電動アシスト自転車の選び方。通勤用・買い物用での注意点!

2021年8月18日自転車自転車

自転車の漕ぐ力を軽減・補助してより走りやすくしている電動アシスト自転車ですが、用途によって適した自転車というものがあります。

傍目には一緒に見える電動アシスト自転車と思っても、しっかり説明書を読まないとかえって苦労する結果になりかねません。

これから電動アシスト自転車を使おうと思っている人は、しっかり商品のことを理解し、自分の目的にそった自転車か確認しましょう。

電動アシスト自転車の基本

いろいろと種類がある電動自転車ですが、共通している部分も多いです。

そういった中で特に知りたいであろう部分を紹介します。

アシスト距離は最低でも30km以上

バッテリーの種類にもよりますが、大抵は30km前後はアシスト付きで走行できるようになっています。

多いと70km以上もアシスト付きで走り続けられる自転車もあります。

自転車で20分くらいの距離が大体4~5kmなので、最短でもぶっ続けで2時間は走り続けることが可能です。

通勤・買い物問わず1週間に2回ほどの充電でOKなので、そこまで手間でもないと思います。

ただしバッテリーの減り具合はアシストの強弱によって変わります。

アシストの強弱

大抵の電動自転車のアシストは最小でも3段階、多いと4段階になっています。

アシスト機能は「一定の速度をラクに漕げるようにする」というもので、それぞれのモードでアシストしてくれる速度にも違いが出ます。

・低速モード…漕ぐ力の50%程のスピードをアシスト。燃費良し
・標準モード…漕ぐ力の100%以上のスピードをアシスト。標準の燃費
・高速モード…漕ぐ力の200~300%のスピードをアシスト。燃費悪し
・(アシストOFF)…アシストを切った状態

アシストが働いていると、普通に走るスピードを出すための力の半分以上を補佐してくれます。

この説明だと少々分かりにくい人もいるでしょうが、要はいつもの半分の力でいつも通りのスピードで走れるということです。

例えば標準モードで時速15kmで走ろうと思うと、時速7kmくらいのスピードで漕げば良いという計算になります。

高速モードなら例え時速5km(ノロノロ走行)の力で漕いでも、実際には時速15kmくらいの速度で走れます。

こうしたことからアシスト自転車を始めて使う人だと「いつもと同じ調子で走ったら、思った以上にスピードが出た」という感想が出ることも多いです。

ちなみに商品紹介でデカデカと「○○km走行可能!」と書かれていると、大抵は低速モードでの数値になります。

基本的にアシストは漕ぐのに負担を感じだらONにするもので、楽々漕げているならOFFにするのが基本です。

大抵は漕ぎ始めや坂道でアシストをONにし、トップスピードになったらOFFにする、という使い方になります。

こうすれば燃費も良くなりますし、バッテリーの節約にもなります。

充電時間は4時間前後

バッテリーの充電時間は、容量にもよりますが大体4時間くらいでフル充電できます。

ただやはり走行距離が長いほど充電時間も長く、30kmくらいなら2~4時間、50km以上なら7,8時間はかかります。

それでも寝ている間に充電できる時間なので、通勤用にしろ買い物用にしろ、帰宅してからでも十分に充電可能です。

容量が少ないほどこまめに充電する必要があるため、長距離を走行する予定なら長時間アシストできるバッテリーの自転車を選びましょう。

自転車のタイプは3種類

電動アシスト自転車にも形状のタイプがあり、それぞれで特性も違ってきます。

・ママチャリ型
・クロスバイク型
・折り畳み型

ママチャリ型は買い物用のアシスト自転車として設計されており、頑丈で物を運ぶのに適しています。

クロスバイク型は自転車パーツが少ない代わりにスピードが出やすい設計で、通勤用として使えます。

折り畳み型は収納性が高く、自転車を置けるスペースが無い人におすすめです。

一般的なのはママチャリ型と折り畳み型で種類も多いです。

ただ折り畳み型は小さめの設計なのでバッテリーの容量が少なめで、30km前後くらいが基本容量になってます。

電動アシスト自転車で注意したいこと

ここからはアシスト自転車を購入する前に絶対に知っておきたいことを紹介します。

これを知っておかないと料金10万円くらいがムダになる可能性もあるので、しっかり理解しておきましょう。

バッテリーは「リチウム」か「鉛」か

アシスト自転車を購入する際の重要な点として、バッテリーの種類を確かめましょう

バッテリーには使われている材料によってタイプがあり「リチウムバッテリー」と「鉛バッテリー」があります。

・リチウム…容量が少なく標準的。追加充電可能
・鉛…容量が多く長距離走行が可能。追加充電不可能

追加充電とはバッテリーが残っている状態で充電しても大丈夫か否か。

走行距離はアシスト自転車を選ぶ基準にもなるため、長距離メインで選ぶ人も多いと思います。

そこで注意したいのが鉛バッテリーの場合。

鉛バッテリーではバッテリー切れかそれに近い状態じゃないと充電しない方が良いです。

例えば、もし半分ほどバッテリーが残っている状態で充電すると、バッテリーの寿命がかなり減ってしまいます。

そのためバッテリー切れか、それに近い状態になるまで使い続けないといけないデメリットがあります。

こうした特徴から、電池切れの調整がしやすい短距離走行を繰り返す人なら鉛バッテリーを。

こまめに充電してバッテリー切れを防ぎたい人はリチウムバッテリーを使いましょう。

購入の際には走行距離だけでなく、バッテリーのタイプも確かめるのも忘れずに。

速度調整と時速24kmオーバー

アシスト自転車は速度が出しやすいのは確かですが、速度調整がかかっているのは知らない人もいるのでは?

