートの自作・呼び出し方。文章やプログラムを一発で処理
記事を書いていると、同じ内容の文章やプログラムを書く場合があると思います。
長ったらしい内容のものだと書くのが面倒だったり、あとで直したいときに非常に面倒なことになります。
しかしショートコードを作って呼び出すようにすれば記事内の書く手間も省け、あとで直す場合も一か所だけなので非常に楽です。
今回はショートコードの作り方・使い方を簡単に紹介します。
ショートコードを使う利点
まずはショートコードを使う利点。
「こういうことが多い」という人におすすめです。
同じ内容を何度も書かずに済む
ショートコードを使えば、同じ内容の文章などを何度も記述せずに済みます。
定型文のような文章を何度も記事中に書く場合、少々面倒に感じることもあると思います。
例えば、記事冒頭に毎回同じ挨拶を書いたりする人など。
そんなときショートコードとして文章などを作っておけば、ショートコード名だけ書けばいいので時間や手間の短縮ができます。
長い内容になればなるほど・使う頻度が多いほど利便性が増えるので、そういったことが多い人はショートコードを使ってみるようにしましょう。
あとで内容を直したい場合に便利
ショートコードの内容を変えれば各記事の表示を一括で変えられます。
例えば「皆さん こんにちは!」といった内容を毎回記事に書いていたとします。
その内容を「皆さん こんにちは! 当ブログへようこそ!」と書き直したい場合、全記事を書き直す必要が出てきます。
しかしショートコードで文章を表示するようにしておけば、ショートコードの内容を変えるだけで全記事の表示していた内容を変えられます。
多くの記事で同じ内容を表示している場合、手直しする手間を大幅に省いてくれるのでとても便利です。
プログラムコードといったものも使える
ショートコードはプログラムでできたコードも呼び出せます。
文章だけでなく、こうしたプログラムコードも呼び出せるので使う人によっては幅広い使い方があります。
これはアドセンスといった広告コードも同様に扱えるので、頻繁にコードを書いているようならショートコードで表示させることもできます。
コードといったものは同一のものを使う事が多いので、長いコードを書くのが面倒な人もショートコードを覚えて使ってみましょう。
ショートコードを書く場所は「function.php」
では実際にショートコードを作る方法ですが、ショートコードは「function.php」内に書きます。
では試しに「bunshouA」なんて名前のショートコードを作ってみます。
function bunshouA_text(){
return 'どうも こんにちは! 当ブログへようこそ!';
} add_shortcode('bunshouA','bunshouA_text');
これでショートコード作成は終了です。
呼び出す内容は「return '~’;」の「~」に書けばOKです。
ここで注意したいのが「ショートコードの関数名」と「実際に記事中に書くショートコード名」です。
ショートコード作成が初めてだとよくこんがらがります。
「bunshouA」というのが実際に記事中などに書くショートコード名。
「bunshouA_text」は「function.php」内で使うためだけの関数名です。
簡単な内訳としてはこうなります。
function 関数名(){
return '呼び出す内容';
}
add_shortcode('ショートコード名','関数名');
「function 関数名」と「add_shortcode」内に書いた「関数名」は同じ名前を設定します。
「ショートコード名」が実際に記事中などに記述することになるプログラム名です。
広告コードといったものなら同じように記述します。
function 関数名(){
return '広告コード';
}
add_shortcode('ショートコード名','関数名');
同じように「’ ’」にコードを記述するだけなので、文章などと同様に使えます。
※ブログ内容が壊れる危険性を無くすため、子テーマを作ってから作業しましょう
実際にショートコートを呼び出してみる
では実際にショートコートを呼び出す方法になります。
ショートコードを書く場所によっては書き方が異なるので注意しましょう。
記事中・ウィジェットで呼び出す方法
WordPressの記事作成画面(テキストエディタ)や、ウィジェット内でショートコードを呼び出す方法です。
記事・ウィジェットのテキスト内にこう記述します。
[bunshouA]
これだけです。
[]内に作成したショートコード名を書くだけでショートコードの内容が表示されます。
phpファイル内で呼び出す方法
「single.php」などのphpファイル内でショートコードを呼び出す場合、少々書く内容が増えるので注意してください。
<?php echo do_shortcode('[bunshouA]'); ?>
phpファイル内でショートコードを呼び出す場合、このように記述する必要があります。
※phpファイルに書き込む場合、子テーマを作ってから書くようにしましょう。
最後に
簡単にですが、これでショートコートの使い方の紹介を終わります。
ショートコードは人によっては色々なことに使えます。
文章やコードといった管理をしたい場合もショートコードを使えないか試してみましょう。