アシストは漕ぐ際の負担分だけするようになっており、それ以上の速度ではアシストは働きません。

アシストが効く速度は時速10~24kmまでで、時速24kmになるとゼロになります。

自転車はスピードが出始めると負担が少なくなるため、漕ぎ始めではかなりのアシストがかかりますが、トップスピード付近になるとアシストが無くなるようになってます。

これは時速24kmオーバーになるのを防ぐため

道路交通法で「電動アシスト自転車のアシストが効くのは時速24kmまで」となっており、これ以上のスピードは危険とされています。

ただ自転車そのもののスピード限界は時速60kmとなっているため、スピードを出すこと自体は違法ではありません。

…まあ普通のママチャリの平均速度が時速15km前後、アシスト自転車は時速17km前後らしいので、そこまでの速度はなかなか出ないとは思いますが。

とりあえず「アシスト付きは時速24kmが限界」と覚えておきましょう。

フルアシスト・フル電動に注意

電動アシスト自転車の中には「フルアシスト」「フル電動」と、完全に自走できる自転車もあります。

が、これらの自転車では公道を走ることはできません

漕がずに完全に自走できる自転車は「原動機付自転車」とされ、スクーターやバイクと同じ扱いになります。

そのため走るにしても原付免許が必要になります。

商品紹介のイメージで「買い物・通勤に便利!」なんて書かれていて、いざ購入してみたら免許が必要だったなんてトラブルもあるそうです。

中にはアシストとフルの両方が付いている自転車もあるため注意が必要です。

かならず「アシストのみ」か「フル」かの確認をしてから購入しましょう。

自転車の重量

アシスト自転車は普通の自転車に比べて重くなっていることが多いです。

バッテリーだけで数kg、自転車本体で20kgオーバーで計30kg近い重量の自転車も珍しくありません。

普通のママチャリが15kg前後なので1.5~2倍の重量になります。

これはアシスト付き前提で走るのと、自転車を頑丈にするために重い素材が使われていることが多いため。

もしバッテリー切れになると20kg以上の自転車を漕ぐことになるので、走行中にバッテリー切れにならないよう注意しましょう。

もちろん車体重量が軽いほど速度が出やすく、バッテリーの節約にもなります。

車体フレームに軽めの素材を使っているアシスト自転車もあります。

余裕があるなら車体重量も確かめるようにしましょう。

バッテリーの節約

アシスト自転車で走行する際には、バッテリー切れが最も注意すべき点。

そこでできるだけバッテリーを節約する簡単な方法を紹介します。

アシストは漕ぎ始めと坂道以外で使わない

アシストを効かせるのは、負担が多い漕ぎ始めと坂道にしましょう。

あるいは向かい風の時など。

アシストの効果は漕ぐのが大変な時ほど効果が高く、スピードが出ている間はアシストを切っても問題ありません。

スピードが出ている間はアシストを切っておけば、バッテリーの消耗も少なくなります。

長距離走行で一定のスピードで走っていられるなら、要所のみでアシストを効かせてみましょう。

いっそパーツを外す

使わない自転車パーツがあるなら、いっそ取り外して車体を軽くしましょう。

例えば普段使わない人もいるだろう後部の荷台ですが、これだけでも2~3kgはあります。

使わないのにつけていると、その分の重さで漕ぐのが大変になったり、バッテリーも減りやすくなります。

大きなカゴが必要無い人なら小さめのカゴに取り換えることもできます。

これだけで数kgは軽くできるので、使っていないパーツがあるなら取り外してしまいましょう。

タイヤの空気圧

普通の自転車でも同じですが、タイヤの空気圧を適切に保ちましょう

圧が減ってくると漕いでも力が伝わりにくくなるため、その分アシストが働いてしまいます。

少し減っただけでも長距離走行だと馬鹿にならない負担量になります。

しかし空気を入れすぎてパンパンにすると、ゴムチューブに余計な負担がかかってパンクの原因にもなります。

適切な量の空気さえ入れておけば解決する問題なので、日頃から走る前にタイヤを触って確かめておきましょう。

充電は忘れずに

どんなアシスト自転車を使うにしろ、走行距離分の充電は最低限しておくクセはつけましょう。

アシストが無いのはもったいないですし、20kg以上の自転車を漕ぐのもキツイでしょう。

使い方を間違えなければ快適に走れるのが電動アシスト自転車です。

しっかりと自分に合った自転車を選んで、通勤や買い物をラクにしましょう。